韓国版『インターン』9月16日公開、チェ・ミンシクとハン・ソヒが主演
写真: チェ・ミンシク — che (Please credit as "Petr Novák, Wikipedia" in case you us / CC BY-SA 3.0チェ・ミンシクとハン・ソヒが主演する韓国版リメイク映画『インターン』が、9月16日に韓国で公開される。公開を目前に控えた9月13日午前0時2分、ザ・ファクトのパク・ジユン記者によるレビュー記事が配信され、二人の存在感を韓国版最大の武器と評しつつ、物語そのものは原作の枠から大きく踏み出せていないと指摘した。上映時間は132分、12歳以上観覧可である。
作品の舞台は、ハン・ソヒが演じるソンウがCEOを務めるファッションブランド「WOO22(ウトゥトゥ)」だ。ローンチから3年でファッション業界のダークホースへと急浮上した会社に、経歴37年のシルバーインターン・キホ(チェ・ミンシク)が入社する。ここから、世代も職級も飛び越えていくオフィスライフが始まる。メガホンを取ったのはキム・ドヨン監督。『82年生まれ、キム・ジヨン』や『もしも私たちが』を手がけてきた人物である。

キホの人物像は、レビューの中で丁寧に描かれている。留学先で今の夫と出会って家庭を築いた娘と、先に世を去った妻を思いながら、一人で時間を過ごしていた男だ。そんな彼が偶然目にしたのが、ファッションブランドWOO22のシルバーインターン募集の告知だった。応募し、面接を受け、合格する。インターンのネックストラップを首にかけて出社した会社には、若きCEOのソンウをはじめ、実利主義の副代表ヨンファン(キム・ジュナン)、AIに過剰にのめり込む経営支援チーム長ミナ(リュ・ヘヨン)といった、それぞれに強い個性を持つ社員たちが忙しい業務に追われていた。
経歴37年、社会生活の「最高レベル」を極めたベテランであっても、慣れないデジタル業務環境と自由奔放な組織文化にはなかなか適応できない。しかも、誰一人として彼に進んで仕事を任せようとはしない。だがキホはそこでくじけない。服で埋め尽くされたオフィスを片づけ、忙しい先輩の代わりに現場へ行くと自ら手を挙げ、自分にできることを一つずつ見つけて誠実にこなしていく。年輪のにじむ人間味あふれる意思疎通で周囲の心を動かした彼は、ソンウとも平凡でありながら特別な思い出を重ね、人生の先輩として温かい慰めと痛烈な忠告を差し出しながら、世代と職級を越えた頼れる同僚になっていく。
原作は2015年に韓国でも公開された同名のハリウッド映画で、アン・ハサウェイとロバート・デ・ニーロが主演を務めた。韓国版も、シルバーインターンと若い女性CEOが世代を越えた友情を築き、互いの人生と価値観に変化をもたらしていくという原作の基本的な枠組みを引き継いでいる。ウィキツリーのユ・ミンジェ記者が8月19日付で伝えたところによると、原作はナンシー・マイヤーズ監督作で、ロバート・デ・ニーロが70歳のシニアインターン・ベン・ウィテカーを、アン・ハサウェイがオンラインファッション企業を率いるCEOジュールス・オースティンを演じた。製作費は3500万ドルで、全世界での興行収入は約1億9476万ドル(韓国ウォン換算で約2700億ウォン)。製作費の5倍を超える数字だ。韓国国内でも361万人あまりを動員し、ヒット作の列に加わった。YTNのキム・スンファン記者は9月12日午前2時10分付のリポートで、公開当時に300万人を超える観客を集めた原作を、韓国的な情緒とMZ世代が中心となった今の職場風景に合わせて新しく解いたと紹介している。
ザ・ファクトのレビューが韓国版だけの色として挙げたのは、断然チェ・ミンシクとハン・ソヒの存在感だった。シルバーインターンのキホに扮したチェ・ミンシクは、優しく温かな笑みと、アドリブなのか台本なのか区別が難しいほどのユーモアを自然に身にまとい、生きているうちに一度は会いたい「良い大人」として画面に存在する。一人で生きる寂しさから、慣れない会社生活に不器用な姿、自らの経験と年輪で周囲と溶け合っていく過程までを繊細に表現し、人物を立体的に描き出した。重厚な演技と気負いのない生活演技を行き来するチェ・ミンシクの代替不可能な力量が人物に溶け込んだからこそ、キホの余裕と温かさ、そして真摯さがスクリーンの向こう側まで伝わるのだという。
若き女性CEOのソンウを演じたハン・ソヒについては、序盤の演技トーンが作為的に感じられ没入を妨げる区間もあるとしつつ、すぐに安定を取り戻し、卓越した感覚と大胆な推進力を備えた有能な女性の魅力を思うままに見せると評した。さらに、仕事も人生も過負荷に陥った人物の孤独と不安も取りこぼさずに多様な表情を引き出し、カットごとに変わる衣装を完璧に着こなして確かな見どころを提供している。
レビューが最も印象に残った場面として挙げたのは、キホがひととき職級を下ろし、人生の先輩としてソンウに現実的な慰めを差し出し、それを聞いたソンウが涙を流すシーンだ。記事はこの場面を、YouTubeチャンネル「用意したものは何もないけど」でMCのイ・ヨンジに対し「(20代に戻れるなら)少しは自分のために生きるのではないか」と率直に答えて涙ぐんだハン・ソヒの顔と重ね合わせている。ソンウが背負った責任と孤独が、ハン・ソヒが打ち明けた本音と重なり、そこにチェ・ミンシクの深みのある演技と重厚な存在感が加わることで、登場人物の物語を超えて、それぞれの場所で孤軍奮闘している青春たちへの慰めへと広がっていく、という読み方だ。
