LE SSERAFIM、米MTV VMA「ベスト K-POP」部門候補に
写真: LE SSERAFIM — Xnou / Public domainガールズグループのLE SSERAFIM(ル・セラフィム)が、米国の音楽授賞式「2026 MTV ビデオ・ミュージック・アワード(2026 MTV VMA)」の「ベスト K-POP(Best K-Pop)」部門候補に選ばれた。現地時間8月18日に公開された候補者リストで明らかになったもので、韓国メディアが8月19日に相次いで報じている。今回の候補入りで注目されたのは、発表された全候補の中で、第4世代のK-POPガールズグループとして名前が挙がったのはLE SSERAFIMだけだったという点だ。
候補に挙がったのは、シングル1集のタイトル曲「SPAGHETTI (feat. j-hope of BTS)」。BTSのJ-HOPEがフィーチャリングとして参加した楽曲で、一度絡まると簡単には抜け出せないスパゲッティの性質に、LE SSERAFIMの魅力をなぞらえた一曲だ。中毒性の強いメロディーと個性的なパフォーマンスで、公開当時から話題を集めていた。強烈なサビと独特のパフォーマンスがチームならではの個性を示したという評価があり、グローバル市場での競争力をあらためて確認させる結果になったという見方が出ている。
この曲は発表当時、世界の二大ポップチャートとされる米ビルボード「HOT 100」で50位、英「オフィシャル・シングル・トップ100」で46位に同時にランクインした。いずれもチームの自己最高記録だ。米英という主要2市場で同時に成績を伸ばしたことになり、韓国でもこの数字が繰り返し取り上げられてきた。さらにその後は、ワールドツアーや各種フェスティバルの現場で観客の大合唱を引き出し、公演を代表する人気曲として定着した。授賞式の候補入りが、チャート上の数字だけでなくライブでの反応の積み重ねの上に立っていることがうかがえる。
LE SSERAFIMとMTV VMAの縁は、今回が初めてではない。同グループは「2024 MTV VMA」で、ミニ3集のタイトル曲「EASY」により「PUSHパフォーマンス・オブ・ザ・イヤー(PUSH Performance of the Year)」部門を受賞している。当時はプレショーのステージでミニ4集タイトル曲「CRAZY」と収録曲「1-800-hot-n-fun」を披露し、現地の視聴者にチームのパフォーマンス力を強く印象づけた。あれから2年、再び候補として名前が並んだ形で、「ベスト K-POP」部門でトロフィーを追加できるかに関心が集まっている。
日本の読者に向けて補足しておくと、MTV VMAはグラミー賞、アメリカン・ミュージック・アワード、ビルボード・ミュージック・アワードと並び、米国の四大大衆音楽授賞式の一つに数えられる。ミュージックビデオを軸に据えた授賞式である点が他と異なり、映像表現やパフォーマンスの評価が前面に出る。今年の授賞式は9月27日に開催される予定だ。
今回の候補発表では、他のK-POPアーティストの名前も挙がっている。BTSは、3年9か月ぶりに発表した完全体アルバムである正規5集「arirang」のタイトル曲「SWIM」で、ソング・オブ・ザ・イヤー(Song of the Year)部門の候補に指名された。同部門の候補入りは2021年以来5年ぶりとなる。この部門では、マドンナ、サブリナ・カーペンターの「Bring Your Love」、PinkPantheressとZara Larssonの「Stateside」、RAYEの「WHERE IS MY HUSBAND!」などと競うことになる。BTSは「ベスト K-POP」部門の候補にも名を連ねており、同部門では2019年から2021年まで3年連続で受賞した実績がある。昨年はBLACKPINKのロゼが米ポップスターのブルーノ・マーズと組んだ「APT.」で「2025 MTV VMA」のソング・オブ・ザ・イヤーを受賞し、K-POPとして初の記録を打ち立てていた。BLACKPINKのリサは、ソロ曲「Dream」のミュージックビデオでベスト・ポップ、ベスト K-POP、ベスト撮影、ベスト編集の計4部門の候補に挙がっている。
LE SSERAFIMは、下半期も北米を中心に活動範囲を広げていく。まず9月13日には、世界的なゲームイベント「BlizzCon 2026(ブリズコン2026)」の閉幕ステージに立ち、フィナーレを飾る。続いて16日からはロサンゼルスを皮切りに、北米9都市を巡る「2026 LE SSERAFIM TOUR『PUREFLOW』」に乗り出す。さらに19日には「2026 iHeartRadio Music Festival(アイハートラジオ・ミュージック・フェスティバル)」に出演する。同フェスティバルのステージにK-POPガールズグループが立つのは初めてで、現地での活動の幅を一段と広げる契機になるとみられている。授賞式が開かれる9月27日に向けて、ゲームイベント、単独ツアー、大型フェスと立て続けに大きな舞台が並ぶ日程だ。
このグループはメンバーのキム・チェウォン、サクラ、ホ・ユンジン、カズハ、ホン・ウンチェの5人で構成される。日本での活動も続いており、キム・チェウォンは8月19日、日本のロックフェスティバル「Summer Sonic 2026」に出演した際の様子を自身のインスタグラムで公開した。投稿には「Summer Sonic 2026」という短い一文が添えられ、ステージの内外で撮影された複数のカットが並んでいる。写真では、ピンクからオレンジへと移り変わるグラデーションのビンテージムードなグラフィックタンクトップを着用し、首元にシルバーのネックレスを合わせたフェスらしい装いが目を引いた。この件は韓国メディアのスターファッションが同日に伝えている。
ファン向けの動きも同時期に進んでいる。LE SSERAFIMのポップアップストアが27日にオープンすることが明らかになっており、企画の中心となるのは、メンバーにそっくりだというキャラクター「フィムズクラブ」だ。訪れた人に幸せを届けることをコンセプトに掲げているという。またWeverseでは、ポップアップイベント「FIM'S SECRET LAB POP UP」に関する画像が公開された。Weverseは所属アーティストの写真や告知を届けるプラットフォームで、今回もメンバーの姿を収めたイメージがファンに向けて届けられた形だ。会場の場所や開催期間、展示・販売される具体的な内容については、現時点で詳細は伝えられていない。
米国の授賞式での候補入り、9月に集中する北米での大型ステージ、日本のフェス出演、そして国内でのポップアップ企画。LE SSERAFIMをめぐる話題は、活動の場を複数の市場にまたがらせながら重なっている。2年前にPUSHパフォーマンス部門で手にしたトロフィーに続く2つ目を「SPAGHETTI (feat. j-hope of BTS)」で獲得できるかどうか、答えが出るのは9月27日だ。









