Hearts2Hearts、インドネシアの即席パスタ「POPスパゲティ」広告塔に
写真: Hearts2Hearts — K-POPIT 케이팝잇 TV10 / CC BY 3.0ガールズグループHearts2Heartsが、インドネシアのインスタントスパゲティ「POP Spageti(POPスパゲティ)」のブランドアンバサダーに起用された。インドネシアのニュースサイトVOIが現地時間8月29日23時15分に伝えたもので、同ブランドが新フレーバー2種を投入するタイミングに合わせ、K-POPグループを広告の顔に据えた形だ。韓国の歌手・グループがインドネシアの食品ブランドに起用される流れの中で、Hearts2Heartsの名前が加わったことになる。
POPスパゲティを手がけるのは、インドネシアの食品大手PT Indofood CBP Sukses Makmur Tbk。今回発表された新しい味は「POP Spageti Pizza Bolognese(ピザボロネーゼ)」と「POP Spageti Fried Chicken Carbonara(フライドチキンカルボナーラ)」の2種類で、いずれも2026年8月29日から30日まで、ジャカルタのセントラルパーク・モール内にあるトリベカ・パークで開かれたイベント会場で提供された。商品名から分かるように、ピザやフライドチキンといった親しみやすいメニューの要素を、ボロネーゼとカルボナーラという定番のパスタソースに掛け合わせた組み合わせになっている。

VOIの記事によると、この2種の新フレーバーは、多様な食の選択肢を試し、これまでにない味の組み合わせに挑戦する若い世代の習慣から着想を得たものだという。ブランドが掲げるキーワードは「New Taste, New Vibe(新しい味、新しい雰囲気)」。Hearts2Heartsをブランドアンバサダーに迎えたのは、この新しい体験をさらに一段上のものにし、若い世代により近い存在にするためだと説明されている。つまり今回の起用は、単なる知名度の借用ではなく、「新しい味に踏み出す」というキャンペーンの筋書きそのものにグループを重ね合わせる狙いがあるということになる。
一方で、記事が明かしているのは新フレーバー2種の名称、イベントの会場と日程、そしてブランドアンバサダー起用という事実までで、契約期間や広告ビジュアル・CMの公開時期、メンバーがイベント会場に姿を見せたかどうかといった点には触れられていない。会場となったトリベカ・パークは、ジャカルタ中心部の大型商業施設セントラルパーク・モールに併設された空間で、2日間にわたって新商品の提供が行われた。掲載された写真のクレジットはBambang E Ros/VOIとなっている。なお、VOIは英語・中国語・日本語・アラビア語・フランス語版がAIによる自動生成であり、原文はインドネシア語であると自ら注記している。
Hearts2Heartsは、この発表と前後して韓国国内でも動きが続いている。メンバーのイアンは8月29日夜、ファンプラットフォーム「Weverse」の公式コミュニティに投稿し、ファンからのコメントに1時間以上にわたって次々と返信した。最初の投稿が公開されたのは韓国時間の8月29日20時06分で、本文はさくらんぼの絵文字「🍒」ひと言だけという短いもの。そこから深夜にかけてイアン自身の書き込みが積み重なり、ファンとの長いやり取りへと発展していった。
最初の投稿のあと、イアンは20時37分に「아잇(あいっ)」「인스타 뭐야(インスタ何なの)」と続けて書き込み、20時38分にはその日のコンセプトについて触れる投稿も残している。やり取りの中では翌日のMCに向けた意欲もにじませており、活動の合間にファンと気軽に言葉を交わす姿勢が伝わる内容となった。ブランドアンバサダー起用の一報がインドネシアで報じられたのと同じ29日の夜に、韓国ではこうしたファンとの交流が行われていたことになる。
さかのぼると、Hearts2Heartsは8月23日にも大きな節目を迎えている。同日未明、メンバーが公式ファンコミュニティ「Weverse」の投稿を通じて、音楽授賞式「TIMA」への出演と受賞をファンに報告した。イアンは韓国時間の8月23日0時51分に「TIMA🖤」と書き出し、「昨年に続き今年もハチュたちのおかげでかっこいいステージに立つことができました」とつづった。ファンダムを指す「ハチュ」という呼びかけを使い、2年連続でステージに立てたことへの感謝を前面に出した文面だった。
イアンはさらに「価値ある賞もいただき、今日はたくさんのファンの皆さんのエネルギーを感じることができて幸せな一日でした。ありがとうございます」と続けている。同じ投稿の中では中国語でも「多亏了大家的支持,我非常幸福(皆さんの応援のおかげで、とても幸せです)」「感谢大家让我度过幸福的一天(幸せな一日を過ごさせてくれてありがとうございます)」と記しており、韓国語だけでなく中国語圏のファンにも直接届く形でメッセージを発信した。複数の言語を使い分けてファンに語りかける姿勢は、今回のインドネシアでのブランドアンバサダー起用とも重なる部分がある。
ここまでの流れを時系列で整理すると、8月23日未明にイアンがWeverseでTIMAへの出演と受賞を報告し、8月29日20時06分から深夜にかけて同じくWeverseでファンと1時間以上にわたってやり取りを重ね、その同じ8月29日、インドネシアのジャカルタではPOPスパゲティの新フレーバー2種のイベントが始まり、Hearts2Heartsのブランドアンバサダー起用が現地メディアによって報じられた、ということになる。授賞式のステージ、ファンとの日常的な交流、そして海外ブランドの広告塔という三つの動きが、わずか1週間ほどの間に並んだ形だ。
今回の起用について、現時点で公表されているのは新フレーバー2種の名称と、8月29日から30日までジャカルタのセントラルパーク・モール内トリベカ・パークで行われたイベント、そして「New Taste, New Vibe」というキャンペーンの方向性まで。広告の具体的な展開や、日本を含む他の国での商品展開に関する情報は示されていない。日本の読者にとっては、韓国のグループがインドネシアの日常的な食品ブランドの顔として選ばれたという一点だけでも、Hearts2Heartsの活動範囲が韓国国内にとどまっていないことを示す出来事と言える。今後、どのような形で広告が公開されるのかが注目される。










