ハンレポ 韓国芸能ニュース速報
ピックアップv.daum.net

キム・ミニ、出産後初の公式の場 ロカルノで語った撮影現場の育児

(C) SBS
スポンサーリンク
AD / HEADER 100px

女優のキム・ミニが、ホン・サンス監督との間に生まれた子どもを出産してから初めて公の場に姿を見せた。スイスで開かれている第79回ロカルノ国際映画祭に、二人が手がけた映画『目のやり場がない』が国際コンペティション部門に招待され、監督と主演俳優としてそろって現地入りしたためだ。公式の場に立つのはおよそ1年ぶりとなる。新作の記者会見に出席したキム・ミニは、この作品が出産後に初めて臨んだ映画であることに触れ、撮影と育児を並行させている現在の日常を語った。

会見でキム・ミニが最初に語ったのは、出産の前と後で自身の働き方がどう変わったかという点だった。「以前のように映画にだけ没頭していた姿は消え、子どものための準備を先に終えてから映画撮影の準備をする」。かつては作品にすべてを注ぎ込む時間の使い方をしていたが、いまはまず子どもに必要なことを片づけ、それから仕事に向かうという順序に変わった、という説明である。俳優としての優先順位そのものが組み替えられたことを、本人の言葉で率直に明かした形だ。

さらにキム・ミニは、子どもを撮影現場に連れて行っていることも明かした。「撮影現場で授乳もするし、離乳食も作る」。現場に子どもを伴い、撮影の合間に授乳をし、離乳食を用意する。そうした具体的な日常を、俳優自身が公の記者会見の場で口にしたことになる。出産後初の作品がどのような環境で撮られたのかを、本人の言葉が端的に示している。

会見では、ホン・サンス監督についての言及もあった。キム・ミニは「一度もこういうことを申し上げたことがないのですが、ホン・サンス監督と仕事をするのはとても大きな喜びであり、光栄なこと」と語り、続けて「自分が一度も考えつかなかった独創的で美しい考えを、自分の口を通して演じられるというのは、本当に大きな祝福だと思う」と述べた。監督との仕事について、これまで公の場でこうした形で語ったことはなかったという前置きを自ら添えたうえでの発言だった。

二人の関係は、2015年の映画『正しい日 間違えた日』で監督と俳優として出会ったことに始まる。翌2016年の記者懇談会で「互いに愛し合う仲」であると明らかにし、これが不倫論争へと発展した。ホン・サンス監督は1985年に結婚し娘のいる既婚者で、2016年に妻を相手取って離婚訴訟を起こしたが、裁判所は2019年にこれを棄却している。ホン監督は控訴しなかった。キム・ミニはその後もホン監督と事実婚の関係を続け、昨年、息子を出産した。関係を公にして以降、キム・ミニはホン監督の映画にのみ出演している。今回の『目のやり場がない』も、その延長線上にある一作だ。

記者会見から翌日にあたる現地時間15日、キム・ミニは第79回ロカルノ国際映画祭の授賞式で最優秀演技賞を受賞した。『目のやり場がない』での演技が評価されたもので、ロカルノ国際映画祭の演技賞は男優・女優と性別を分けずに贈られるのが特徴だ。キム・ミニがこの賞を手にするのは、2024年の第77回映画祭における『水流のなかで』に続いて2度目となる。今回、受賞者として名前が並んだのは、ジョバンニ・トルトリチ監督の『ケティチェ』に出演したモニカ・ベルッチだった。映画祭の最高賞にあたる金豹賞は、別の作品に贈られている。

受賞は演技賞にとどまらなかった。『目のやり場がない』は監督賞、最優秀演技賞、エキュメニカル審査員賞の3部門を受賞し、授賞式ではホン・サンス監督が監督賞を受け取った。出産後初の主演作が、映画祭で3冠という結果を残したことになる。記者会見で語られた「子どものための準備を先に終えてから映画撮影の準備をする」という日常の先に、この結果があった。

受賞作『目のやり場がない』は、上映時間72分の作品だ。キム・ミニは、長らく会えずにいた母を探して済州島へ向かう娘サンヒを演じた。共演はチェ・ミョンギル、クォン・ヘヒョ、シン・ソクホ、パク・ミソら。今年のロカルノ国際映画祭では国際コンペティション部門に招待されており、その枠で上映された。上映時間が72分と短いのは、ホン・サンス監督の作品としては珍しいことではないが、母を探して島へ向かうという道行きが、この長さのなかに収められている。

日本の読者にとって、ロカルノ国際映画祭は、俳優個人よりも作品全体の評価が前面に出る場として知られている。演技賞を性別で分けないという運営方針もその一つで、今回キム・ミニとモニカ・ベルッチが同じ賞の受賞者として並んだのは、まさにその仕組みによるものだ。キム・ミニにとっては、2024年の『水流のなかで』に続く2度目の受賞であり、この映画祭で繰り返し評価されてきた俳優ということになる。

2016年に関係を公にして以降、キム・ミニはホン・サンス監督の作品のみに出演し、韓国国内での露出も限られてきた。その間、公の場に立つ機会は多くなく、今回のロカルノでの記者会見は、出産を経てからは初めての公式の場となった。会見で語られたのは、作品の解説でも近況報告でもなく、授乳と離乳食という、撮影現場での具体的な時間の使い方だった。俳優としての活動が続いていること、その活動が育児と同じ現場で並行していることを、本人の口から確認できた場だったといえる。

今後、キム・ミニがどのような作品に出演するかは明らかにされていない。ただ、記者会見で語られた「子どものための準備を先に終えてから映画撮影の準備をする」という順序と、その働き方のもとで撮られた作品が国際映画祭で3部門を受賞したという事実は、並べて記録しておく価値がある。出産後初めて公の場に立った俳優が、その翌日に自身2度目となる最優秀演技賞を受け取った。第79回ロカルノ国際映画祭での数日は、キム・ミニにとってそうした区切りの時間となった。

関連記事

CORTIS写真: CORTIS — SBS Radio 에라오 / CC BY 3.0
CORTIS ジュフン、海外日程終え仁川空港に帰国

グループ「CORTIS(コルティス)」が海外での日程を終え、8月18日午前、仁川国際空港を通じて帰国した。韓国メディア「ディスパッチ」が同日、空港での様子を写真とともに伝えた。記事…

ピックアップネイト