ク・ヘソン、眉毛用カミソリで自ら髪をカット ボブ姿をSNSで公開
女優のク・ヘソン(41)が、眉毛用のカミソリを使って自分で髪を切り、長い髪をボブスタイルに変えた姿を公開した。本人が今月13日にSNSへ写真を投稿し、韓国の経済メディア「マネートゥデイ」が15日に報じた。投稿には「事故起こしました。一人で」という短い一文が添えられていた。美容師に任せず、自分ひとりの手で大胆に髪型を変えたことを、少しおどけた言葉で報告した形だ。
投稿先はインスタグラムで、写真は複数枚あった。写っているのは、ロングヘアからボブへと印象ががらりと変わったク・ヘソンの姿だ。本人は鏡の前に立ってセルフィーを撮っている。うっすらと笑みを浮かべたカットがある一方で、口をとがらせたような表情のカットもある。さらに、切り落とされた髪の毛と、カットに使った眉毛用カミソリを写した写真も一緒に投稿され、注目を集めた。
写真: ク・ヘソン — 티비텐 / CC BY 3.0添えられた「事故起こしました」という言葉は、韓国語の「サゴ チョッソヨ(사고 쳤어요)」を直訳したものだ。韓国語の「サゴ(事故)を起こす」という言い回しは、交通事故のような本当の事故だけでなく、日常会話では「やらかした」「思い切ったことをしてしまった」という意味で気軽に使われる。今回の投稿もその用法で、続く「一人で」という言葉とあわせて、誰にも相談せずに自分で髪を切ってしまったことを伝えている。
眉毛用カミソリは本来、眉の形を整えたり細かな毛を処理したりするための小さな刃物で、長い髪をまとめて切るための道具ではない。そのカミソリでロングヘアをボブまで短くしたという点がこの投稿の意外さで、マネートゥデイも見出しに「眉毛カミソリ」「バッサリ」という言葉を並べ、道具と仕上がりの落差に焦点を当てている。切った髪そのものやカミソリまで写真で見せたところにも、失敗談を隠さずに笑いに変える本人らしさがよく表れている。
ク・ヘソンは女優業にとどまらず、発明や製品開発などさまざまな分野で活動を広げていることでも知られる。今回の投稿を伝えた記事でも、髪型の話題とあわせて、その多彩な活動がまとめて紹介されている。
まず音楽の分野では、20年にわたりニューエイジの作曲家として活動してきた。これまでに計58曲の音楽著作権を登録しており、そこから継続的に収入を得ていることを最近本人が明かしている。女優として知られる一方で、長い期間をかけて作曲家として作品を積み重ね、それが収入にもつながっているという事実は、俳優業以外の活動が一時的なものではないことを示している。
学業と発明の分野でも成果を出している。昨年は、韓国科学技術院(KAIST)の科学ジャーナリズム大学院で工学修士課程に在籍しながら、広げて使うタイプの「自己復元ヘアロール」を開発した。このヘアロールで特許を取得し、実際に商品として発売するところまでこぎつけている。アイデアを形にするだけでなく、特許の取得から発売まで進めた点で、本格的な製品開発といえる。
さらに先月には、自ら制作した手作りの万年筆を45万ウォンで売り出し、完売を記録して話題になった。決して手頃とはいえない価格帯の品が売り切れたことで、ク・ヘソンの「ものづくり」への関心の高さがあらためて浮き彫りになった。
こうした流れを時系列で振り返ると、20年に及ぶ作曲家としての活動を土台に、昨年はKAISTでの研究生活のなかでヘアロールを開発して特許取得と発売を実現し、先月は手作り万年筆を完売させた。そして今月13日には、眉毛用カミソリで自ら髪を切ったボブ姿をSNSで公開した、ということになる。音楽、学業、発明、工芸品と、分野は違っても、自分の手で何かを生み出し、それを人に見せるという姿勢は一貫している。
今回の話題が髪にまつわるものだという点も興味深い。ク・ヘソンが昨年特許を取って発売したのはヘアロールで、つまり髪を扱う道具だった。その本人が、今度は美容道具の中でも本来は眉用のカミソリを手に取り、自分の髪を切ってみせた。道具を自分で工夫し、自分で試してみるという点で、これまでの製品開発の歩みと重なる部分がある出来事だ。
日本の読者には、ク・ヘソンの近況がインスタグラムを通じて直接伝わってくる点も押さえておきたい。今回の投稿も、所属事務所の発表やインタビューではなく本人のアカウントから発信され、それを韓国メディアが取り上げて広まった。写真と一言だけのシンプルな投稿だが、表情の違う複数のカットや、切った髪、使ったカミソリまで見せる構成で、髪を切った経緯が一目で伝わるものになっている。
「事故起こしました」という言葉とは裏腹に、写真の中のク・ヘソンは微笑んだり口をとがらせたりと、変化を楽しんでいる様子だ。女優、作曲家、発明家、そして万年筆の作り手と、いくつもの顔を持つク・ヘソン。自分の手でボブに仕上げた新しい髪型とともに、次にどんな活動を見せてくれるのか、今後の発信を待ちたい。






