少女時代の新ユニット「ヒョリス」、初ステージで新曲2曲を初公開
韓国のガールズグループ・少女時代の新ユニット「ヒョリス」(Girls' Generation-HRS)のヒョヨン、ユリ、スヨンの3人が8月22日、京畿道・果川のソウルランドで開かれた「2026 カスクール・フェスティバル」に出演し、タイトル曲「Skibidi」と収録曲「Lowkey In Love」のステージを初めて披露した。31日のデジタルシングル発売を前に、音源公開よりも先に生のパフォーマンスでファンの前に立った形で、韓国メディアのスターニュースが報じた。
この日の様子を伝えたのは、メンバーのスヨン本人だった。スヨンは自身の個人アカウントに、ヒョリスとしての初のデビューステージの映像と写真を公開した。3人はセクシーさが際立つ衣装を身にまとってステージに立ち、2曲を完璧に消化。会場では、ステージに立っていない少女時代のほかのメンバーたちからも歓声が送られたという。ユニットのお披露目でありながら、グループ全体で盛り上げる雰囲気だったことがうかがえる。
ヒョリスがリリースするデジタルシングル「Skibidi」(スキビディ)は、8月31日午後6時に各種音楽サイトを通じて発売される。シングルには同名のタイトル曲のほか、収録曲「Lowkey In Love」(ロウキー・イン・ラブ)が入り、全2曲構成となる。韓国では新曲の音源公開を夕方6時に設定するのが一般的で、今回もその時間帯に合わせた形だ。この日フェスティバルで披露された2曲が、そのままシングルに収録される2曲にあたる。
注目したいのは、このユニットが所属事務所主導の企画ではなく、メンバー個人のYouTubeコンテンツから生まれたという点だ。ヒョリスは、ヒョヨンの個人YouTubeチャンネル「ヒョヨンのレベルアップ Hyo's Level Up」で展開された「偽キム・ヒョヨン」というコンテンツから出発したプロジェクトである。ヒョヨンが、テヨン、ティファニー、ソヒョンの3人が結成したユニット「テティソ」に対抗するグループを作ると宣言したことがきっかけとなり、企画が動き出した。その後、ヒョヨン、ユリ、スヨンの3人が、メインボーカルやセンターといったポジションをめぐって競争を繰り広げる過程が描かれてきた。
スターニュースは今回の記事の見出しで「メインボーカルの恨(ハン)を晴らした」という表現を使っている。これは、少女時代の中で長くメインボーカル以外のポジションを担ってきたメンバーたちが、今回のユニットで念願のポジションに立ったという文脈を踏まえたものだ。バラエティ番組的な企画として始まったものが、実際の音源発売と大型フェスティバルでのステージ披露にまで発展した点で、単なるYouTube企画の枠を超えたと言える。ユニット名の「HRS」も、ヒョヨン、ユリ、スヨンという3人の頭文字を組み合わせたものとなっている。
少女時代のユニット活動としては、2012年に結成されたテティソ(TTS)がよく知られている。テヨン、ティファニー、ソヒョンによるこのユニットは、グループの中でもボーカル面を担うメンバーが集まった編成だった。今回のヒョリスは、そのテティソに「対抗する」という設定から出発しており、ヒョヨンの発言がそのままユニット結成の出発点になった。ファンにとっては、長年グループを見守ってきた文脈があってこそ楽しめる企画であり、内輪のネタから本格的なリリースへとつながっていく流れそのものが、このユニットの魅力の一つになっている。
日本の読者にとっては、少女時代のダンス面を支えてきたヒョヨン、ユリ、そしてバラエティや演技でも活躍してきたスヨンという3人の組み合わせという点が興味深いところだろう。3人はグループ活動の中でもパフォーマンス面での存在感が強く、今回のステージでも衣装とパフォーマンスの両面で強い印象を残した。ステージの映像はスヨンの個人アカウントで確認でき、正式な音源公開を待たずにファンが最初の反応を共有できる形になっている。
ステージが行われた「2026 カスクール・フェスティバル」は、京畿道・果川のソウルランドを会場に開催されたイベントだ。ソウルランドはソウル近郊の遊園地で、屋外での大型音楽イベントの舞台としても使われる。夏場に韓国各地で開かれる野外フェスティバルは、アイドルグループが新曲を初披露する場としても機能しており、今回のヒョリスの初ステージもその流れに沿ったものと言える。音源発売前のフェスティバルで新曲を先行披露することは、韓国では珍しくない手法で、現場のファンの反応がそのままSNSを通じて拡散していく効果もある。
今後の焦点は、8月31日午後6時のデジタルシングル「Skibidi」の発売と、その後の活動展開になる。全2曲というコンパクトな構成のシングルだが、タイトル曲「Skibidi」と収録曲「Lowkey In Love」はすでにフェスティバルの舞台で披露済みで、音源公開後に改めて音楽番組などでのパフォーマンスが期待される。YouTubeコンテンツの「偽キム・ヒョヨン」から始まり、ポジション争いの企画を経て、フェスティバルでの初ステージ、そして音源発売へ——この一連の流れをどこまで追いかけてきたかによって、31日の受け止め方も変わってきそうだ。少女時代のデビューから長い時間が経った今も、メンバー自身の発案から新しいユニットが生まれるという展開は、グループの息の長さを示すものでもある。









