キム・ジェジュン、新曲「Tonight」のMVティーザーを公開
写真: ジェジュン — Kim Jae-joong / Public domain歌手で俳優のキム・ジェジュンが8月19日、自身の公式SNSで新しいシングル「THE WAVE」のタイトル曲「Tonight」のミュージックビデオ・ティーザーを公開した。シングル「THE WAVE」は翌20日午後6時、各種オンライン音源サイトを通じて発売される。所属事務所はインコードエンターテインメント。
公開されたティーザー映像は、涼しげなエネルギーが感じられる夏の雰囲気と、キム・ジェジュン自身の自由さを収めた内容になっている。青い海と白い波しぶき、そして緑の草が画面に広がり、そこにバンドサウンドが重なることで、こみ上げるような感動を届ける構成だ。夏のさなかに音源を出すというタイミングと、映像に映し出された海のイメージが、そのままシングル名の「THE WAVE」=波というモチーフに結びついている。
タイトル曲「Tonight」は、長い時間をともに歩んできたファンとの物語を思い起こさせる歌詞と、キム・ジェジュンのパワフルなボーカルが重なり合った楽曲だという。今回の新譜はキム・ジェジュンにとって1年3カ月ぶりの作品にあたる。休むことなく走り続けてきた時間の中で向き合った数々の感情の波、そしていつでもその場所を守り続けてくれたファンとの深いつながりを、音楽という巨大な波に乗せたアルバムだと伝えられている。タイトル曲名の「Tonight」も、ファンと過ごす今夜という時間そのものを指すような響きを持つ。
カムバックに向けた動きは、ティーザー公開の前から段階的に進められていた。19日には、カムバックを1日後に控えた段階で新しいビジュアルが公開されている。そこでのキム・ジェジュンは清涼感のある雰囲気をまとった姿を見せており、夏に合わせたコンセプトが明確に打ち出されていた。ビジュアル、ミュージックビデオのティーザー、そして音源発売という順で情報が出そろった形で、カムバック当日の音源公開に注目が集まっている。新シングル「THE WAVE」については、収録曲「Tonight」を掲げての復帰であること、音源のリリースを通じて活動を再開することが先に伝えられており、シングルの発売にあわせてコンサートも同時に展開されるとされていた。音源と公演を並行して進めることで、ファンと接する機会を重ねていく構図になる。
コンサートに関しては、別の動きも報じられている。キム・ジェジュンとキム・ジュンスが、ユニット「JX」として今年10月に韓国国内でコンサートを開催することが、19日に韓国メディアの世界ビズアンドスポーツワールドの単独取材として伝えられた。韓国国内で二人そろっての公演が行われるのは、2024年末に開催された初公演「IDENTITY」に続いて2度目となる。JXというユニット名は、キム・ジェジュンとキム・ジュンスがそれぞれ活動名として使ってきた表記の頭文字を取ったものだ。二人は2004年にアイドルグループ・東方神起としてデビューし、社会現象と呼ばれるほどの人気を集め、韓国の頂点に立つグループへと成長した。その後は新たにJYJというユニットを結成し、活動をともにしてきた経緯がある。今回のソロシングル発売と、秋のユニット公演が並ぶことで、キム・ジェジュンの今年後半のスケジュールは音源と舞台の両面で埋まることになる。
キム・ジェジュン本人のキャリアを振り返ると、デビューは2003年、グループ・東方神起としてのものだった。ソロとしては2013年のミニアルバム「I」を皮切りに、継続して自身名義の音盤を発表してきている。今回の「THE WAVE」は、そのソロ活動の系譜に連なる新作という位置づけになる。俳優としての活動も長く、ドラマ「ボスを守れ」「トライアングル」「スパイ」などに出演。直近では、今年6月に公開された映画「紳士:悪鬼のささやき」で主演を務めている。歌手としても俳優としても第一線で動き続けてきた人物であり、1年3カ月ぶりという今回のブランクも、その多方面の活動の中で生まれたものといえる。
また、キム・ジェジュンは19日、かつて学校暴力の被害者だったことを自らの経験として明らかにしている。本人は、いわゆるストレートネック(亀首)の症状についても、当時受けた学校暴力が原因だと説明した。相手と目を合わせないよう地面を見て歩いていたと当時を振り返っており、視線を避けようとする姿勢が習慣となって首の状態に影響したという。被害の事実だけでなく、身体に残る影響にまで踏み込んで語った形となる。韓国の芸能界では、俳優のチュ・ジフンや歌手のカン・ダニエルも同様に学校暴力の被害を明かしており、今回のキム・ジェジュンの発言はそれに続く告白となった。公開されているのは、いじめ被害を受けていたという事実と、それに伴う身体的な影響についての本人の証言にとどまっている。
日本の読者にとって、キム・ジェジュンは東方神起、そしてJYJの一員として長く親しまれてきた存在だ。韓国では、新譜の発売日にあたる「カムバック」の当日午後6時に音源サイトで一斉に楽曲を公開するのが一般的な流れで、その前段階として数日にわたりコンセプトビジュアルやミュージックビデオのティーザーを小出しにしていく手法が定着している。今回のキム・ジェジュンのケースも、この韓国の音楽業界における標準的なプロモーションの進め方に沿ったものだ。19日にビジュアルとMVティーザーが出て、20日午後6時に音源が解禁されるという二日間の流れは、まさにその典型例といえる。日本から聴く場合も、各種オンライン音源サイトでの配信となるため、発売と同時にアクセスできる環境にある。
今回のシングルは、ファンとの関係性そのものをテーマに据えた作品として説明されている点が特徴だ。歌詞は長年ともに歩んできたファンとの物語を想起させる内容で、パワフルなボーカルがそこに重なる。ミュージックビデオのティーザーで示された海と波のイメージ、バンドサウンドという要素は、いずれも「感情の波」というアルバムのコンセプトと呼応するものだ。1年3カ月ぶりという間隔を経ての新譜、そして10月のユニット公演と、キム・ジェジュンをめぐる動きはこの夏から秋にかけて続いていくことになる。まずは20日午後6時の音源公開で、タイトル曲「Tonight」のフルバージョンがどのような姿を見せるかが焦点となる。










