キム・ジェジュン、1年3か月ぶり新曲「THE WAVE」を8月20日発売
写真: ジェジュン — Kim Jae-joong / Public domain歌手で俳優としても活動するキム・ジェジュンが、約1年3か月ぶりとなる新譜を携えて音楽活動の場に戻ってくる。新しいシングル「THE WAVE(ザ・ウェイブ)」は、韓国時間の8月20日午後6時に各種音源サイトを通じて正式にリリースされる予定だ。本人が8月14日に公式SNSでトラックリストを公開し、収録内容が明らかになった。
今回のシングルに収められるのは全2曲。タイトル曲は「Tonight(トゥナイト)」で、もう1曲は収録曲「마중길(マジュンギル)」だ。2曲だけという構成は、いわゆるフルアルバムではなくシングルという形式に沿ったもので、彼が久しぶりに提示する音楽の方向性を、無駄なくまとめて聴かせる作りになっている。
タイトル曲「Tonight」は、キム・ジェジュンのパワフルな歌唱力を土台にした一曲だという。そこに込められているのは、ファンとともに再び世の中へ歩み出していこうという抱負だ。歌手としての彼の武器がどこにあるのかを、そのまま前面に出した選曲と言える。長い空白のあとに発表するタイトル曲として、力強さと決意を打ち出す内容になっている点は、今回のシングル全体の性格を示すものでもある。
もう1曲の「마중길」は、タイトル曲とは対照的な性格を持つ。疲れた日常をやさしくなだめるような、叙情的な雰囲気の楽曲だと説明されている。パワフルな歌唱で前へ進む「Tonight」と、聴き手の疲れに寄り添う「마중길」。2曲という最小限の構成の中に、性格の異なる2つの表情を並べたことになる。強さと静けさ、外へ向かう気持ちと内側を見つめる時間。その両方を1枚に収めた形だ。
この「마중길」については、プロデュースに参加した顔ぶれも注目されている。シンガーソングライターのイ・ムジンが率いる「초록병본부(チョロクビョン本部)」がプロデュースに加わっているのだ。イ・ムジン側が制作に関わったという事実は、それ自体が今回のシングルへの期待を高める要素として伝えられている。キム・ジェジュンのボーカルと、イ・ムジンが率いるチームの作る叙情性がどう噛み合うのか。それが「마중길」を聴くうえでの一つの焦点になる。
発売までのスケジュールも段階的に組まれている。まず8月18日にアルバムプレビューが公開され、続いて19日にミュージックビデオのティーザーが出る。そして20日午後6時に本編である新シングル「THE WAVE」が正式発売される、という流れだ。プレビューで音の輪郭を示し、ティーザーで映像の一端を見せ、最後に全体を出す。3日間で段階的に情報を出していく、韓国の音楽業界では定番となっているカムバックの進め方をなぞっている。
日本の読者向けに補足すると、韓国では新譜の発売を「カムバック」と呼び、その直前に数日をかけてトラックリスト、コンセプト写真、プレビュー、ミュージックビデオティーザーといった素材を順に公開していくのが一般的だ。今回のキム・ジェジュンのケースも、14日のトラックリスト公開から20日の発売まで、およそ1週間をかけて情報が小出しにされている。ファンにとっては、この期間そのものが発売を待つ楽しみの一部になっている。また、韓国の音源リリースは午後6時に行われることが多く、今回の「THE WAVE」も午後6時発売という点で、その慣例に沿っている。各種音源サイトを通じての配信となるため、日本からもサービスによっては同じタイミングで聴くことができる。
今回のリリースで特に強調されているのが、「約1年3か月ぶり」という空白期間だ。歌手としての活動としては決して短くない間隔であり、記事でも「本業でのカムバック」という言い方で伝えられている。キム・ジェジュンは歌手であると同時に俳優としても活動してきた人物で、その意味で今回の新譜は、複数の活動領域を持つ彼が改めて音楽の場に立ち戻るという性格を帯びている。タイトル曲「Tonight」に込められた「ファンとともに再び世の中へ進んでいく」という抱負も、この空白期間を踏まえて読むと、より輪郭がはっきりしてくる。
シングルのタイトルである「THE WAVE」という言葉と、タイトル曲「Tonight」、そして収録曲「마중길」。この3つの名前が並ぶことで、今回のシングルがどんな時間を描こうとしているのかが、発売前から少しずつ伝わってくる構成になっている。「마중길」は迎えに行く道を思わせる言葉で、疲れた日常を慰めるという楽曲の説明とも響き合う。
今後の見どころは、まず18日のアルバムプレビューと19日のミュージックビデオティーザーで、2曲がどのような音として提示されるかという点だ。特にイ・ムジン率いる초록병본부がプロデュースに携わった「마중길」が、どのような仕上がりで届くのか。そして20日午後6時の正式発売以降、キム・ジェジュンがこの新譜を軸にどう活動を広げていくのか。1年3か月ぶりのシングルは、まもなくその全容を現す。