一方で、それ以外に新しい面白さがあるかと問われれば答えに窮する、とも書いている。ハリウッド版の公開から約11年後に韓国版として生まれ変わり、K情緒に合わせて細部の設定などに変化を与えたものの、物語の主な流れが見慣れた軌道を大きく外れないため、予想可能な余韻にとどまってしまう。変化した社会と世代を反映し、今の視線でより新しく解ける地点を積極的に活用していればどうだったか、という惜しさが残る。展開に本当に必要なのか疑問を抱く場面も加わり、後半へ進むにつれて物語が伸びていく印象も与える。前作『もしも私たちが』で成功したリメイクを見せたキム・ドヨン監督の新作であるだけに、大胆な解釈と変化を期待していた観客なら失望を覚えることもあり得るとした。それでも、職級と世代を越え、互いに足りない部分を満たし合い、新しい視線で人生を見つめさせる二人の主人公の関係をよく照らした作品だとまとめ、作品そのものが持つ温かさは時間の流れや変わった言語と関係なく今なお有効であり、忙しい日常のなかで一息つく隙間を探している観客なら気軽に選んでみる価値があるとしている。
二人は公開前のインタビューでも、この作品への向き合い方を語っていた。YTNのリポートでチェ・ミンシクは「チェ・ミンシクがやって、ハン・ソヒがやる。ならば当然、差別化がなされるでしょう。優れた原作に押しつぶされるのは自尊心も傷つくようだし、私たちは心を込めて作ってみました」と述べている。ハン・ソヒは「この映画に関してだけは本当に、なりふり構わず飛び込んで、先輩のエネルギーに触れられる程度までにはしなければと…」と語った。また9月7日と8日の二日にわたり、二人はソウル・三清洞のカフェで中央日報のインタビューに応じ、演じた役柄と現場での出来事を明かしている。
公開に向けた宣伝の過程では、初共演となった二人の距離感も話題になった。9月9日にYouTubeチャンネル「GQコリア」で公開された動画は「『インターン』チェ・ミンシク、ダイエット中にカップ麺を食べていてハン・ソヒに見つかった話」というタイトルで、OSENのチェ・ジヨン記者が9月11日午前0時31分付でその中身を伝えた。ハン・ソヒはチェ・ミンシクの意外な可愛らしさを問われ、「まず現場で、いつも面白いエピソードを一つずつ持ってこられる。すごく楽しそうにそのエピソードを話されるのだが、その姿が可愛らしさのポイントだったと思う」と答えている。続けて「『インターン』の撮影中、本当にたくさんダイエットをされた。セットが全州だったのだが、一人でカップ麺を買って宿舎へ向かうのを誰かが発見したのだ」と明かし、チェ・ミンシクは「カップ麺は真理」と応じて笑いを誘った。互いに付けたいあだ名を聞かれたハン・ソヒは「言ったら怒られそうだが」とためらいながら「ミンチョギ」と答え、「言うことを聞かないという意味ではなく、子どものような純粋さがあるという意味」と説明したが、チェ・ミンシクは「私が何歳なのに、クムチョギ(言うことを聞かない子の意)の話を聞かされるのか」とこぼした。
ハン・ソヒはこの時期、宣伝と並行して私的な近況も公開していた。9月10日には自身のSNSに「最近」というひと言を添えて複数の写真と映像を投稿し、マイデイリーのイ・ジヘ記者が9月11日午前5時32分付で伝えている。投稿には『インターン』で共演するチェ・ミンシクと親しげにやり取りする様子や各種撮影現場のスナップに加え、飾らない日常の姿も並んでいた。さらに9月8日には、フランスのハイジュエリーメゾン「ブシュロン」とともに撮影した写真を投稿。明るい金髪を結い上げ、装飾品を重ねた佇まいが公開直後から注目を集め、ニューシスやエクスポーツニュースが相次いで報じた。その前日の9月7日には、ソウル市龍山区漢南洞で開かれたブシュロンの「2026 カルト ブランシュ コレクション」のイベントに出席し、フォトタイムでカメラの前に立っている。
チェ・ミンシクにとっては、今年すでに一本の話題作があった。Netflixの『最後列からの声』(原題・맨 끝줄 소년)だ。チェ・ミンシク演じるホ・ムノを中心に、キム・ユンジン、ホ・ジュノ、チン・ギョン、そしてチェ・ヒョヌク演じるイ・ガンらの現在と少年時代が交錯していくスリラーで、主要人物には子役が配され、過去と現在が重ねて描かれる。脚本はチャン・ミョンウ、演出はキム・ギュテ。全6話として2026年6月26日に配信が始まり、チョ・ハンチョル、ハン・ジウン、チョン・イソらが特別出演として名を連ねた。重厚な役柄を担った直後に、温かなシルバーインターンへと振り幅を見せることになる。
韓国版『インターン』は、この秋の秋夕(チュソク)商戦を狙った一本でもある。ウィキツリーは8月4日に1次ポスターと予告編が公開され、8月19日には報道用スチールまで相次いで公開されて本格的な公開準備に入ったと伝え、予告編が公開から一週間で978万回の再生回数を記録したと報じた。同じ9月16日には家族の物語を描いた映画『分別のつく頃』も公開され、18日にはグループ「ENHYPEN」のVRコンサート映画も封切られる。配給はワーナー・ブラザース コリアで、製作にはアンソロジースタジオが名を連ねる。日本の読者にとっては、ロバート・デ・ニーロとアン・ハサウェイの原作を知る人ほど、同じ骨組みがチェ・ミンシクとハン・ソヒによってどう置き換えられたのかが見どころになる一本といえる。






