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天安K-カルチャー博覧会、9月2日開幕 RESCENEやダビチら出演

RESCENE写真: RESCENE — 티비텐 TV10 / CC BY 3.0
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韓国・忠清南道の天安市が9月2日から6日まで、天安の独立記念館一帯で「2026天安K-カルチャー博覧会」を開催する。同市が8月19日に明らかにしたもので、今年のテーマは「K-カルチャー、世界の中心に立つ」。開幕日にはダビチ、ALPHA DRIVE ONE、RESCENE(リセンヌ)が祝賀公演を行い、会期中はメロマンス、ケイ・ウィル、キム・ジェジュン、KISS OF LIFEらも登場する。今回の博覧会は展示分野を絞り込み、来場者が実際に手を動かして楽しむ体験型へと大きく作り替えられるのが特徴だ。

主催は天安市、独立記念館、天安文化財団の共同で、総事業費は41億ウォンが投じられる。会場となる独立記念館は、天安を代表する施設として広い敷地を持ち、そこを丸ごと使って5日間にわたり展示と公演が並行して行われる形になる。9月2日の開幕から6日の閉幕まで、平日と週末をまたぐ日程が組まれており、家族連れから音楽ファンまで幅広い層を想定した構成になっている。

今年の目玉は、産業展示館の作り直しだ。これまで幅広く扱ってきた展示分野を、K-フード、K-ウェブトゥーン、K-ポップの3分野に圧縮し、コンテンツの密度を高める狙いがある。分野を絞ることで一つひとつの展示に割ける空間と時間が増え、来場者がその場で体験できる要素を厚くできるという考え方だ。単に見て回る博覧会から、参加して持ち帰るものがある博覧会へ、という転換が今回の設計思想といえる。

K-フード館では、韓国の伝統的な発酵食品が紹介される。あわせて大韓貿易投資振興公社(KOTRA)と連携し、海外への輸出相談も支援する。発酵食品はキムチや味噌をはじめ韓国の食文化の根幹をなす分野で、来場者向けの紹介と、事業者向けの商談支援という二つの機能を一つの空間に同居させる形だ。文化イベントでありながら産業振興の場としての性格も併せ持つことになる。

K-ウェブトゥーン館は、忠南コンテンツ振興院との協力で運営される。作家によるライブドローイングショーや、キャラクターのパフォーマンスが披露される予定だ。ウェブトゥーンは近年、ドラマや映画の原作供給源としても存在感を増している分野で、作家が目の前で絵を描き上げる様子を見られる企画は、完成した作品だけでは分からない制作の過程に触れられる内容になる。

そしてK-ポップのポップアップ展示館では、人工知能(AI)技術を取り入れ、来場者自身がアイドルのデビューまでの過程を体験できる没入型の空間が用意される。練習生からデビューに至る道のりをどう体験させるのかという点で、今回の「体験型への転換」を最も象徴する企画だ。海外からの来場者に配慮し、英語・中国語・日本語の3か国語に対応するとしており、日本から訪れる人も言語の壁を感じずに楽しめる設計になっている。日本語対応が明記されている点は、日本の韓流ファンにとって実際に足を運ぶ際の判断材料になるだろう。

展示は屋内だけにとどまらない。独立の橋一帯に設けられるテーマ展示では、パリ、ニューヨーク、バンコクといった海外の主要都市に広がった韓流の現場が再現される。K-ポップやK-ドラマが世界各地でどのように受け入れられているのかを、現地の光景として立体的に見せる趣向だ。さらに、ユネスコが指定した白凡・金九先生の生誕150周年を記念した特別フォトゾーンも新たに登場する。独立記念館という会場の性格と結びついた企画であり、韓流の展示と歴史を記念する空間が同じ会場に並ぶ構成になっている。

公演のラインナップは日ごとに色が異なる。開幕日の9月2日は、ダビチ、ALPHA DRIVE ONE、RESCENEによる祝賀公演に加え、ドローンショーが夜空を彩る。3日はK-Rockコンサートで、10cm(シプセンチ)やYBらが出演する。4日はK-OSTコンサートとして、天安市立交響楽団とともにキム・ナヨン、メロマンス、ケイ・ウィルらが参加する。ドラマの主題歌としてなじみのある楽曲をオーケストラとともに聴ける構成で、K-ドラマを通じて韓国音楽に触れてきた層にとっては特に関心の高い一日になりそうだ。

5日にはメインステージで、SBSラジオ「2時脱出カルトゥショー」の公開放送が行われる。MCはキム・テギュン、スペシャルMCにソユを迎え、キム・ジェジュン、イ・チャンソプ、ハ・ソンウン、HYNN、KISS OF LIFEらが出演する。「2時脱出カルトゥショー」は韓国で長く親しまれてきたラジオ番組で、その公開放送が博覧会のメインステージで行われるということは、会場の様子がラジオを通じて全国に届くことも意味する。出演者の顔ぶれも、ソロ歌手からグループまで幅広い。

家族連け向けの企画も用意されている。子ども向けミュージカル「シークレット・ジュジュ」や、「キラキラお月さま」のシングアロングショーが行われ、小さな子どもと一緒に訪れても楽しめる時間帯が確保されている。また、農心(ノンシム)やロッテウェルフードと連携したラーメン&アイスクリームフェスタ、忠南食品産業博覧会も同時開催される。人気公演の合間に食のイベントを挟むことで、会場に長く滞在してもらう狙いがうかがえる。

地域の商圏を活性化させる仕組みも組み込まれた。天安のパン屋「パンソ」やクルミ菓子の品質認証店などと連携し、消費促進の割引クーポンを提供する。さらに文化ヌリカードや天安愛カードでの決済にも対応する。クルミ菓子は天安を代表する名物として知られており、博覧会に集まった来場者の消費を市内の店舗へ流す導線として位置づけられている。イベント会場の中だけで完結させず、街全体へ人の流れを広げようという発想だ。

チャン・ギス天安市長は19日に記者会見を開き、2026天安K-カルチャー博覧会について説明した。3分野への絞り込み、AIを使った没入型展示、多言語対応、海外都市の韓流現場の再現といった今年の変更点は、いずれも来場者が受け身で眺めるのではなく、自ら参加することを前提に組み立てられている。日本の読者にとっては、日本語対応が明示されたK-ポップ展示館と、ダビチ、メロマンス、ケイ・ウィル、キム・ジェジュン、KISS OF LIFEといった日本でも知られる出演者の名前が並ぶ公演スケジュールが、最も具体的な手がかりになるだろう。会期は9月2日から6日までの5日間、会場は天安独立記念館一帯である。

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