アリンがコ・ユンジョンにコーヒーカー 『ムービング2』現場へ差し入れ
写真: コ・ユンジョン — K-POPit 티비텐 / CC BY 4.0OH MY GIRLのメンバーで俳優としても活動するアリンが、ドラマ『ムービング2』を撮影中のコ・ユンジョンのもとへコーヒーカーを送った。受け取ったコ・ユンジョン本人が8月28日、自身のSNSで写真を複数枚公開し、「とてもとても愛する私の妹が」というコメントを添えて感謝を伝えている。韓国メディア・マイデイリーが8月30日に報じた。
公開された写真には、撮影現場に到着したコーヒーカーの様子が写っている。掲げられた横断幕には「私たちのユンジョンお姉さんと『ムービング』チームのスタッフ&俳優のみなさん、今日の撮影もファイティングです! アジャジャ! ーお姉さんが大好きな妹チョヨン(アリン)よりー」という文言が記されていた。差出人の名前に、後述する二人の縁を思わせる「チョヨン」という名が使われている点が、ファンの間で目を引く要素になっている。

コ・ユンジョンの反応も熱のこもったものだった。コーヒーカーの全景をいくつもの角度から撮影して投稿したうえ、拍手をするGIFやハートを飛ばす絵文字を添えて謝意を示した。さらに横断幕に写っていたアリンの顔の部分を拡大し、その上に大きなハートを描き込んでいる。アリンが用意したスレート(カチンコ)の形をした応援メッセージには「私の妹……すっかり大きくなったね……」という言葉と、涙ぐむ猫の絵文字を重ねた。最後には自身がコーヒーカーを実際に利用している“証明写真”まで残し、贈り物を届けてくれた後輩への感謝を形にして見せた。
二人の縁は、tvNのドラマ『還魂』シリーズにさかのぼる。同作でコ・ユンジョンはチン・ブヨン役を、アリンはチン・チョヨン役を演じ、劇中では姉妹として呼吸を合わせた。今回の横断幕でアリンが自らを「チョヨン」と名乗り、コ・ユンジョンが「私の妹」という言い方で応じているのは、この役柄の関係がそのまま現実の付き合いに引き継がれていることを示している。作品での共演をきっかけに始まった関係が、数年を経ても続いているわけだ。
コ・ユンジョンは『還魂』シリーズ以降、映画『ハント』、ドラマ『ムービング』と出演を重ね、その後も『いつかは賢いレジデント生活』『恋の通訳、できますか?』『誰だって無価値な自分と闘っている』などに立て続けに出演し、フィルモグラフィーを広げてきた。そして現在は『ムービング2』の撮影に取り組んでいる最中で、今回のコーヒーカーはその現場に届けられたものだ。
直近の出演作を振り返っておくと、『いつかは賢いレジデント生活』はtvNで2025年4月12日から5月18日まで全12話が放送されたドラマだ。舞台はユルジェ病院の分院である鍾路ユルジェ病院の産婦人科で、オ・イヨン、ピョ・ナムギョン、キム・サビ、オム・ジェイルというレジデント1年目の4人が悪戦苦闘しながら医師として成長していく姿を描く。裕福な家に生まれたイヨン、アイドルグループの元メンバーであるジェイルなど、経歴も個性もさまざまな顔ぶれが集まる。『賢い医師生活』のスピンオフにあたり、前作の登場人物たちも特別出演として姿を見せた。キム・ヘイン、イ・ボンリョン、チョン・ジュンウォン、パク・ハウン、イ・ドヘ、シン・シア、カン・ユソク、ホン・ナヒョンらとともにコ・ユンジョンが名を連ねている。日本ではNetflixで配信されている。
2026年1月16日にNetflixで公開された全12話の『恋の通訳、できますか?』は、言葉の壁をめぐるラブコメディだ。俳優として活動するチャ・ムヒと、彼女に関わることになる通訳のチュ・ホジン、そして日本から訪れた俳優クロサワ・ヒロ。異なる言語で生きてきた人々が仕事を通じて向き合い、伝わることと伝わらないことの間で関係を重ねていく。キム・ソンホとコ・ユンジョンが主演し、日本からは福士蒼汰が参加。チェ・ウソンも出演している。脚本は『ホン姉妹』ことホン・ジョンウン、ホン・ミラン、演出は『紅い単心』などのユ・ヨンウンが手がけた。公開後は公式チャンネルでビハインド映像などの特典コンテンツも配信された。日本の視聴者にとってはNetflixで一斉配信されたため、韓国と同じタイミングで見られた作品でもある。
