コン・ヒョジン、『人妻キラー』撮影現場のビハインドカットが公開
(C) MBCMBC金土ドラマ『人妻キラー』の制作陣が8月16日、主演のコン・ヒョジンが撮影に臨む現場のビハインドカットを公開した。写真には、彼女が演じるユ・ボナという人物をどう立ち上げるか、考えを重ねる姿が収められている。同作は同時間帯のドラマ視聴率で1位を走っており、その中心にいる俳優の準備の過程が明かされた形だ。
コン・ヒョジンが担うユ・ボナは、狙撃手「キングフィッシャー」でありながら、表向きはごく普通のワーキングマザーとして暮らす人物だ。二つの顔を同時に抱えるこの役柄を成立させるため、彼女は撮影に入る前から準備を積み重ねてきた。狙撃手としての姿に説得力を持たせようと、アクションスクールで武術の立ち回りを合わせ、銃器の扱い方と射撃の姿勢を習得。体力をつけるためにキックボクシングまで習うなど、役作りに時間を割いている。撮影が始まってからも、アクションシーンのたびに武術チームと動線を細かく確認し、場面の完成度を上げていったという。こうした積み重ねが、ユ・ボナならではの「キラーオーラ」を際立たせ、重みのある存在感につながっている。



現場でのプロフェッショナルな姿勢も伝えられている。より良い場面のために、撮影が終わった後もモニターチェックを欠かさず、監督と意見を交わしながら、表情や視線のひとつまで詰めていったとされる。共演者との関係づくりにも積極的で、劇中の家族からトゥルミ電子のチームメンバーまで、息を合わせる俳優たちと絶えず言葉を交わし、自然な関係性を築いていった。特に娘のクォン・ユル役を演じるファン・ボミとは、休憩時間にも一緒に過ごし、実際の母娘のような打ち解けた空気をつくり出した。それが画面の中の朗らかな家族のケミストリーにつながったと制作側は説明している。
公開されたカットに対し、ネット上では「ユ・ボナかっこよすぎ」「キングフィッシャーのオーラ」「本当に作品を見る目がすごい」といった反応が寄せられている。
作品そのものの勢いも続いている。『人妻キラー』は7月31日の初回放送で全国世帯視聴率7.4%からスタートし、第2話8.0%、第3話8.3%、第4話9.4%、第5話9.8%と、一度も数字を下げることなく毎回自己最高を更新してきた。そして8月15日に放送された第6話で10.2%(ニールセンコリア調べ)に達し、放送開始以来初めて2桁の大台に乗せている。瞬間最高視聴率は11.8%まで上昇した。放送3週目での到達であり、同時間帯のドラマではトップを維持している。
直前の第5話も話題を集めた回だった。全国世帯9.8%、首都圏世帯9.5%を記録し、瞬間最高は11.4%まで跳ね上がっている。この数字が出たのは、キ・ヨンド代理(ムジンソン)がVIPチケットを確保する作戦に失敗し、ユ・ボナが事態の収拾のため自ら現場へ乗り込む場面だった。さらに、チャンネルの競争力を測る指標として重視される2054視聴率は3.8%を記録し、この日放送された全番組の中で1位。首都圏、2054、全国世帯のいずれでも金曜日の全番組トップに立った。第5話は、ユ・ボナの二つの顔が同じ日に交錯する構成で、一方は嫁ぎ先の法事をめぐる騒動、もう一方はトゥルミ電子営業3チームによるカジノ作戦が描かれた。
ドラマの設定を改めて整理すると、ユ・ボナは夫と4歳の娘を持つ結婚5年目の主婦であり、同時に極悪非道な犯罪者を始末するキラーでもある。表向きはトゥルミ電子・営業3チームの部長として働き、家庭では夫と娘の世話をするワーキングマザーだ。物語は、彼女が育児休業を終えて現場に復帰するところから動き出す。厄介なのは、正体を隠したままのキラー・ユ・ボナを追いかけている記者が、ほかならぬ彼女の夫だという点である。直近の放送では、ユ・ボナがクライアントとの打ち合わせの現場で夫のクォン・テソン(チョン・ジュンウォン)と鉢合わせしかける危機を経験し、二人の関係にも新たな転換点が予告された。正体を隠さなければならない緊張感が一段と高まったところで、コン・ヒョジンがこの先どう演じ分けていくかに関心が集まっている。
作品の制作陣は、企画がクォン・ソンチャン、脚本がキム・ウニ、演出がユン・ジョンホとキム・ジフン。制作はボンファクトリー、パラムピクチャーズ、スタジオピムが担当している。放送は毎週金曜・土曜の夜9時50分、MBCで行われる。韓国の地上波では金土の夜がドラマの主戦場のひとつで、この枠は今年最高視聴率作品として有力視された『キム部長』の終了後に空いたところを『人妻キラー』が押さえた形だ。週末ドラマ枠の勢力図が変わったことも、数字の伸びの背景にある。
もっとも、放送前から順風満帆だったわけではない。共演のチョン・ジュンウォンをめぐるミスキャスティング論争や、バラエティ番組での態度をめぐる指摘が続いていた。それでも週末ドラマ枠での存在感は揺らがず、3週で10%台に到達している。抑制された動作と鋭い眼差し、細部までの表現を積み上げ、多層的な魅力を持つユ・ボナを立体的に描き出すコン・ヒョジンの演技が、作品の中心軸をしっかりと支えている。
コン・ヒョジンにとって、直近のテレビ出演は2025年1月4日から2月23日まで tvN で放送された全16話のドラマ『星がウワサするから』(原題・별들에게 물어봐)だった。同作にはイ・ミンホ、オ・ジョンセ、イ・エル、イ・チョヒ、ハン・ジウン、アレックス・ハフナー、キム・ジュホン、ホ・ナムジュンらが出演している。ケーブル局の作品を経て、今回は地上波MBCの金土枠でアクションを伴う二面性のある主人公に挑んでおり、視聴率の推移を見る限り、その挑戦は数字の面でも受け止められている。今後、正体が夫に知られるのかどうかを軸に、物語がどこへ向かうのかが最大の焦点となる。






