CNBLUEイ・ジョンシン、MBN新ドラマ「ボスの露骨な好み」で小児科医役
CNBLUEのイ・ジョンシンが、韓国MBNの新ドラマ「ボスの露骨な好み」に出演することが、2026年8月15日に所属事務所FNCエンターテインメントを通じて明らかになった。演じるのは小児科の専門医ムン・テギョン役で、作品は同年11月に初回放送を迎える予定だ。バンドのメンバーとして音楽活動を続けながら俳優としても歩んできたイ・ジョンシンにとって、キャリアにまた一本の作品が加わることになる。
「ボスの露骨な好み」は、恋愛を軸にしたロマンスドラマである。物語の出発点になるのは一枚のアルバムだ。そのアルバムの中にいる「Her」を探し始めるのが、財閥のボスであるクォン・ドヒョク。彼は事業の面では申し分ない立場にありながら、「好み」というものをまるで持たない人物として描かれる。原文で「取向ゼロ」と表現されたこの設定が、そのままドラマの題名にもつながっている。好みがないはずの男が、たった一枚のアルバムをきっかけに、自分でも説明のつかない衝動で誰かを探し始める。その過程が物語を動かしていく。
もう一方の主人公が、インディーズバンドのボーカルであるイ・ウンチェだ。作品の紹介によれば、彼女はクォン・ドヒョクの完璧な人生に現れた唯一の変数として位置づけられている。あらかじめ設計された人生の中に、計算の外側から入り込んでくる存在という意味だ。財閥という肩書きを持つ男性と、音楽の現場に身を置く女性。この対照的な二人が織りなす関係を、制作側は「好み狙撃(取向狙撃)」のロマンスと表現している。相手の好みを的確に射抜くという韓国での言い回しで、好みを持たなかった男が誰かに心を撃ち抜かれる物語であることを示す言葉でもある。
主演のクォン・ドヒョク役はソンフンが、イ・ウンチェ役はオ・セヨンが務める。そしてイ・ジョンシンが演じるムン・テギョンは、小児科の専門医という設定だ。事務所の紹介によれば、外見も性格も、さらには家柄まで、どれ一つとして欠けたところのない人物とされている。韓国では、あらゆる能力値が高い人物を、能力を六角形のグラフで表す図になぞらえて「六角形の魅力」と呼ぶことがある。ムン・テギョンはまさにその表現が当てられたキャラクターであり、イ・ジョンシンはこの人物を細やかに描き出し、熱演を見せる予定だという。
医師という職業は韓国ドラマで繰り返し描かれてきた役柄だが、その中でも小児科という設定は、患者に接する場面の性質からして、演じ手の柔らかさや誠実さが前面に出やすい。加えて、非の打ちどころのない条件を備えた人物という設定は、主人公二人の関係にどう関わっていくのかという興味も呼ぶ。財閥のボスと、インディーズバンドのボーカルという二人の中心軸に対し、すべてを兼ね備えた小児科医がどのような位置に立つのか。作品の骨格として提示されているのはここまでで、それ以上の展開は放送を待つことになる。
この出演については、8月14日の時点で一報が伝えられていた。当サイトでも同日、「CNBLUEイ・ジョンシン、MBN新ドラマで小児科医役 11月放送開始」として、11月に初回放送を迎える作品への出演と、歌手活動と並行して続けてきた俳優としてのキャリアに新たな一本が加わることを報じている。その記事では、財閥のボスであるクォン・ドヒョクとインディーズバンドのボーカルであるイ・ウンチェの恋愛を描くロマンスドラマであること、クォン・ドヒョク役をソンフン、イ・ウンチェ役をオ・セヨンが演じること、そして財閥という立場の男性と音楽の現場に身を置く女性という組み合わせが物語の軸になることを伝えていた。翌15日に配信された記事は、この内容をあらためて整理し、ムン・テギョンという役柄の詳細と、11月初回放送という予定を重ねて示した形になる。
イ・ジョンシンが所属するCNBLUEは、FNCエンターテインメント所属のバンドである。今回の出演を伝える記事でも、写真の提供元としてFNCエンターテインメントの名が記されており、キーワードにもCNBLUE、イ・ジョンシン、ドラマ、「ボスの露骨な好み」、FNCエンターテインメントが並んでいる。バンドのメンバーが演技の場に立つことは韓国の芸能界では珍しくないが、イ・ジョンシンの場合も、音楽活動と俳優業を並行して重ねてきた経緯がある。
日本の読者に向けて補足すると、放送局のMBNは韓国の総合編成チャンネルの一つである。地上波とは別の枠組みで編成されるチャンネルで、近年はドラマの制作にも力を入れてきた。「ボスの露骨な好み」もそのMBNの新ドラマとして、11月の初回放送が予定されている。原題は「보스의 노골적 취향」で、直訳すると「ボスの露骨な好み」となる。「好み」を意味する韓国語の「取向(チィヒャン)」は、日本語の「趣味嗜好」に近い言葉で、作品全体を貫くキーワードにもなっている。
現時点で公表されているのは、あらすじの骨格と主要な配役、そして11月という放送時期までである。放送日や各話の構成、日本での配信予定については、渡された情報の中には示されていない。今後、制作側からティザー映像やポスター、詳細な放送日程が順次発表されていくことになるとみられるが、確定情報としては、イ・ジョンシンが小児科専門医ムン・テギョンを演じ、ソンフンとオ・セヨンが主演を務めるロマンスドラマが11月にMBNで幕を開ける、というところに尽きる。好みを持たない財閥のボスが、一枚のアルバムの中の「Her」を探すという発端が、どのような結末に向かうのか。イ・ジョンシンが演じる非の打ちどころのない小児科医が、その物語にどう関わるのか。秋の韓国ドラマの一本として、放送開始が待たれる。






