
マンションのお仕事
| 原題 | 아파트 |
|---|---|
| 放送局 | JTBC |
| 配信 | Netflix |
| 放送期間 | 2026-07-11 〜 2026-08-16 |
| 話数 | 全12話 |
| 出演 | ムン・ソリ, チソン, ハ・ユンギョン, 朴秉恩 |
この作品について
マンションに眠る金を狙って入居者代表選挙に打って出た元やくざのボス、パク・ヘガン。ところが思いがけずマンションの不正に足を踏み入れ、その過程で英雄になっていきます。チソンがヘガンを、ハ・ユンギョンが偽の妻となる弁護士志望のカン・ハリを演じ、パク・ビョンウン、ムン・ソリらが共演します。
脚本はキム・ユニョン、演出はチョ・ヨンウォン。JTBCの土日ドラマ枠で2026年7月11日から8月16日まで、全12話が放送されました。配信はNetflixの独占で、韓国では実に多彩な住民たちの群像が話題を呼びました。
「マンションのお仕事」(原題『아파트』)は、新築マンションに隠された金をめぐって元やくざのボスが住民の輪に飛び込んでいく、犯罪コメディである。主人公のパク・ヘガンは、オアシス派のボスだった過去を持ち、現在は会社を率いる立場にある。彼がこのマンションに移り住んだのは、隠された裏金を回収するためという明確な下心があってのことだった。目的の金額は100億ウォン。父親のように慕ってきたヨンマンを救うための元手であり、そのためにヘガンは入居者代表会議の会長選挙に打って出る。ところが会長の座に近づくほど、彼はマンションに根を張った不正の構造に足を踏み入れてしまう。当初は長期修繕引当金を狙う側だった男が、物語が進むにつれてその積立金を守る側へと回っていく。狙う側から守る側へという反転が、この作品の骨格になっている。
パク・ヘガンを演じるのはチソン。少年時代のヘガンはイ・ジョンヒョンが演じている。ヘガンと関わることになるカン・ハリ役はハ・ユンギョン。大手法律事務所ウィ・パートナーズの弁護士になることを目標に掲げながら、実際には同事務所の無料相談窓口でアルバイトをしている人物で、ひょんなことからヘガンと行動を共にすることになる。ハ・ユンギョンは2024年11月開始のDisney+『江南Bサイド』、2026年1月開始のtvN『Missホンは潜入調査中』にも出演している。マンション施工会社トゥルー・バリューの代表で最上階のペントハウスに住むイ・チュンウォンを演じるのはパク・ビョンウン。穏やかな口調と柔らかな表情、そして容姿・財力・弁舌・機知を兼ね備えた人物だが、チャン・チュングムを追うヘガンと対峙する場面で冷たく鋭い一面を見せる。パク・ビョンウンは2025年3月配信開始のDisney+『ハイパーナイフ 闇の天才外科医』、同年5月配信開始のNetflix『呑金/タングム』にも出演している。ムン・ソリが演じるチャン・ソクチンは、町内のあらゆる出来事に首を突っ込まずにいられない筋金入りのおせっかい焼き。ムン・ソリは2025年3月配信開始のNetflix『おつかれさま』にも出ている。
助演陣も厚い。キム・ウォンヘが「トカゲ」、ペク・ヒョンジンが現職の入居者代表会長ソ・カンウォン、チョン・スンギルがマンション管理事務所長チェ・ヨンジェを演じる。ハリの姉カン・ハジョンにはリュ・ヒョンギョン。ほかにソン・ジユン(ルイの母)、チョン・イラン(ソジュンの母)、ファン・ヒ(チェギ)、チョン・スンウォン(キョンナム)、キム・テクらが名を連ねる。ペク・ヒョンジンの起用は2025年11月に報じられ、『悪魔判事』(2021年)以来となるチソンとの共演が話題になった。
演出はチョ・ヨンウォン。『Missing:彼らがいた』(Missing Child、2021年)でソウルドラマアワードの監督賞を受けた人物である。脚本はキム・ユニョンで、『カイスト』(1999〜2000年)、『甘い動悸』(Sweet Palpitations、2011年)、『よくおごってくれる素敵な…』ではなく『私のIDはカンナム美人』でもない『My Strange Hero』(2018〜2019年)などを手がけてきた。制作はSLLとRed Nine Picturesの共同。全12話の構成でJTBC独占放送となることは2025年後半に報じられていた。
放送はJTBCの土日ドラマ枠。2026年7月11日に始まり、8月16日に最終回を迎えた。放送時間は土曜が22時40分、日曜が22時30分(韓国時間)。配信はNetflixで視聴できる。最終回放送前には、チソンがJTBCの経営難に触れながら「厳しい時期に最善を尽くしてくれた方々に格別な思い」と終映の感想を寄せ、ハ・ユンギョン、パク・ビョンウン、ムン・ソリもそれぞれコメントを出した。
日本の読者にとっては、韓国の集合住宅事情がそのまま物語の舞台装置になっている点が入り口になるだろう。入居者代表会議の会長というポストや、修繕のために住民が積み立てる長期修繕引当金といった仕組みが、犯罪コメディの題材として真正面から使われている。多彩な住民たちの群像も韓国で話題を呼んだ。全12話と手に取りやすい長さで、Netflixでまとめて追える点も日本から見るうえでの利点である。








