G-DRAGON所属事務所、誕生日に若手芸術家50人へ5億ウォン寄付
写真: G-DRAGON — YG Entertainment / CC BY 2.0BIGBANGのG-DRAGONの所属事務所ギャラクシーコーポレーションが、8月18日のG-DRAGONの誕生日に合わせ、若手芸術家50人を支援するために現金5億ウォンをジャスピース財団に寄付した。同財団とギャラクシーコーポレーションは18日、ソウルのギャラクシーロボットパークで、若手芸術家50人を後押しするプロジェクト「ジャスピース・デイ50」を開催。事務所側が19日に明らかにした。韓国メディア・日刊スポーツが同日11時43分(現地時間)付で報じている。
今回のプロジェクトは、G-DRAGONがかねて口にしてきた「アーティストたちにもっと多くの機会をつくり、未来世代を支援したい」という考えから出発したものだという。事務所は寄付金の拠出に加え、ギャラクシーロボットパークを展示空間として提供した。単に資金を出すだけでなく、作品を人の目に触れさせる場そのものを用意した点が、この取り組みの特徴になっている。
この日選ばれた若手芸術家50人の作品は、ギャラクシーロボットパークで展示され、今後も継続的に一般の来場者と出会っていく予定だという。ジャスピース財団とギャラクシーコーポレーション側は「今後も『作家の発掘→後援→展示→大衆とのつながり→新たな機会』へと続く、持続可能な社会貢献モデルをつくっていく計画だ」と説明している。一度きりの寄付行事として終わらせず、発掘から機会創出までを一本の流れとして設計する、という趣旨だ。
ジャスピース財団の理事長で、ギャラクシーコーポレーションの代表でもあるチェ・ヨンホ理事長は「アーティストと所属事務所は、成功だけでなく、アーティストが夢見るより良い世の中も一緒につくっていけると思う」とコメント。さらに「G-DRAGONの善なる影響力が、50人の新しい可能性へとつながることを願う」と語った。所属アーティストが掲げる哲学に、企業が共に投資して実行に移すという、新しい協働モデルを用意した形になる。
G-DRAGONにとって、この8月は節目が重なる時期でもある。誕生日である8月18日の翌日、8月19日にはBIGBANGがデビュー20周年を迎えた。さらに、8月21日から23日までの3日間、高陽総合運動場でBIGBANGのデビュー20周年ツアーが開催される。誕生日、グループの20周年、そして周年ツアーという出来事が、わずか数日のうちに続いていることになる。
誕生日当日の様子については、G-DRAGON本人がSNSで公開している。8月18日に38歳の誕生日を迎え、翌19日に自身のSNSへ投稿した写真では、自分の顔がびっしりとプリントされたシャツを着て、ケーキの形をした帽子をかぶり、「G-DRAGON」の文字が入った黒いケーキを手にして、うれしそうな笑みを浮かべていた。黒を基調にしたケーキ、自分の顔を大胆に使ったシャツ、ケーキ型の帽子という組み合わせは、韓国メディア・スターニュースが同日12時28分(現地時間)付で伝えている。事務所が寄付を通じて誕生日を祝った一方、本人は本人らしい遊び心のある形で祝われた場面を公開した格好だ。
周年に向けた動きは、コンテンツの面でも活発だ。8月19日には、YouTubeチャンネル「集大成」でBIGBANGのメンバーが登場する動画が公開された。タイトルは「俺たちキャンプ行くぞ | 集大成 ep.120 BIGBANG(BIGBANG)」で、番組の120回目にあたる。G-DRAGON、テヤン、テソンの3人が、グループのカムバックとデビュー20周年を記念してキャンプに出かけるという企画で、3人は車1台に乗り合わせ、屋内キャンプ場へと向かった。
この動画の中で、G-DRAGONはデビュー初期を振り返っている。きっかけをつくったのはテソンで、移動中の車内で「この座席に座ると思い出がよみがえる。イベント回りをしていた感じだ。ちょうど『嘘』を出して」と口にしたことから、話題は当時へとさかのぼった。G-DRAGONはヒット曲『嘘(거짓말)』を出した当時の日々について「死ぬ思いを何度も越えた」と語り、多忙だった時期の記憶をたどった。20周年という節目を前に、走り出したばかりの頃の話が自然に出てくる構成になっている。
同じ動画では、和やかなエピソードも飛び出した。キャンプ場で肉を焼きながら過ごすなか、2NE1のサンダラ・パクがかつて明かした「宿舎に男性芸能人が訪ねてきた」という話題に及び、G-DRAGONは、そのことを事務所の社長に伝えたのは自分だと認めた。この場面は同日午後に公開された回でのやりとりだ。また、メンバーへのあいさつに「ヤッホー」を付ける独特の言い回しをG-DRAGONが繰り返し、テソンにものまねされて戸惑う一幕もあった。この場面については、韓国メディア・スターニュースが同日18時23分(現地時間)付で伝えている。動画には合流の場面から旅の道中までが収められていた。
日本の読者にとって、今回の寄付が持つ意味は、金額そのものよりも枠組みにある。韓国では所属事務所とアーティストが共同で社会貢献に取り組む例が知られるが、今回は所属アーティストが繰り返し語ってきた「機会を増やしたい」という考えを起点に、事務所が資金と場所の両方を出したという構図になっている。展示空間として使われるギャラクシーロボットパークは、事務所が提供したものであり、選ばれた50人の作品はここで継続的に公開されていく。寄付が終着点ではなく、展示と大衆とのつながりを経て新たな機会に至る、という循環を掲げている点が、財団と事務所の説明から読み取れる部分だ。
BIGBANGは8月19日にデビュー20周年を迎え、21日から23日にかけての高陽総合運動場公演で節目を大きく祝うことになる。G-DRAGONにとっては、38歳の誕生日、事務所による5億ウォンの寄付、グループの20周年、そして周年ツアーという出来事が、一週間足らずのあいだに立て続けに訪れた形だ。今回の「ジャスピース・デイ50」で選出された若手芸術家50人の作品が、これからどのように一般の来場者と出会っていくのかが、次の注目点となる。









