MONSTA X、イスタンブールの音楽祭で6万人と韓国語の大合唱
(C) シングルリストグループMONSTA X(モンスタエックス)が、現地時間8月15日にトルコ・イスタンブールで開かれた大型音楽フェスティバル「イスタンブール・フェスティバル」のステージに立ち、約6万人の観客とともに韓国語の大合唱をつくり出した。9月に控える新譜リリースを前に、ヨーロッパとアジアの結節点にあたる都市で改めて海外での人気を確かめる場となった。
会場となったのは、イスタンブールのフェスティバル・パーク・イェニカプ。このイベントは今年で5回目を迎える催しで、トルコを代表する大型音楽フェスティバルのひとつに数えられている。単独公演ではなく現地の音楽祭に招かれる形での出演であり、既存のファンだけでなく、フェスティバルそのものを目当てに集まった層の前でパフォーマンスを披露する舞台でもあった。約6万人という規模は、韓国のアーティストが海外の野外フェスで向き合う観客数としても大きい。

ステージの幕開けを飾ったのは「DRAMARAMA」。イントロが鳴り、曲が始まった瞬間から客席では韓国語の大合唱が起こった。観客は韓国語で書かれたプラカードを掲げ、歓声と声援でメンバーを迎えた。トルコの観客が韓国語の歌詞をそのまま口ずさむ光景は、K-POPが現地でどのように受け止められているかを端的に示すものだった。
続く「Rush Hour」では、メンバーのボーカルと激しいパフォーマンスが噛み合った構成を見せた。ここでメンバーは久しぶりにトルコを訪れた感想を客席に伝え、待っていてくれたファンに向けて、これからもっと良いステージを見せると約束した。
中盤では雰囲気を大きく切り替えた。「The Dreaming」と「growing pains」の2曲では、繊細なボーカルと深まった感情表現を前面に押し出す構成をとった。観客は頭の上で手を振り、さらに携帯電話のライトを一斉に灯して会場を彩った。6万人規模の野外会場が無数の光で埋まる様子は、この日のハイライトのひとつとなった。
公演の途中にはQ&Aのコーナーも設けられた。ここではシャヌとジュホンが、過去に番組の撮影でトルコを訪れて以来、再びこの地を踏んだ心境を語っている。メンバーは現地のファンと言葉を交わしながら、次はアイエムまで合流した完全体でトルコを再び訪れたいと話した。
その後、「Love Killa」が始まると客席では再び大規模な韓国語の大合唱が続いた。観客は歌詞を追いかけるように歌い、ステージを一緒に完成させていった。MONSTA X側もそれに強烈なパフォーマンスで応え、ステージと客席が呼応する形の時間が生まれた。
終盤は「Do What I Want」で感覚的なパフォーマンスを繰り広げ、「Burning Up」では観客が音楽に合わせて飛び跳ね、歌を口ずさみながら公演を楽しんだ。本編が終わった後もアンコールを求める声が鳴りやまず、メンバーは再び登場して「ZONE」を披露し、この日のステージを締めくくった。全体を通して、序盤の勢いのある楽曲、中盤のバラード寄りの構成、終盤の高揚感という流れが組まれていたことになる。
公演後、MONSTA Xは所属事務所を通じてコメントを発表した。「トルコのモンベベと観客の皆さんが心から反応してくださる姿を見て、大きな感動とエネルギーをもらいました」とし、「次はアイエムまで完全体で必ずまた来たい」と伝えた。続けて「送ってくださった応援に報いることができるよう、これからも良いステージと音楽でお会いします」と付け加えている。モンベベはMONSTA Xの公式ファンダムの名称で、コメントの中でも現地のファンを指す言葉として使われた。
ステージ上のQ&Aでのやり取りと事務所を通じたコメントの双方で、アイエムを含む完全体での再訪に言及している点は、この日の公演を象徴する部分でもある。今回のイスタンブール公演にはアイエムが参加しておらず、メンバーたちは現地のファンに対して、次の機会には全員そろって戻ってくるという意思を繰り返し示した形になる。
MONSTA Xは来る9月4日に新譜『The Phase』をリリースし、カムバックする。今回のイスタンブール・フェスティバル出演は、そのカムバックを目前に控えた時期の海外ステージにあたる。9月のカムバックを前に、6万人規模のフェスティバルで韓国語の大合唱と鳴りやまないアンコール要請を受けたことは、新譜を迎える上での手応えにつながるものとなった。
日本の読者にとっては、韓国のアーティストが韓国国内の音楽番組やコンサート以外に、海外の音楽フェスティバルという場を通じて活動の幅を広げている点が今回の出来事の要点になる。トルコを代表する大型フェスの5回目という節目の回に招かれ、韓国語の歌詞がそのまま合唱として返ってくる状況は、現地でK-POPが根づいていることを示す具体的な光景だといえる。9月4日の『The Phase』発売に向けて、MONSTA Xの動きは引き続き注目される。










