作家カン・ジヨン氏、ソウル・麻浦の教保文庫社屋でニューシスの取材に応じる
写真: 知英 — Kang Ji-young / Public domain韓国の通信社ニューシスが8月19日午前7時50分、作家のカン・ジヨン氏へのインタビュー取材の様子を伝える写真記事を配信した。取材が行われたのは8月14日、場所はソウル・麻浦(マポ)区にある教保文庫(キョボ文庫)の社屋である。撮影と記事を担当したのはニューシスのキム・ヘジン記者で、写真に添えられたクレジットの日付は8月18日と記されている。記事はソウル発として扱われ、ニューシスの文化カテゴリーに掲載された。
今回、韓国メディアを通じて明らかになったのは、インタビューという出来事そのものと、それが行われた日付・場所・撮影者という基本的な情報である。カン・ジヨン氏は記事の中で肩書きを「作家」と紹介されており、取材の相手はニューシスという通信社だった。インタビューの中身、すなわちどのような話題が語られ、どんな作品や活動について言及されたのかは、この配信の時点では写真記事の形でしか伝えられていない。写真記事は韓国の報道現場で日常的に用いられる形式で、本編のインタビュー記事に先行して、あるいはそれと並んで、取材の場面そのものを一枚の写真と短い説明文で伝えるものだ。日本の読者にはなじみが薄い形かもしれないが、韓国では通信社が写真部門を独立した部署として運営し、写真そのものを一つの記事として配信する慣行が定着している。今回の配信も、ニューシスの写真映像部が扱う「スターたちのインタビュー」といった写真企画の流れの中に置かれている。

取材場所となった教保文庫の社屋という点は、この出来事の性格を示している。教保文庫は韓国を代表する大型書店チェーンで、その社屋が取材の舞台に選ばれたということは、書籍や出版に関わる文脈での取材であったことをうかがわせる位置づけになる。ニューシスがこの記事を政治や社会ではなく文化カテゴリーに分類し、公演・展示・文化財・本・旅行/レジャー・宗教といった文化面の区分の中に置いたことも、同じ方向を指している。ただし、記事本文にはインタビューの具体的な内容は記されておらず、どの著作についての取材だったのかまでは示されていない。この記事から確実に読み取れるのは、日付、場所、取材者、そして被写体の肩書きという四つの事実に限られる。
ニューシスは記事の末尾に、読者からの写真・映像の提報を受け付けている旨を添えている。「共感言論ニューシス」として、ニュースとしての価値や話題性があると判断される写真や映像の提供を、写真映像部が広く募っているという案内である。韓国の通信社が読者参加型の取材体制を前面に出している一例で、日本のニュースサイトが設けている投稿窓口と近い性格を持つ。また記事には著作権に関する明示があり、無断転載および再配布が禁じられている旨が記されている。今回の記事はポータルサイトのZUMニュースを通じても配信され、同サイトの「スターたちのインタビュー」という写真企画の一枚として掲載された。韓国では通信社の配信記事が複数のポータルサイトに同時に流れる仕組みが整っており、一つの写真記事が短時間で広く読まれる構造になっている。
なお、今回のカン・ジヨン氏に関する報道とは別に、韓国の芸能界では「ジヨン」という名を持つ人物が出演した作品がこの一年ほどの間に相次いで放送されている。日本の読者にとって参照しやすい範囲で整理しておく。まず、2026年5月8日からSBS TVの金土ドラマ枠で放送された『素晴らしい新世界』(原題・멋진 신세계)は、全14話が同年6月20日まで放送された。主演はイム・ジヨンで、共演はチャン・スンジョ、ホ・ナムジュン、イ・セヒ。無名の女優シン・ソリが、ある日突然、朝鮮時代に悪女として恐れられたカン・ダンシムの魂に乗り移られ、人が変わってしまうという設定の物語だ。彼女の前に立ちはだかるのは「資本主義の怪物」と呼ばれる財閥の御曹司チャ・セゲ。宮中を生き抜いた強靭な精神を持つ主人公が、現代社会の理不尽に真っ向から向き合っていく。脚本はカン・ヒョンジュ、演出はハン・テソプとキム・ヒョヌが担当した。現代の芸能界と朝鮮王朝という二つの時代が重なり合う構成と、イム・ジヨンの演じ分けが見どころとされる。日本ではNetflixを通じて視聴できる。
その前年には、tvNの月火ドラマ『憎らしい恋』(原題・얄미운 사랑)が、2025年11月3日から12月30日まで全16話にわたって放送された。正義感あふれる刑事役のイメージに縛られた国民的俳優イム・ヒョンジュンと、正義のためなら容赦のない芸能部記者ウィ・ジョンシンを軸に、初心を忘れた俳優と事実を突きつける記者が繰り広げる舌戦を描いたラブコメディである。主演はイ・ジョンジェとイム・ジヨン。共演はキム・ジフン、ソ・ジヘのほか、チェ・グィファ、ナ・ヨンヒ、オ・ヨンソら。脚本は『ドクター・チャ・ジョンスク』のチョン・ヨラン、演出は『グッド・パートナー』のキム・ガラムとアン・ジスクが手がけた。韓国ではWavveでも配信された。取材する側とされる側という職業を正面から物語に組み込んだ作品で、今回のような取材現場の風景を思い浮かべながら見ると味わいが増すかもしれない。
同じくtvNでは、2025年10月11日から11月30日まで土日ドラマ枠で『テプン商事』(原題・태풍상사)が全16話放送された。1997年、通貨危機に揺れる韓国を舞台に、26歳のカン・テプンが父の遺した中小企業「テプン商事」の代表を突然引き継ぐ物語である。倒産の危機が迫るなか、経理から営業へと踏み出す社員オ・ミソンや個性豊かな社員たち、そして家族とともに、会社を守るために奔走していく。主演はジュノ、演出はイ・ナジョン。共演にはキム・ヨンオク、イ・チャンフン、キム・サンホ、シウミン、キム・ジェファ、パク・ソンチャク、キム・ジヨン、ム・ジンソン、キム・ソンイ、イ・サンジン、クォン・ハンソル、クォン・ウンソンらが名を連ねる。Netflixを通じて世界50か国以上で同時配信され、各話のサブタイトルに1990年代のドラマ名が使われるなど、時代の空気を映す仕掛けも盛り込まれた。
改めて今回の報道に戻ると、伝えられた事実は簡潔である。2026年8月14日、ソウル・麻浦区の教保文庫社屋で、作家のカン・ジヨン氏がニューシスのインタビューに応じた。その場面を撮影したのはキム・ヘジン記者であり、写真は8月18日付のクレジットを添えて、8月19日午前7時50分45秒にソウル発の文化記事として配信された。今後、この取材の内容を伝えるインタビュー本編が公開されるかどうかについては、現時点の情報からは判断できない。日本の読者としては、まずは韓国の通信社がこの取材を文化面の記録として残したという事実を押さえておきたい。