さらに直近では、JTBCの土日ドラマ『誰だって無価値な自分と闘っている』に出演した。2026年4月18日から5月24日まで放送された全12話で、優秀な友人たちに囲まれながら自分だけがうまくいかない——そんな焦りと嫉妬に苦しむ人間が、心の平穏を探していく物語だ。20年にわたり映画監督デビューを準備し続けるファン・ドンマン(ク・ギョファン)を軸に、監督のパク・ギョンセ(オ・ジョンセ)と映画会社代表の妻コ・ヘジン(カン・マルグム)、溶接工として働く兄ジンマン(パク・ヘジュン)らが絡み合う中で、コ・ユンジョンは企画PDのピョン・ウナを演じた。脚本はパク・ヘヨン、演出はチャ・ヨンフン。ペ・ジョンオク、ハン・ソナ、チョン・ベス、シム・ヒソプらが顔をそろえ、ソン・ドンイル、キム・ドンウクが特別出演した。本作はNetflixでも配信されている。
コ・ユンジョンをめぐっては、後輩アイドルからの“愛”がここのところ相次いで話題になっていた。グループ「リセンヌ」のメンバー、ジェナのケースがそれだ。コ・ユンジョンの“そっくりさん”として注目されてきたジェナは、実際にコ・ユンジョンと対面した後、「私はもともとユンジョンお姉さんを愛している」とファン心を明かし、二人は連絡先を交換して贈り物をやり取りするほど親しくなった。8月24日には、コ・ユンジョンがリセンヌのメンバーたちに引っ越し祝いの贈り物を届けていたことも報じられている。ジェナが8月22日にファンとの交流プラットフォームで公開した内容で、総額はおよそ650万ウォンに達したが、注目を集めたのは金額そのものよりも、メンバー一人ひとりに合わせた細部の配慮だった。ジェナによると、贈り物が届いたのはリセンヌがロサンゼルスに滞在していた時期で、「ユンジョンお姉さんがLAにいるときに宿舎へ贈り物を送ってくれた」「内緒にしていたので、宿舎の前にものすごく大きな姿見が届いていた」と振り返っている。
そうした流れの中で、今回のアリンのコーヒーカーは、コ・ユンジョンを慕う後輩がジェナだけではないことをあらためて示す出来事となった。むしろアリンは、作品の中で妹役として出会い、そこから長く縁をつないできた“元祖”の存在にあたる。贈る側と受け取る側、どちらの反応も温かく、韓国のネット上では二人の関係を好意的に受け止める声が広がった。
コ・ユンジョンの現在の存在感は数字にも表れている。韓国企業評判研究所が発表した2026年8月の俳優ブランド評判ビッグデータ分析では、コ・ユンジョンが1位に立った。TVデイリーが8月25日に報じたもので、2位にソ・ジソプ、3位にユン・ギョンホが入っている。調査はドラマ、映画、OTTコンテンツに出演中の俳優100人を対象に、7月25日から8月25日までの1か月間のデータを集計したもの。コ・ユンジョンは参加指数100万4386、メディア指数67万2974、疎通指数170万6106、コミュニティ指数134万572を記録し、ブランド評判指数の合計は472万4038となった。指標別では疎通とコミュニティの数値が高く、SNSでの発信や、ファン・視聴者との距離の近さが評価につながっていることがうかがえる。今回のコーヒーカーへの丁寧な反応も、そうした姿勢の延長線上にあると言える。
韓国のドラマ・映画の撮影現場では、俳優やアイドルが親しい相手のために「コーヒーカー」と呼ばれる移動式のカフェを差し入れる文化が定着している。本人だけでなくスタッフ全員が利用できるため、現場への激励として広く使われており、横断幕に応援メッセージを掲げるのが通例だ。今回アリンが用意したスレート型のメッセージボードも、撮影現場ならではの演出と言える。受け取った側がSNSで写真を公開して感謝を伝えるところまでが一連の流れになっており、ファンにとっては俳優同士の交友関係を垣間見る機会にもなっている。
コ・ユンジョンが撮影中の『ムービング2』は、彼女が出演した『ムービング』の続編にあたる。日本でも前作は配信を通じて広く見られており、続編の動向に関心を持つ視聴者は少なくない。撮影が進むにつれて、今回のような現場発の情報が届く機会も増えていきそうだ。アリンとコ・ユンジョンについても、『還魂』での姉妹役から続く関係が今後どのような形で見られるのか、注目が集まりそうだ。






