NCTジェミン、SNSで近況公開 秋の広告や始球式でも活動
写真: ジェミン — Na Jae-min / Public domainNCTのジェミン(ナ・ジェミン、25)が2026年9月17日、自身のインスタグラムに1枚の写真を投稿し、ファンに久しぶりの近況を伝えた。掲載されたのは、暗く照明を落とした室内で腕を交差させ、指でVサインをつくるジェミンの姿だ。明るい色のトップスを身につけ、カメラに顔を向けて正面を見つめている。周囲が比較的暗く演出されているぶん、光を受けた顔と手の動きが際立ち、写真1枚でも存在感が伝わる構図になっている。添えられた言葉は「オランマニヤム(お久しぶり)」という短い一文だけ。飾らない挨拶が、しばらく個人での発信が途絶えていた時間をそのまま埋めるかたちとなった。
ジェミンにとってインスタグラムは、日常や思いを共有する主要な窓口のひとつだ。写真や映像、文章を投稿するほか、アーティストとファンがメッセージをやり取りできるサービス「Dear U bubble」も活用し、こまめにファンと接点を持ってきた。公式ファンダムである「NCTzen」を「シズニ」という愛称で呼び、愛情を表してきたことでも知られる。シズニとNCT DREAMの組み合わせについては「どちらも欠かせない組み合わせ」と語ったことがあり、ファンダムに向けたメッセージを繰り返し発信してきた、いわゆる疎通型のアーティストとして位置づけられている。今回の投稿も、そうした日常的なやり取りの延長線上にあるものだ。

ジェミンは2000年8月13日生まれ。NCTおよびNCT DREAM、さらにユニットのNCT Uで活動している。グループとしてのデビューは2016年、NCT DREAMのデジタルシングル「Chewing Gum」だった。以降、「We Go Up」「맛(Hot Sauce)」「Glitch Mode」「Beatbox」「Candy」「Broken Melodies」「ISTJ」など、幅広い楽曲でステージに立ってきた。NCT DREAMは現在、マーク、ロンジュン、ジェノ、ヘチャン、ジェミン、チョンロ、ジソンの7人体制で活動中。そのなかでジェミンはセンター兼サブラッパーというポジションを担い、タイトル曲の冒頭のラップを任されたり、作詞に参加したりすることで、チームのパフォーマンスと音楽的な色合いを広げてきた。
音楽活動と並行して、演技の仕事にも取り組んできた。JTBC4のウェブドラマ「君を嫌いになる方法」ではハン・デガン役で主演を務め、青春群像のなかの人物を演じた。この作品では2020年の第6回ソウルウェブフェスト映画祭で男優主演賞を受賞している。また、V LIVEのドラマ「エイティーン」には学生役でカメオ出演し、同世代を描いた学園ものでも自然な姿を見せた。
バラエティや放送の分野でも着実に経験を重ねている。tvN「私の英語思春期100時間」では英語学習とそれに伴う成長の物語を見せ、チャンネルA「一緒にやる? GG」ではゲームとバラエティを組み合わせた形式の番組に参加した。音楽番組では、MBC「ショー!音楽中心」とKBS 2TV「ミュージックバンク」でスペシャルMCを担当し、進行役としての手腕も披露している。韓国の音楽番組では、レギュラーMCが不在の回や特別編成の際にアイドルがスペシャルMCとして起用されることが多く、トークや進行の力量を測る機会にもなっている。
近況の投稿に先立ち、ジェミンはいくつかの現場に姿を見せていた。ひとつはデニムのカジュアルブランドと組んだ秋シーズンのルックブック広告だ。「FALL IN FRAME(フォール・イン・フレーム)」というコンセプトで公開されたこのグラビアで、ジェミンはデニムパンツを軸に、軽量のパディングやフリース、スウェットシャツ、ニットウェアなどを組み合わせ、日常のなかで着られる自然なスタイリングを見せた。カジュアルでありながら洗練された秋のルックを完成させ、公開後に話題を集めている。
もうひとつは野球場のマウンドだった。ジェミンは9月6日、ソウル・高尺スカイドームで行われたKBOリーグ、NCダイノス対キウム・ヒーローズ戦に始球式の投手として登場した。初めての始球式を前に、ジェミンは「今年ドラマ『ワインドアップ』に出演し、野球というスポーツに大きな魅力と関心を持つようになった」と語り、「キウム・ヒーローズの始球式を通じて、ファンの皆さんと直接野球場で一緒に過ごせることを光栄に思う。初めての始球式なので緊張するが、良い姿をお見せできるよう全力で投げたい」と意気込みを述べた。実際にマウンドからボールを投げ、球場に足を運んだファンとともに特別な思い出をつくった。韓国では人気歌手や俳優が始球式に招かれるのが定着しており、出演作の縁で登板するケースも少なくない。
そのきっかけとなったのが、2026年放映作のドラマ「ワインドアップ」である。ジェミンは同作でテヒ役を演じ、主演を務めている。野球を題材にした作品で、スポーツと青春をまたぐ物語のなかの人物を演じており、音楽ステージの外でも存在感を広げる場となっている。始球式でのコメントからは、この作品への参加が実際に野球というスポーツそのものへの関心につながったことがうかがえる。作品での縁が球場での登板に結びついた形だ。
さらにさかのぼると、ジェミンは「2025 SBS歌謡大典:Golden Loop」でMCを務めていた。韓国では年末に地上波各局が大型の音楽特番を編成するのが恒例で、その進行役はアイドルにとって注目度の高い仕事のひとつだ。その後はグループのアルバムや公演に加え、ユニット活動、そしてドラマ出演までを並行し、多方面で活動を続けている。今回の写真1枚の投稿は、そうした慌ただしい日々の合間に差し込まれた、ファンとの短い挨拶だったといえる。
NCTは複数のユニットが並行して動く体制を取っており、日本の読者にはNCT WISHの活動も馴染み深い。関連する動きとしては、NCT WISHのユウシが2026年9月5日に台北で開かれたグループのファンミーティングで、楽曲「U」のカバーステージを披露している。この日のパフォーマンスは、会場に足を運んだファンが撮影したいわゆる「直カム(ファンカム)」映像としてYouTubeに公開された。映像は「𝙘𝙤𝙘𝙤」というチャンネルが4K画質で投稿したもので、タイトルには「260905 엔시티위시 유우시 'U'(COVER.) 직캠 NCTWISH YUSHI FANCAM @ FANMEETING [六位王子都想娶我?] IN TAIPEI」と記されており、公開後に再生数を伸ばしている。ジェミンの今回の投稿と同様、公式の発表だけでなくSNSや動画プラットフォームを通じた発信が、ファンにとって近況を知る重要な経路になっていることを示す例でもある。






