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チェ・イェナ、アンコール公演で涙 「ステディセラーのようなアーティストに」

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歌手チェ・イェナ(YENA)が、8月22日と23日の2日間にわたってソウル・中区の奨忠(チャンチュン)体育館でアンコールコンサート「2026 YENA ENCORE LIVE <四角から始まった、つかめそうでつかめない異世界:劇場版>」を開催し、アジアをめぐってきたツアーの締めくくりを飾った。公演の終盤、チェ・イェナはファンに向けて感謝の思いを語りながら涙を見せ、「一瞬だけきらめく『ベストセラー』ではなく、時間が経っても探したくなる『ステディセラー』のようなアイドルであり、アーティストになる」と約束した。所属事務所はYHエンターテインメント。

今回の公演は、これまで行われてきたツアーのハイライトを凝縮し、新たに構成し直したアンコールコンサートだ。過去の公演の痕跡を随所に残しつつ、そこに新しい要素を加えることで、「劇場版」というタイトルにふさわしい見どころの多いステージに仕上げたという。チェ・イェナはソウルを皮切りに、マカオ、台北、香港、東京とアジアの主要都市を巡り、各地のファンと呼吸を合わせてきた。その旅の最終地点が、今回のソウル・奨忠体育館2日間だったことになる。

セットリストは「キャッチ・キャッチ」で幕を開けた。続けて「ネモネモ」「優しいという言葉が一番嫌い」を披露し、開演直後から会場の熱気を一気に引き上げた。さらに「砂糖」「あなたじゃなければいい」「Damn U」「Lxxk 2 U」など、多彩なステージを重ねていき、チェ・イェナならではのエネルギッシュな魅力と、幅広い音楽的スペクトラムを見せた。曲調の異なるナンバーを並べることで、ソロアーティストとしての引き出しの多さを提示した格好だ。

この公演で観客を最も沸かせたのが、「砂糖」のステージでのサプライズだった。かつてIZ*ONE(アイズワン)でともに活動したメンバーが登場したのだ。22日にはヒトミが、23日にはチョ・ユリがステージに上がり、チェ・イェナと息の合ったパフォーマンスを見せた。二人ともかつての仲間ならではのケミストリーを見せ、ファンにとっては懐かしさのこみ上げる時間になった。日替わりでゲストを変えるという構成のため、2日間とも足を運んだファンにはそれぞれ異なる光景が用意されていたことになる。

ゲストラインアップも華やかだった。22日にはBE'O(ビオ)が登場し、チェ・イェナと「Love War」のステージをともに作り上げたほか、「Counting Stars」「LOVE me」まで披露して熱気を加えた。23日にはポール・キムが登場、チェ・イェナと「クエスチョンマーク」で新鮮な掛け合いを見せたのに続き、「漢江で」「すべての日、すべての瞬間」を歌った。さらにNOWIMYOUNG(ナウ・アイム・ヤング)も「AH AH」「KISS KISS KISS」のステージを繰り広げ、チェ・イェナとリメイクして発売を控えている「めずらしい女」の先行公開ステージまで一緒に披露した。つまり、この公演は既発曲の再現にとどまらず、これから世に出る音源のお披露目の場にもなったわけだ。

ファンとの積極的な交流も、公演を彩る重要な要素だった。チェ・イェナは「キャッチ・キャッチ」のチャレンジを行って愉快な時間を過ごし、「364」の応援法を通じて客席とひとつになった。また、IZ*ONE時代の楽曲から現在のソロ曲までを網羅するメドレーステージを披露し、自身が歩んできた活動の瞬間をひとつの舞台に収めることで、深い余韻を残した。公演の後半にはアンコールステージで熱気を持続させ、最後までファンと熱く呼吸を合わせている。

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公演の締めくくりで語られた言葉には、ソロ転向後の不安が率直ににじんでいた。チェ・イェナは「グループ活動が終わって、ソロとして私を訪ねてくださる方がいるのか怖くて不安だった時期があった」と振り返り、「私がどれだけステージを愛して切実に望んできたのか、この瞬間のためにどれだけ夢見て努力してきたのか、そのすべての時間が今このステージに込められている気がして、今日を一生忘れられないと思う」と、こみ上げる思いを明かした。続けて「イェナを忘れずに訪ねてきてくださって本当にありがとうございます。これからも新鮮で長く記憶に残るステージで、いただいた愛に応えたい」と述べたうえで、冒頭の「ステディセラー」という言葉につなげている。爆発的な瞬間よりも、長く残る存在を目指すという宣言だ。

チェ・イェナは音楽活動だけにとどまらず、酒類、ゲーム、スキンケアなど、さまざまなブランドからラブコールを受け、多方面で活躍している。現在はSBSのバラエティ番組「私の残った恋愛」にMCとして出演するなど、活動の幅を広げている。歌手としてのステージと、テレビでの司会業、そして広告での起用が並行して動いている形で、ソロ転向後のキャリアが着実に厚みを増していることがうかがえる。

チェ・イェナをめぐっては、直近でも動きが伝えられていた。9月6日に韓国・一山(イルサン)のKINTEX(キンテックス)で開かれる音楽授賞式「2026 SKA」の出演者として、8月19日に発表された第3次ラインアップに名前が挙がっているのだ。この日発表されたのはモディセイ、チェ・イェナ、パウ、コスモシ、ソンリ、シクス(CIX)の6組で、これをもって最終ラインアップが確定した。同授賞式には、K-POPの現役グループやソロアーティスト、新人、さらにはトロット歌手までを含む幅広い顔ぶれが一堂に会することになる。第3次発表の時点で、チェ・イェナははつらつとしたパフォーマンスが持ち味のソロアーティストとして紹介されていた。

今回のアンコール公演の終了で、ソウルから始まりマカオ、台北、香港、東京を経て再びソウルへ戻ってきた一連のツアーが完結したことになる。そして9月6日の「2026 SKA」出演が控えており、NOWIMYOUNGとリメイクした「めずらしい女」の発売も予定されている。ツアーの余韻が冷めないうちに次の予定が並ぶ形で、ステージを軸にした活動が続いていく見通しだ。「ステディセラーのようなアイドルであり、アーティストになる」という奨忠体育館での約束が、これからどう形になっていくのかが注目される。

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