『フォーハンズ』ソン・ガンとイ・ジュニョンのピアノレッスン映像公開
写真: イ・ジュニョン — Marie Claire Korea / CC BY 3.0tvNの土日ドラマ『フォーハンズ』の制作陣が、公式YouTubeチャンネル「tvN DRAMA」で映像「フォーハンズ ピアニストインタビュー」を公開した。主演のソン・ガンとイ・ジュニョンは、劇中のピアノ演奏シーンに備えてレッスンを受けてきた。映像ではその舞台裏を、二人を指導したピアニスト本人が語っている。ソン・ガンとイ・ジュニョンが実際にレッスンを受ける姿も収められている。韓国メディアのウィキツリーが9月13日に報じた。
映像の紹介文には「5話の演奏曲のネタバレを含む」という注意書きが添えられている。第5話は9月12日に放送されたばかりだ。まだ見ていない人は、劇中で演奏される曲を先に知ってしまうおそれがある。そのため制作陣は、見る順番に気をつけるようあらかじめ呼びかけた。

演奏の準備を独立した映像にした背景には、このドラマの作りがある。『フォーハンズ』の中心にあるのは、ソン・ガンが演じるカン・ビオとイ・ジュニョンが演じるチェ・ジョンヨが二人で作り上げていくフォーハンズ(連弾)の演奏だ。鍵盤に触れる指先の動きまでカメラに映る。そこで制作陣は、台本の読み合わせや撮影現場の映像とは別に、俳優が演奏シーンを準備する過程を見せることにした。ウィキツリーはこの映像について、劇中の演奏シーンが単なる演出ではなく、実際に鍵盤を弾く手の動きをもとに撮影されたことを示すものだと伝えている。
フォーハンズは、一台のピアノの前に二人が並んで座り、それぞれのパートを合わせていく演奏だ。一人で練習するだけでは完成しない。映像のタイトルからも分かるように、レッスン映像の主役はソン・ガンとイ・ジュニョンの二人だ。劇中のカン・ビオとチェ・ジョンヨは、一緒に連弾の準備をする関係にある。演じる二人も同じように、ともにレッスンを受けて息を合わせてきたことが映像から伝わってくる。
ここで作品の基本情報を整理しておく。『フォーハンズ』は2026年8月29日にtvNで放送が始まり、毎週土曜と日曜の夜9時10分から放送されている。動画配信サービスTVINGでも配信されているため、放送時間に見られなかった回もオンラインで見られる。脚本はシン・イウォン、演出はパク・ヒョンソク。スタジオドラゴン、スタジオN、ナムアクターズが共同で制作している。
舞台は、音楽の天才ばかりが集まる芸術高校「韓国芸術高校」だ。名高い芸術家一家に生まれたカン・ビオと、家が苦しいチェ・ジョンヨがここで出会い、連弾に取り組む。その中で、友情や恋、競争、成長が描かれていく。二人は17歳のピアニストという設定だ。二人の友人役はチャン・ギュリが演じる。カン・ビオの母カン・ジヘ役はユン・セア、カン・ビオの祖父で世界的な指揮者のカン・スンウン役はチョン・ジニョンだ。
脚本のシン・イウォンは以前、キャスティングについて「知らせを聞くたびに驚きと驚異の連続だった」と語っていた。さらに「ソン・ガンとイ・ジュニョン、チャン・ギュリなど、すべての俳優が構想していた以上に劇中の人物のようだった」とも述べている。
放送が始まってから約2週間で、物語は大きく動いてきた。9月5日放送の第3話までに、カン・ビオは舞台恐怖症を抱えるチェ・ジョンヨのために練習の時間を割き、二人はバスキング(路上演奏)も成功させていた。そして迎えた連弾の本番の日。放送前に公開されたスチールカットには、舞台に上がったチェ・ジョンヨがこわばった表情で立ち尽くし、その場から走り去る様子が写っていた。一人で舞台に残されたカン・ビオが、その後ろ姿を見つめる場面もあった。二人のぶつかり合いは学校のサッカー場にまで広がる。チェ・ジョンヨがカン・ビオを倒して拳を振るい、カン・ビオも冷たい目つきで応じる。止めようと友人たちが駆け寄る様子も捉えられていた。
9月6日の第4話では、ピアニストとして初めてのデビュー舞台を終えて間もないチェ・ジョンヨが、自分から闇金業者の事務所を訪ねる。そこで、血まみれになった父チェ・ギテク(ソン・ノジン)と再会した。第3話まで債権者に追われる日々を送っていた彼は、再び父の借金問題と向き合うことになった。9月11日には、JTBCのエンタニュースチームが二人の立場の違いを伝えた。二人は同じピアノの夢を追っている。しかしカン・ビオは母の期待を、チェ・ジョンヨは助けてくれた人への借りを背負っているという。
9月12日放送の第5話では、祖父のカン・スンウンが、孫のカン・ビオではなくチェ・ジョンヨの実力だけを認めた。これを受けてカン・ビオは、コンクールで自分を証明しようと決める。チェ・ジョンヨに一緒に出ようと持ちかけ、断ろうとする彼を友人としての頼みだと押し切った。わざと手を抜いて負けたりするなと、くぎを刺すことも忘れなかった。
だがカン・ビオは、優勝できなければピアノをやめると決めて予選に臨み、その最中に指をけがしてしまう。気づいたチェ・ジョンヨは「小指、いつからそうなんだ」「そのままにしたら駄目になる。すぐ練習をやめて治療しろ」と心配した。しかしカン・ビオは「また何か見間違えて大げさに騒いでいるのか。余計な口出しはせず、自分の心配をしろ」と突き放す。一方、母のカン・ジヘは「薬はちゃんと飲んでいるわね?3週間だけ我慢しよう。ここまでどうやって上がってきたと思うの。今さら諦めたらもったいないでしょう?」と声をかけ、治療を後回しにさせた。韓国メディアのニュースエンは「本当に母親なのか」と疑問を投げかける見出しでこの場面を報じ、チェ・ジョンヨとは正反対の人物像が浮かび上がったと伝えている。
第5話では、さらに緊迫した展開も予告されていた。放送前に公開されたスチールカットによると、国際コンクールに出場中のチェ・ジョンヨが何者かに拉致される。演奏用の衣装のまま人けのない森を走り、追ってきた男に銃口を向けられるという内容だ。
練習パートナーとして始まった二人は、国際コンクールの舞台でライバルとして向き合う関係へと変わっていく。これまでに公開された予告編やスチールカットは、物語の場面を切り取ったものだった。今回の映像はそれとは違い、実際に演奏しなければならない主演二人の準備に焦点を当てている。劇中で積み重ねてきたカン・ビオとチェ・ジョンヨの息の合った演奏が、カメラの外でどう作られてきたのかが分かる映像だ。
ただし、映像には第5話の演奏曲の情報が含まれている。コンクールの演奏シーンを予備知識なしで楽しみたい人は、放送やTVINGで第5話を見てから映像を見るのがよさそうだ。






