写真: ペ・スジ — https://www.youtube.com/@tenasia10 / CC BY 3.0全てが叶うだろう
| 原題 | 다 이루어질지니 |
|---|---|
| 放送局 | Netflix |
| 配信 | Netflix |
| 放送期間 | 2025-10-03 〜 2025-10-03 |
| 話数 | 全13話 |
| 出演 | ペ・スジ, キム・ウビン, コ・ギュピル, アン・ウンジン, イ・ジュヨン, スティーブ・サンヒョン・ノ |
この作品について
願いを叶える存在であるジニと、彼と出会った女性キ・ガヨン。三つの願いをめぐって、二人の関係は思いがけない方向へ動き出す。ファンタジーとロマンチックコメディを掛け合わせた設定のなかで、物語は終始この二人の物語に焦点を絞って進んでいく。
2025年10月3日、Netflixで全13話が公開された。主演はキム・ウビンとペ・スジ、脚本はキム・ウンスク、演出はアン・キルホとイ・ビョンホン。VFXを多用した映像表現が特徴で、アン・ウンジン、コ・ギュピル、イ・ジュヨンらが脇を固めるほか、特別出演も用意されている。
『全てが叶うだろう』(原題:다 이루어질지니)は、ランプの精ジニと一人の女性の出会いから始まるファンタジー・ロマンチックコメディである。ランプに閉じ込められていたジニ、名をイブリス(Iblis)といい、983年ぶりに解き放たれる。彼を封じ込める原因を作ったのは、前世でキ・ガヨンだった女性の行いだった。ジニは自分を閉じ込めた相手の魂が生まれ変わるのを長いあいだ探し続け、報復の機会をうかがっていた。一方の現世のキ・ガヨンは、生まれつき感情を持たないサイコパスとして描かれる人物で、祖母の厳しい決まりごとに縛られた単調な毎日を送り、自分の内側にある感情の問題と向き合いながら生きている。そんな二人が出会い、ジニがガヨンに三つの願いを与えたことで、対立とコメディが入り混じった道行きが動き出す。物語は終始この二人に焦点を絞って進む。
主演はキム・ウビンとペ・スジ。キム・ウビンがジニ/イブリスを、ペ・スジがキ・ガヨンを演じる。ガヨンの幼少期はキム・ユンスル、少女時代はチョン・ユナが担当している。アン・ウンジンは、ある願いによって若返ったガヨンの祖母イ・ミジュ役。ノ・サンヒョン(スティーブ・サンヒョン・ノ)はリュ・スヒョン/エルジャエル役で、ジニの兄弟でありライバルにあたる存在を演じる。コ・ギュピルはジニの助手サデ役で、その正体は黒いジャガーという設定。イ・ジュヨンはガヨンの唯一の友人チェ・ミンジを演じる。脇にはガヨンの祖母オ・パングム役のキム・ミギョン、リュ・スヒョンの助手でワシミミズクに姿を変えるイレム役のウ・ヒョンジン、YouTuberの新婚男性コ・ヨンヒョン役のキム・ムジュンが並ぶ。特別出演も用意されており、運転手キム役のキム・ジフン、キム・ゲ役のダニエル・ヘニー、カルト信者役のキム・アヨン、そしてジニの元恋人ジニヤ役のソン・ヘギョが名を連ねる。VFXを多用した映像表現も特徴のひとつだ。
脚本はキム・ウンスク、演出はアン・ギルホ。企画は2023年6月14日にHwa&Dam Picturesが発表し、その時点では演出にイ・ビョンホン、主演にキム・ウビンとペ・スジという布陣だった。二人の共演は2016年の『Uncontrollably Fond』以来2度目にあたる。その後イ・ビョンホン監督が一身上の理由で降板し、アン・ギルホが引き継いだ。2024年5月にはNetflixが配信権の獲得を発表し、アン・ウンジン、ノ・サンヒョン、コ・ギュピル、イ・ジュヨンの出演が確定した。撮影は2024年10月24日にクランクアップ。同年2月にはドバイでのロケも行われている。
視聴情報は明快で、地上波やケーブルでの放送はなく、Netflixで全13話が2025年10月3日に一挙公開された。2025年2月4日にソウル・汝矣島のフェアモント アンバサダーで開かれた「Next on Netflix 2025 Korea」で2025年のラインナップとして紹介され、同日に第4四半期配信であることが告知された。10月3日という具体的な日付はポスターとティザー予告とともに8月に発表され、8月28日に第2弾ポスターとメイン予告、9月18日にさらに別の予告が公開されている。9月29日には主演陣による制作発表会が開かれ、翌日にはキム・ウビンとペ・スジがNetflix KoreaのASMRインタビューに登場。ペ・スジは歌手チョ・ヒョナのYouTube番組やシェフのソン・アンの企画にも出演して作品を紹介し、配信当日にはイ・ジュヨンとともにイ・ヘリの番組にも出ている。
日本の読者に向けて補足すると、本作は週ごとに放送を追う韓国の地上波・ケーブルのドラマとは異なり、全13話がその日のうちに揃うNetflixオリジナルの形式をとる。反響は数字にも表れており、2025年10月6日から12日の週にはNetflixの非英語シリーズ部門で最も見られた作品となり、視聴数は800万。50の国と地域でトップ10入りし、香港、ペルー、フィリピン、タイ、シンガポール、ベトナム、ドミニカ共和国など10地域で1位を記録した。Good Data Corporationの集計では、10月の最初の2週間、韓国国内で最も話題になったOTTドラマとなり、俳優別の話題性でもペ・スジが1位、キム・ウビンが2位に入っている。レビュー集約サイトRotten Tomatoesでは批評家8件のうち75%が好意的で、平均評価は5.1/10。なお、主人公にイスラム教における悪魔的存在イブリスの名を用いた点については受け止め方が分かれ、文化的な配慮を欠くという指摘や宗教的概念の娯楽利用という批判が出た一方で、キリスト教のサタンなどが同様の批判なく題材化されてきたことを指摘する声や、韓国の視聴者がイスラム文化に親しむ入り口になったと評価する見方もあった。共演陣のその後の動きとしては、コ・ギュピルが2025年11月17日開始のENA・Genie TV『UDT:私たちの町の特殊部隊』に、アン・ウンジンが2025年11月12日開始のSBS TV『ダイナマイト・キス』に、ノ・サンヒョンが2026年4月10日開始のMBC TV『21世紀の大君夫人』に出演している。








