ユ・ヘウォン側「後ろ盾は事実でない」、スポンサー疑惑に法的対応へ
写真: NMIXX — PFNKa / CC BY 4.0韓国のインフルエンサー、ユ・ヘウォンが、自身を巡って広がる「スポンサー疑惑」に反論し、法的措置を取る方針を明らかにした。ユ・ヘウォンの法律代理人である法務法人テリョンが最近、公式な立場を発表したもので、韓国メディア「ニュース1」が2026年8月29日午前に伝えた。BIGBANGの元メンバーであるV.I(スンリ)やバスケットボール選手のホ・ウンら、著名人との熱愛説やスキャンダルが相次いで取り沙汰されてきた人物だけに、今回の対応表明は韓国のオンライン上で大きな注目を集めている。
法務法人テリョンは公式の立場文で、「オンラインコミュニティやSNS、匿名メッセンジャーなどを通じて、ユ・ヘウォン氏を対象とした未確認の事実の流布、私生活の侵害、個人情報および私的資料の公開・再流布、侮辱的・脅迫的な表現など、権利を侵害する恐れのある投稿やアカウントが継続的に確認されている」と説明した。そのうえで「現在、関連資料を綿密に検討しながら、証拠保全と流布経路の確認、投稿の削除・遮断、および必要な民事上・刑事上の法的対応を進めている」と伝えた。

代理人側が特に問題視しているのは三つの類型だ。第一に、事実関係が確認されていない内容を、あたかも事実であるかのように書いたり広めたりする行為。第二に、個人の写真や映像、個人情報を悪意をもって編集または再加工して掲載する行為。第三に、私生活に関する内容を繰り返し流布したり、それを用いて脅迫したりする行為である。代理人側は、これらについて個別の行為の内容と程度に応じて、必要な法的措置を積極的に検討していく予定だとした。
さらにユ・ヘウォン側の弁護士は「追加の被害拡大を防ぐためのもの」として、関連する悪質な投稿やアカウントについての情報提供を受け付けるとし、投稿者の情報やURL、コメントなどを提出するよう求めた。個別の投稿を一つずつ追うのではなく、拡散のルート自体を押さえにいく構えで、被害を訴える側が広く材料を集める形の対応となっている。
そもそも「スポンサー疑惑」が浮上したのは、今年5月のことだ。チャンネルAの恋愛リアリティー番組『ハートシグナル4』の出演者であるキム・ジミンが、非公開のSNS投稿を通じて、ユ・ヘウォンがあるバスケットボール選手と交際すると同時に、有名歌手兼プロデューサーからスポンサーを受けているという内容の文章を残した。この書き込みをきっかけに、ユ・ヘウォンに対する疑惑がオンライン上で一気に広がることとなった。今回の立場表明は、そこから約3カ月を経て出されたものである。
ネット上の反応は、疑惑そのものよりも、彼女を取り巻く人間関係の広さに向けられた。ニュース1が伝えたところによると、「ホ・ジェの息子からBIGBANGのメンバーまで、あの人は何をしている人なのか」「よく知らない人だが、ある意味すごいな」「これだけスキャンダルが多いのに、なぜ大きく世論化しなかったのか。後ろ盾がすごいのか」「スキャンダルの相手がすごい」「ホ・ウンとの熱愛説は知らなかった事実だ」「V.Iとのスキャンダルはいったい何度目なのか」といった声が相次ぎ、続く熱愛説に疑いのまなざしが向けられた。記事の見出しにある「後ろ盾は事実でない」という表現は、こうした「後ろ盾がすごいのではないか」という見方に対して、ユ・ヘウォン側が反発した構図を指している。
ユ・ヘウォンとV.Iを巡る熱愛説は、2018年までさかのぼる。当時、台湾のあるメディアが二人が一緒にいる写真と、いわゆる「カップルアイテム」などを公開したことで、熱愛説は急速に広がった。以後もユ・ヘウォンは、V.Iの熱愛説の相手として複数回名指しされてきた人物である。
二度目に注目が集まったのは2020年3月、V.Iの入隊のときだ。現場でユ・ヘウォンと推定される女性の姿が捉えられ、二人の関係が改めて取り沙汰された。その後、韓国の芸能メディア「ディスパッチ」が、二人がタイ・バンコクの特級ホテルで一緒にいたという目撃談を報じた。情報提供者は、V.Iとユ・ヘウォンが自然にスキンシップを取っており、周囲にいる韓国人を警戒するような様子を見せていたと主張した。こうして三度目の熱愛説まで浮上したが、二人は関係について特別な立場を明らかにしなかった。
ただしユ・ヘウォン本人は当時、「私を心から好きでいてくださった方々に混乱を与えて申し訳ない」とし、「沈黙を貫くには、根拠のない推測や水位の高い悪質なコメントがますます増えて、精神的にとてもつらい状況」だと訴えている。もっとも、熱愛説そのものを否定する立場は出していない。今回の代理人を通じた対応表明も、悪質な投稿への法的措置という点に重心が置かれており、個々の交際の有無について詳細な説明がなされたわけではない。
一方、V.Iは2019年のいわゆる「バーニングサン事態」以降、性売買あっせんなど9つの容疑で裁判にかけられ、懲役1年6カ月の判決を受けて服役し、その後出所している。日本でもBIGBANGのメンバーとして広く知られた存在だっただけに、一連の事件と裁判の経緯は当時、日本の報道でも大きく扱われた。ユ・ヘウォンの名前が繰り返し取り沙汰されてきた背景には、この知名度の高さがある。
その後、ユ・ヘウォンはバスケットボール選手のホ・ウンとも熱愛説に包まれた。これについてもユ・ヘウォンは、特別な立場を明らかにしていない。ホ・ウンは、ネットユーザーの反応の中で「ホ・ジェの息子」と言及されている通り、韓国バスケットボール界でよく知られた家系の選手であり、その名前が出たこと自体がオンライン上の関心をさらに押し上げる形となった。
今回の一連の流れを整理すると、2018年の台湾メディア報道による最初の熱愛説、2020年3月の入隊現場での目撃、そしてディスパッチによるバンコクでの目撃談報道、その後のホ・ウンとの熱愛説、そして2026年5月のキム・ジミンによる非公開SNS投稿を発端とするスポンサー疑惑、という時系列になる。いずれの局面でもユ・ヘウォン側は交際関係そのものについて明確な説明をしてこなかったが、今回は代理人である法務法人テリョンを通じ、証拠保全から民事・刑事の法的対応までを進めていると明言した点が、これまでとの違いである。
韓国では、芸能人やインフルエンサーが未確認の内容の拡散に対して法律事務所名義で立場文を出し、悪質な書き込みへの情報提供を募る形式の対応が定着している。今回のように、投稿者情報やURL、コメントの提出を具体的に呼びかけるのも、その典型的な手続きの一つだ。ユ・ヘウォン側が言及した通り、対応は個別の行為の内容と程度に応じて検討されるとしており、今後どの範囲まで実際の法的措置に踏み込むのかが焦点となる。日本の読者にとっては、V.Iやホ・ウンといった名前の知名度が先行しがちな話題だが、今回発表されたのはあくまで、未確認情報の拡散と私生活の侵害に対して法的対応を進めているというユ・ヘウォン側の立場である。










