スジ、キム・ソンホからのコーヒーカーに「ありがとう人間」と感謝
写真: キム・ソンホ — THHeadline / CC BY 3.0俳優のスジが、キム・ソンホから贈られたコーヒーカーへの感謝を自身のSNSでつづった。19日、スジは自分のSNSに複数枚の写真を公開し、「早く来い『幻惑』」というメッセージを添えている。公開された写真には、コーヒーカーとともに掲げられた横断幕が写っており、そこには「『ハーレムの男たち』のすべての俳優、スタッフの皆さん。スジが用意したコーヒーを飲んで頑張ってください」という文言が記されていた。
このコーヒーカーを送ったのはキム・ソンホだ。横断幕の文面は「スジが用意したコーヒー」となっているが、実際に差し入れをしたのはキム・ソンホであり、スジは彼のSNSアカウントをタグ付けしたうえで「ありがとう人間」と書き添えた。飾らない一言から、二人の距離の近さがうかがえる。この投稿は19日午後に韓国メディアが報じ、スターニュースのキム・ナヨン記者が同日19時33分付で伝えている。
二人が親しい間柄であることの背景には、共演作がある。スジとキム・ソンホは、公開予定のディズニープラス(Disney+)シリーズ『幻惑』で共に演技をした。撮影を通じて築いた縁が、作品を離れた現在の現場応援につながった形だ。スジが投稿に添えた「早く来い『幻惑』」という言葉は、共に作り上げた作品の公開を待ちわびる気持ちを示すものといえる。
『幻惑』は1935年の京城(キョンソン)を舞台にした作品だ。半世紀を超える間、世の中に姿を現さず、そのために疑惑と噂に包まれてきた魅惑的な女性、ソン・ジョンファ。彼女の肖像画を依頼された画家のユン・イホが、その神秘的な秘密に近づいていく過程で起きる出来事を描く。時代設定と、閉ざされた屋敷に生きる謎めいた女性、そして彼女を絵に描こうとする画家という構図から、ミステリアスな空気をまとった物語であることがわかる。
スジが演じるのは、そのソン・ジョンファ役である。魅惑的な美しさで視線を捉えると同時に、正体のつかめない奇妙な魅力を持つ人物だ。これまで多くの作品で存在感を示してきたスジにとって、半世紀以上も外に出なかった女性という役どころは、これまでとは異なる質感の演技が求められる役といえる。作品は今年、ディズニープラスを通じて公開される予定だ。日本の視聴者にとっても、ディズニープラスは配信サービスとして広く利用されているため、公開されれば比較的アクセスしやすい作品になるとみられる配信形態だ。
1935年の京城という舞台設定は、韓国の作品ではしばしば取り上げられる時代であり、当時の街並みや衣装、社会の空気を映像でどう再現するかも見どころになる。そこに肖像画という題材が組み合わされることで、描く者と描かれる者の関係、そして絵を通して明らかになっていく秘密という、視覚的な要素を軸にした物語構造が浮かび上がる。ユン・イホがソン・ジョンファの秘密に近づいていくという筋立ては、観る側もまた画家の視線を通じて彼女の正体をたどっていく形になるだろう。
一方、スジは現在、次回作となる『ハーレムの男たち』の撮影に取り組んでいる真っ最中だ。今回のコーヒーカーは、まさにその撮影現場に届けられたものだった。横断幕が『ハーレムの男たち』の俳優とスタッフ全員に向けて書かれていたことからも、作品づくりを支える現場スタッフを含めた全体への激励であったことがわかる。
韓国の撮影現場では、俳優やその所属事務所、ファンクラブなどがコーヒーカー(コーヒートラック)を送り、現場の全スタッフに飲み物を差し入れる文化が定着している。単なる差し入れにとどまらず、横断幕に応援メッセージを掲げるのが通例で、送り主の名前や作品名、応援したい相手への一言が記される。今回のように、以前の共演者が新しい現場へコーヒーカーを送るケースは、作品を越えて続く俳優同士の関係を可視化するものでもある。撮影が長期にわたり、屋外や早朝深夜の作業も多い制作現場において、こうした差し入れは実務的にもありがたいものとして受け止められている。
今回、興味深いのは横断幕の文面である。「スジが用意したコーヒーを飲んで頑張ってください」と書かれていたにもかかわらず、実際の送り主はキム・ソンホだった。つまり、スジ本人が自分の現場に差し入れをしたかのような形で仕立てられていたことになる。これに対してスジが「ありがとう人間」とコメントしたことで、二人の間にある気の置けないやり取りの空気が伝わってきた。フォーマルな感謝の言葉ではなく、こうした砕けた表現を選んだところに、共演を経て築かれた関係性が表れている。
スジの投稿は写真が複数枚公開される形で行われ、コーヒーカーと横断幕がしっかりと写し出されていた。「早く来い『幻惑』」という一文は、現在撮影中の『ハーレムの男たち』の現場から、すでに撮影を終えた『幻惑』の公開を待つという時間の重なりを示している。俳優にとって、ひとつの作品を終えて次の作品へ移りながら、以前の作品の公開を待つという状況は珍しくないが、その二つの現場が今回のコーヒーカーによって結び付けられた格好だ。
スターニュースの報道には読者の反応も寄せられており、記事には「おすすめ」1件、「いいね」12件といった反応が記録され、コメントも投稿されていた。数字自体は大きくないものの、スジの近況を伝える記事として関心を集めたことがうかがえる。
今後の注目点は、まず『幻惑』の公開時期である。今年中にディズニープラスを通じて公開される予定とされており、スジ演じるソン・ジョンファと、その肖像画を描くことになるユン・イホの物語がどのように映像化されるかが焦点になる。そして並行して進行しているのが『ハーレムの男たち』の撮影だ。現在まさに撮影の真っ最中であり、こちらの続報も待たれるところだ。ひとつの作品の公開を控えながら、次の作品の現場に立つスジの活動が、今後も続いていくことになる。今回の一件は、そうした慌ただしい制作の合間に交わされた、共演者同士のささやかなやり取りとして記録された。





