リセンヌ・メイの誕生日サポート、目標の130.44%達成
写真: RESCENE — K-POPIT 케이팝잇 / CC BY 3.0ガールズグループ「リセンヌ(리센느)」のメンバー、メイの誕生日を記念したサポートプロジェクトが、最終的に目標額の130.44%という達成率を記録して幕を閉じた。ファンによる出資が目標を大きく上回ったことで、メイの誕生日を祝う広告が、誕生日当日である8月19日からソウルの建大入口駅にある大型電光掲示板「マックスビジョン」で放映されている。放映期間は8月25日までの約7日間となる。
このプロジェクトが実施されたのは、7月3日から8月1日までの期間だ。ファンの参加は開始直後から活発で、プロジェクトが公開されてからわずか11日で目標値である100%に到達した。その後も出資は止まらず、締め切り日である8月1日の時点で最終的に130.44%という数字を残して終了している。目標を3割以上上回る形で終わったことになり、ファンダムの熱量の高さがそのまま数字として表れた格好だ。
今回のプロジェクトが実施された「ブリップサポート(블립 서포트)」は、ファンがアーティストの誕生日やデビュー日といった特別な記念日を祝うために、自ら参加する形で運営されるサービスである。目標額を達成した場合には、地下鉄構内の広告や屋外の電光掲示板といったオフライン広告がリワードとして提供される仕組みになっている。つまり、ファンがオンライン上で行った応援が、そのまま街頭に掲出される実際の広告という目に見える形へと変換される。今回のメイのケースは、その仕組みが機能した一例と言える。
参加方法は、専用のアプリおよびウェブサイトを通じて行われる。ユーザーはサービス内の財貨である「ブリップジェム(blip Gem)」と「ロイヤルジェム(Royal Gem)」を使い、自分が支援したいプロジェクトに参加するという流れだ。現金を直接投じるのではなく、サービス内で流通する財貨を介して出資するという設計になっている点が特徴で、ファンにとっては日常的にサービスを利用する中で貯めた財貨を、そのまま推しへの応援に回せることになる。
運営側であるブリップは、今後もサポートの対象となるアーティストを拡大していく方針を示している。ファンのオンライン上での参加が、オフラインの実物広告に直結する事例を継続的に打ち出していく計画だという。韓国では、ファンが資金を出し合ってアイドルの誕生日を祝う地下鉄広告や屋外広告を出す文化が根づいており、駅の構内や大型ビジョンに推しの姿が映し出されると、それを見に行くこと自体がファンにとってのイベントになる。今回もメイの誕生日を記念して現地を訪れるファンの足が続くと見込まれている。
日本の読者にとっては馴染みが薄いかもしれないが、韓国のこうした「センイル(誕生日)広告」は、単なる祝福の掲示にとどまらず、ファンダムの規模や結束力を外部に示す指標としても受け止められている面がある。個人がそれぞれ広告代理店とやり取りをして掲出するのはハードルが高いが、ブリップサポートのようなプラットフォームは、多数のファンから少額ずつ集めて目標額に到達させるという形でその作業を代行する。達成率という数字が公開されることで、どれだけの支持が集まったのかが可視化されるという側面もある。今回のメイのプロジェクトが11日という短期間で100%に到達し、最終的に130.44%まで伸びたという経過は、その可視化の分かりやすい例だろう。
広告が掲出されている建大入口駅は、ソウル市内でも学生や若年層の往来が多いエリアに位置する駅で、屋外の大型電光掲示板を通じた広告は、ファン以外の通行人の目にも触れることになる。誕生日当日の19日から25日までという期間設定は、誕生日そのものを起点として一週間にわたって祝福を継続させる形であり、当日に足を運べなかったファンにも現地を訪れる余地を残している。
なお、リセンヌはメンバーのウォニがスターニュースのスターランキングで1位を記録するなど、ファン投票型の企画でも存在感を見せているグループだ。同ランキングでは、ウォニに続いて2位にBTSのジミン、3位にIVEのチャン・ウォニョンが並んでおり、大型グループと肩を並べる位置につけていることになる。メイについても、記事が配信された時点でスターランキングの投票が受け付けられており、グループとして固定ファン層の動員力を備えていることがうかがえる。今回の誕生日サポートで目標を3割超過して達成した背景にも、そうした継続的な支持の積み重ねがあると考えられる範囲の事実として、同じ媒体の報道から読み取ることができる。
ファンが出したお金が広告という形になって街に現れ、その広告を見にファンが集まる。韓国のアイドル文化において定着したこの循環は、プラットフォームの整備によってより手軽に、より頻繁に回るようになってきている。ブリップが今後対象アーティストを広げていく方針を明らかにしていることからも、こうしたオンラインとオフラインをつなぐ応援の形は今後さらに増えていくとみられる。メイの誕生日広告は8月25日まで、建大入口駅のマックスビジョン電光掲示板で放映が続く。









