TWICEサナ、映画デビュー控えビューティー広告のような近況を公開
写真: TWICE — Twice - Warner Music Japan / CC BY-SA 4.0TWICEのサナが2026年8月23日、自身のインスタグラムに新たな写真を投稿し、ビューティー広告のカットを思わせる姿で近況を伝えた。日韓共同製作のロマンス映画でスクリーンデビューを控えているだけに、この一枚一枚に注目が集まっている。
公開されたのは、薄暗い階段のスペースで撮影されたカットだ。サナは階段に寄りかかるように腰を下ろし、両手を合わせて軽く首をかしげている。長いウェーブヘアは片側へ自然に流し、袖のないブラックのトップスを合わせた。ほのかなツヤ感のあるメイクと、はっきりとした目もとが際立つ構図で、ポーズそのものは落ち着いている。投稿に添えられたのは「YYY @yslbeauty」という短い一文だけで、本人が関わるビューティー分野の活動に触れる形になっている。長い説明を置かず、写真と短いタグだけで近況を伝えるスタイルだ。
サナは日本・大阪の出身で、サバイバル番組「SIXTEEN」を経てTWICEの最終デビューメンバーに名を連ねた。練習生時代にはGOT7の「A」、2PMのジュノの「Feel」のミュージックビデオに出演しており、グループデビュー前から画面での存在感とビジュアルを見せていた。その後、ガールズグループとしてのデビューを通じてグローバルなファンダムを築いていくことになる。
チーム内での担当はサブボーカルで、数々のヒット曲で核となるパートをこなしてきた。とりわけ「CHEER UP」の「Shy Shy Shy」のパートは幅広い話題を呼び、「KNOCK KNOCK」での独特のアドリブ、「SIGNAL」でのハートのパフォーマンス、「LIKEY」のサビなど、続けざまにいわゆるキリングパートを担い、グループを代表するメンバーとしての位置づけを固めてきた。日本の視聴者にとっても、これらの曲は日本語圏のバラエティやSNSで繰り返し取り上げられてきた楽曲であり、サナの名前が最初に広く知られる入り口となった部分でもある。
音源活動の面でも、韓国、日本、英語圏をまたぐ幅広い作品に継続して参加してきた。韓国ではミニ1作目「THE STORY BEGINS」から、直近のミニ14作目「STRATEGY」、正規4作目「THIS IS FOR」、スペシャルアルバム「TEN: The Story Goes On」まで活動を重ねている。日本では「#TWICE」シリーズや「BDZ」「&TWICE」「Perfect World」「DIVE」「Celebrate」などで現地のファンと向き合ってきた。英語シングルでは「The Feels」「I GOT YOU」などを通じ、グローバル市場でも存在感を広げている。
近年の音盤活動に絞ると、2024年のミニ13作目「With YOU-th」、ミニ14作目「STRATEGY」、日本の正規5作目「DIVE」、ベストアルバム「#TWICE5」、そして2025年の正規6作目「ENEMY」などに参加してきた。モモ、ミナとともに歌った日本の楽曲「Bouquet」をはじめ、「Mamushi (Remix)」「WE PRAY」「superstars」といったユニット曲・参加曲でも声を重ねている。さらに「Shot thru the heart」「TURN IT UP」「21:29」「DO WHAT WE LIKE」「Celebrate」「Mirage」「ME+YOU」などでは作詞としても名前を連ねており、歌い手としてだけでなく、制作面にも領域を広げてきた。
個人としての発信も長く続けている。自体コンテンツ「SANA TV」では日常や趣味を公開し、ファンとの距離の近い交流を重ねてきた。「MY DEAR SANA」や「サナのアロマキャンドル工房」のエピソードでは、キャンドル作りの工程と細やかな好みを紹介し、ステージとは異なる一面を見せている。各種オンラインコンテンツやライブ配信では、高いテンションと生活感のある愛嬌で、親しみやすいイメージを保ってきた。
ファッション・ビューティー分野でも、複数のブランドと組んで活動の幅を広げてきた。プラダのミラノ・ファッションウィークにおけるメンズ・ウィメンズのコレクションショーに出席し、ランウェイやフォトコールの現場に姿を見せている。またYves Saint Laurent Beauté ジャパンのメイクアップミューズ兼アンバサダーとして、さまざまなイベントに臨んできた。今回の投稿に添えられた「@yslbeauty」というタグも、この流れの上にあるものだ。このほか、ミシャの日本ローンチのファンミーティング、Ralph Lauren、GRAFFのイベントなどにもブランドの顔として招かれ、ファッション・ビューティーのアイコンとしての立ち位置を固めてきた。
そして現在、最も注目されているのがスクリーンデビューである。サナは日本の俳優・佐藤健とともに、日韓共同製作のロマンス映画「ニャンイ:あなたの世界に届きますように」で映画デビューを控えている。猫を題材にしたロマンスファンタジーというジャンルの作品で、サナは純粋で快活な性格を持つ女性主人公・ナオ役を担い、初めての映画主演に挑む。制作会社側は、日本の現地を中心に撮影を進める計画を明らかにしている。アイドルとしてのデビューから約11年を経ての、映画俳優としての新たな挑戦となる。
日本の読者にとっては、日本出身のK-POPアイドルが日本の俳優と組み、日本を主な撮影地とする共同製作作品で初主演を務めるという点で、複数の意味で身近な企画だといえる。今回公開されたビューティー広告のようなカットも、映画デビューを控えた時期に本人が発信した近況として受け止められている。短いタグ一つで自身のビューティー活動に触れつつ、ステージともバラエティとも違う、静かなトーンの表情を見せた形だ。グループとしての音源活動、作詞への参加、ブランドの顔としての仕事、そして初の映画主演と、活動の軸が広がりつつある時期にあって、この投稿はその現在地を静かに示す一枚となった。









