BESTie「恋愛の条件」がMelon TOP100入り、発売13年で逆走続く
写真: BESTie — demical / CC BY 2.0 kr4人組ガールグループBESTie(ベスティ)が2013年に出した「恋愛の条件(Love Options)」が、韓国最大の音楽配信サービスMelon(メロン)のTOP100チャートに入った。9月28日午前9時の時点で64位まで上がっている。リリースから13年たった曲が再びチャートを上っていく、いわゆる「逆走」の勢いが一段と強まった。韓国メディアのスポーツ京郷が2026年9月29日に報じた。
韓国の音楽ファンは、発売から時間がたった曲が後になってチャートを上っていく現象を「逆走(역주행)」と呼ぶ。「恋愛の条件」はここ最近、その代表的な例として取り上げられている。今回のMelon TOP100入りは、韓国国内の主要な配信チャートで結果が出たことを示す節目といえる。

好調なのはMelonだけではない。Apple Musicの韓国TOP100では7位に入った。YouTube Musicの週間TOP100では少しずつ順位を上げ、20位に届いた。シンガポール、ベトナム、台湾のTOP100にもランクインしており、韓国の外でも存在感が増している。
海外での反響を示す数字はほかにもある。世界的な音楽検索プラットフォームのShazam(シャザム)では、先に韓国チャートで1位を獲得した。その後、タイとベトナムのチャートでも同時に1位になった。iTunesの台湾チャートでは11位に入っている。特定のサービスだけで盛り上がっているのではなく、アジアの複数の地域と複数のプラットフォームで、同時に聴かれる曲が増えている形だ。
累計の数字も伸びている。YouTube Musicでの累計ストリーミングは3,300万回を超え、ミュージックビデオの再生回数も1,930万回を突破した。国内外のリスナーから大きな反応が集まっていることが、数字にはっきり表れている。
今回の逆走のきっかけになったのが、短い縦型動画のショート動画だ。この曲を使って作られたコンテンツは、YouTubeショートで3万本、TikTokで約57万本、Instagramリールで約4万本にのぼる。どのサービスでも安定して広がり続けていて、ショート動画で曲を知った人が配信サービスでフル尺を聴く、という流れがチャートの順位に反映されているようだ。
これまでの流れを振り返っておく。当サイトは9月22日、「恋愛の条件」がYouTubeの韓国デイリー・ショート人気曲チャートで2位、週間ショートチャートで11位になったと伝えた。当時の報道は韓国メディアのスターニュースによるもので、この反響を受けて元メンバーのヘヨンとダヘがそれぞれSNSで喜びを伝えたことも紹介した。それから約1週間で、ショート動画のチャートからMelon TOP100やApple Music韓国TOP100といった主要な配信チャートへと舞台が広がった。ショート動画で火がついた人気が、一般の音楽チャートにまで届いた経緯がこの時系列から読み取れる。
「恋愛の条件」は、理想のタイプに求める条件を率直かつ機知に富んだ言葉でつづった歌詞に、軽快なメロディーを組み合わせた曲だ。BESTieらしい明るく弾むような魅力がそのまま詰まっている。最近は、一度聴けばすぐに分かるサビと耳に残るメロディーがあらためて注目されている。当時この曲を聴いていたファンだけでなく、初めて耳にする新しい世代のリスナーも引き寄せている。
コンテンツを見聞きした人たちからは、さまざまな言語で好意的な声が上がっている。「今聴いても古くさくなくて良い」「曲が良いから時間がたっても注目されるんだと思う」「2世代K-POPの帰還」「もう13年もたったなんて信じられない」「今も中毒性があって新鮮」といったコメントが寄せられており、世代も国境も越えて曲が受け入れられている様子がうかがえる。
日本の読者向けに補足すると、MelonはスポーツメディアのスポーツSが「国内最大の音源プラットフォーム」と表現するように、韓国の音楽チャートを見るうえで最も基本となるサービスだ。そのTOP100に、13年前の曲が新曲と並んで入るのは異例といえる。また、Shazamは流れている曲を検索して曲名を調べるためのサービスで、そこでのランキングは、どこかで耳にした曲を「これは何の曲だろう」と調べた人が多かったことを示している。韓国、タイ、ベトナムでShazamの1位になったことは、ショート動画などで曲を耳にした人たちが実際に曲名を探したことの表れとして読み取れる。
曲そのものの新しい情報が出たわけではない。13年前の一曲が、ショート動画を入口に再発見され、配信チャート、検索チャート、動画の再生回数と、あらゆる指標で結果を積み重ねている。13年ぶりに再び火がついた関心がどこまで広がっていくのか、今後のチャートの動きに注目が集まる。










