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「父さんはお前を育て損ねた」KBS2『愛が来る』でクォン・ヘヒョがイ・ジュヨンを叱責

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KBS2テレビのドラマ『愛が来る』で、クォン・ヘヒョが演じる父親が、イ・ジュヨン演じる娘の暴言を厳しくとがめる場面が描かれた。9月20日に放送された回で、父チャン・フンテが娘チャン・ソヒョンに自らの過ちを認めて謝罪するところから始まったやり取りは、やがて父が娘の人間性そのものに苦言を呈する展開へと向かった。娘が異母きょうだいにあたるハン・ギュリムへの強い敵意をあらわにしたことに対し、父は「お前を育て方を間違えたようだ」と声を荒らげ、最後は席を立って食堂を去っていった。

場面の発端は、チャン・フンテによる謝罪だった。彼は「父さんが全部悪かった。父さんは考えが足りなかったし、父親として、大人として顔を上げられないほど、ソヒョンに本当に申し訳ない」と頭を下げた。しかし娘のチャン・ソヒョンは、その謝罪を受け入れるどころか、申し訳ないと思うならコ・ユニ(ユン・ユソン)と離婚してほしいと要求する。謝罪を条件交渉の材料に変えてしまう娘の反応に、父は戸惑いながらも「母さんは悪いことなんてしていない」と妻をかばった。

ここからチャン・ソヒョンの言葉は一気に激しさを増していく。「どうして悪くないんですか。ハン・ギュリムみたいなのを産んだことからして間違いでしょう」と切り返し、さらに「あの女さえこの世にいなければ、私がこんな被害を受けることもなかったじゃないですか。ハン・ギュリムみたいなのなんて、この世から消えてしまえばいい」と怒りをぶつけた。相手の存在そのものを否定する、救いのない言葉だった。

これを聞いたチャン・フンテの態度が変わる。「この程度の人間にしかなれなかったのか。父さんがお前を育て方を間違えたようだ」と怒りをあらわにしたのだ。そのうえで彼は、妻コ・ユニがチャン・ソヒョンを育てるために自分の子どもたちに背を向けてきた過去を持ち出し、「せめてお前だけは、母さんに、ハン・ギュリムという人にそんなことを言ってはいけない」と諭した。娘を育てるために別の子を犠牲にしてきた母の歩みを、当の娘が踏みにじっている——父の言葉にはその痛みがにじんでいた。

チャン・ソヒョンは、父がハン・ギュリムの肩を持つのかと反発し、涙を見せる。しかしチャン・フンテは「肩を持っているんじゃない。お前の話をしているんだ。今お前がやっているこれが愛か。それなら、そんなものはやめなさい」と突き放した。娘の行為を愛とは呼べないものとして切り捨てる、厳しい断じ方だった。

そして父は最後に、最も冷たい一言を残す。「お前はムジンを愛する資格も、愛される資格もないようだ。ムジンはうまく避けたな。せめてこれが幸いだ」。そう言い終えると、彼は食堂をあとにした。娘の恋愛そのものを否定し、相手の男性が娘から離れたことをむしろ救いだと語る——謝罪から始まった父娘の対話は、和解ではなく決裂に近い形で幕を閉じた。この場面は、家族の間に積み重なってきた事情が、謝罪ひとつでは到底ほどけないことを示すものとなった。

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父チャン・フンテを演じるクォン・ヘヒョは、自らの過ちを認めて頭を下げる姿から、娘の言葉に本気で怒りをぶつける姿へと、ひとつの場面のなかで感情を大きく振り幅させる演技を見せた。謝る親でありながら、娘の暴言だけは見過ごさない大人としての立場を貫く。その両立が、この日の場面の緊張感を支えていた。一方のイ・ジュヨンは、被害者としての痛みと、その痛みを他者への憎しみに転化させてしまう危うさを併せ持つチャン・ソヒョンを演じ、涙と怒りが入り混じる難しい感情を表現した。

イ・ジュヨンは、2025年10月3日にNetflixで公開された『全てが叶うだろう』(原題:다 이루어질지니)にも出演している。願いを叶える存在であるジニと、彼と出会った女性キ・ガヨンを軸に、三つの願いをめぐって二人の関係が思いがけない方向へ動き出していくファンタジーとロマンチックコメディを掛け合わせた作品だ。物語は終始、この二人の関係に焦点を絞って進んでいく構成になっている。全13話が一挙に公開される形で配信された。

同作は主演をキム・ウビンとペ・スジが務め、脚本は『太陽の末裔』『トッケビ』などで知られるキム・ウンスク、演出はアン・キルホとイ・ビョンホンが担当した。VFXを多用した映像表現が特徴で、イ・ジュヨンはアン・ウンジン、コ・ギュピルらとともに脇を固めた。ほかにスティーブ・サンヒョン・ノも名を連ねており、特別出演も用意されている。ファンタジー色の強い配信作品での役どころと、今回の『愛が来る』で見せた地上波の家族劇における感情の濃い演技とでは、求められるものが大きく異なる。短い期間のうちに異なる質感の作品を行き来している点は、イ・ジュヨンという俳優の現在地を示すものと言えるだろう。

『愛が来る』はKBS2テレビで放送されている。韓国の地上波ドラマは、家族関係のもつれや出生の秘密といった題材を長い尺のなかで丁寧に積み重ねていく形式が根強く、今回描かれた父娘の対立も、これまでの経緯を知る視聴者ほど重く受け止める種類の場面だ。チャン・ソヒョンとハン・ギュリムの関係、コ・ユニが自分の子どもたちに背を向けてまでチャン・ソヒョンを育ててきたという過去、そしてムジンという人物との関係——この日の会話のなかだけでも、複数の因縁が同時に顔を出している。

父が娘に突きつけた「愛する資格も、愛される資格もない」という言葉は、単なる怒りの表現にとどまらず、これから娘がどう変わるのか、あるいは変わらないのかを問う投げかけでもある。謝罪が拒まれ、対話が決裂した状態から、この父娘がどこへ向かうのか。そしてハン・ギュリムやコ・ユニを含めた家族全体の関係がどう動いていくのか。クォン・ヘヒョとイ・ジュヨンの衝突を経た『愛が来る』の今後の展開に、注目が集まる。

この記事は slist.kr の報道をもとに、ハンレポ編集部が事実を確かめたうえで日本語で書き起こしたものです。

この記事に出てくる作品

  1. 全てが叶うだろうNetflix ・ 2025-10

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