少女時代スヨン、ヒョリスの新曲発売前日にSNSで宣伝
少女時代のスヨンが8月30日、自身のSNSに新ユニット「ヒョリス」のメンバーであるヒョヨン、ユリと撮影した写真を複数枚公開した。翌31日午後6時(韓国時間)に発売されるデジタルシングル『Skibidi』を控えたタイミングで、スヨンは投稿にメンバーをタグ付けし、新曲の発売日程をあらためて告知するなど、自ら宣伝役を買って出た形だ。日刊スポーツの李秀珍記者が同日午後9時6分に配信した記事で伝えている。
スヨンが写真に添えた言葉は「フェイク・イット・ティル・ユー・メイク・イット」。日本語では「できるふりをして、できるようになるまで続けろ」といった意味合いを持つ英語の言い回しで、新しいユニットとして走り出した3人の現在地に重ねられた一文といえる。公開された写真の中でスヨンは、白いノースリーブのトップスにデニムパンツという装いで、ヒョヨン、ユリとともにポーズをとっている。装飾を抑えた白Tシャツとジーンズという極めて簡素な組み合わせでありながら、3人が並ぶだけで画になるという点に、韓国メディアも「伊達に少女時代ではない」という趣旨の見出しを付けた。

このユニット「ヒョリス」は、正式名称を「Girls' Generation-HRS(소녀시대-효리수)」といい、少女時代のヒョヨン、ユリ、スヨンの3人で構成される。ユニット名は3人の名前から一文字ずつ取ったもので、活動の母体となっているのはヒョヨンのYouTubeチャンネル「ヒョヨンのレベルアップ」。テレビ局主導ではなく、メンバー個人のチャンネル発のプロジェクトとして立ち上がった点が、このユニットの大きな特徴だ。韓国では近年、既存グループのメンバーが自身のYouTubeチャンネルを軸に企画を立て、そこから実際の音源リリースへとつなげる流れが珍しくなくなっており、ヒョリスの誕生もその文脈に位置づけられる。
新曲発売までの経緯を時系列で追うと、まず8月22日、3人は京畿道・果川のソウルランドで開かれた「2026 カスクール・フェスティバル」に出演し、タイトル曲「Skibidi」と収録曲「Lowkey In Love」のステージを初披露した。音源が世に出るより先に、生のパフォーマンスでファンの前に立つという順序で、ヒョリスとしての初ステージを踏んだことになる。この日の様子を最初に伝えたのも、ほかならぬスヨン本人だった。スヨンは自身の個人アカウントにデビューステージの映像と写真を投稿しており、ユニットの発信においてスヨンが積極的な役割を担っていることがうかがえる。当日の模様は韓国メディアのスターニュースが報じた。
続く8月29日には、ヒョヨンが自身のインスタグラムを更新し、ユニットのメンバーと撮影したグラビア写真を公開。あわせて「Girls' Generation-HRS 소녀시대-효리수 〖Skibidi〗 ➫ 2026.08.31 6PM (KST)」と記し、新曲の公開日程を予告した。このとき公開された写真でも、3人は白いノースリーブのトップスとワイドなデニムパンツで衣装をそろえ、白い背景の前に立っていた。つまり今回スヨンが公開したカットは、ヒョヨンが前日に投稿したものと同じ流れにある一連の撮影と見て取れる。発売前日にメンバーそれぞれが自分のアカウントから同じビジュアルを届けていく形で、リリースに向けた熱を高めていった格好だ。
ヒョヨンは1989年生まれの36歳。少女時代の中でもダンスに定評があり、DJとしても活動してきた。今回のユニットは、そのヒョヨンが運営するチャンネルが起点となっている。ユリ、スヨンと合わせた3人は、いずれも少女時代として長く活動を続けてきたメンバーであり、グループとしての活動と並行して、それぞれが個人の領域を広げてきた。
中でもスヨンは、近年は俳優としての仕事が目立つ。直近では、ENAの月火ドラマ「アイドルアイ」に主演した。15年目の筋金入りファンでもある刑事専門弁護士メン・セナと、過激なファンを何より苦手とするアイドルバンドのメンバー、ド・ライクが向き合う法廷推理ロマンティックコメディで、スヨンとキム・ジェヨンが主演を務めた。脚本はキム・ダリン、演出はイ・グァンヨン。2025年12月22日から2026年1月27日まで全12話が放送され、Netflixでも配信された。題名は「アイドル」と韓国語の俗語を掛け合わせた造語だという。アイドルとファンという、自身のキャリアと重なるモチーフを法廷ものに落とし込んだ作品で、スヨンは「ファンである弁護士」という役どころを演じた。
その前には、tvNの月火ドラマ「禁酒をお願い」にも主演している。自他ともに認めるお酒好きの女性ハン・グムジュは、国内首位の自動車グループで整備士として働いている。ある日、高校の同級生で酒を憎む精神科専門医ソ・ウィジュンと再会したことをきっかけに、彼女は禁酒に挑むことになる。田舎の保健支所の所長となったウィジュンと、家族や町の人々を巻き込みながら、二人の距離は少しずつ変わっていく——という物語だ。2025年5月12日から6月17日まで全12話が放送され、主演はスヨンとコンミョン、家族役にキム・ソンリョン、チョ・ユニらが名を連ねた。演出はミュージカルや演劇で活躍してきたチャン・ユジョン。酒をめぐる可笑しさと、地方の町に暮らす人々の日常が織り込まれた一作である。韓国の月火ドラマ枠は週2話ずつ、6週前後で完結する編成が一般的で、スヨンはこの枠で2025年から2026年にかけて立て続けに主演を務めたことになる。
少女時代のメンバーはそれぞれ個別の発信を続けており、8月19日にはソヒョンが自身のインスタグラムにグラビア撮影のカットを大量に公開している。黒を基調とした衣装や落ち着いた色味のセットアップなど、装飾を抑えたスタイリングで撮影された複数枚の写真で、韓国メディアTEN ASIAが報じた。ポーズや場所を変えながら、いずれも過度に演出を効かせない静かな雰囲気にまとめられていた。デビューから長い時間が経った今も、メンバー各自の投稿が一つひとつニュースとして扱われるところに、このグループが韓国で持つ存在感の大きさが表れている。
ヒョリスの『Skibidi』は8月31日午後6時(韓国時間)に配信リリースされる。日本の時間では同日午後6時にあたる。すでに8月22日のフェスティバルで実演を経ているタイトル曲がどのような音源として届くのか、そして「Lowkey In Love」を含めた収録内容がどう受け止められるのかが、まずの焦点となる。ヒョヨンのYouTubeチャンネル「ヒョヨンのレベルアップ」を軸としたプロジェクトである以上、リリース後の活動もチャンネルを通じて展開される可能性が高く、日本のファンにとってもオンラインで動向を追いやすい環境が整っている。3人が白Tシャツとデニムというシンプルな装いで並んだ今回のビジュアルは、その出発点を飾る一枚として記憶されることになりそうだ。









