NewJeansヘリン、ADOR復帰後初の個人活動でファッション誌の表紙に
마리끌레르 SNS/(C) イルガンスポーツNewJeansのヘリンが、専属契約をめぐる紛争を経て所属事務所ADORに復帰して以降、初めてとなる個人活動に踏み出した。舞台となったのは韓国のファッション誌マリ・クレールの表紙グラビアで、同誌は8月14日に公式SNSで9月号の表紙撮影にヘリンが参加したことを公表。続く17日には、ヘリン本人が挨拶する動画も公開された。復帰後の彼女が公の場に姿を見せる形での活動としては最初のものであり、グループの今後を占う材料としても関心を集めている。
最初の発表があったのは14日だ。マリ・クレールはSNSで9月号の表紙グラビアを公開し、被写体がヘリンであることを明らかにした上で、この撮影について「新しい季節の始まりのように、澄んでいて生き生きとしたヘリンの瞬間を収めた」と紹介している。夏の終わりから秋へと向かう時期に出る9月号は、ファッション誌にとって年間でも重みのある号にあたり、その表紙を任されたという事実自体が、ヘリンの活動再開を印象づけるものとなった。

17日には、同誌の公式アカウントが動画を添えて改めてヘリンを紹介した。投稿には「とても会いたかった猫の登場です」「マリ・クレール9月号の最初のカバースター、NewJeansのヘリンがうれしい挨拶を届けてくれた」とつづられている。「猫」という表現は、ヘリンの雰囲気になぞらえたものとして受け止められ、ファンの間で反響を呼んだ。
公開された動画の中で、ヘリンは「NewJeansのヘリンです」と名乗った上で、「久しぶりにマリ・クレールと再会して、ディオール ビューティーとともに9月号のグラビアを撮影しました」と語った。さらに「ビハインドもたくさん収めたので、最後まで一緒にいてください」と呼びかけ、撮影の舞台裏映像が別途公開されることを予告している。短い挨拶ではあるが、活動休止期間を挟んだ後に本人の肉声が届いたこと自体が、ファンにとっては大きな意味を持つ場面となった。
ヘリンが雑誌の表紙モデルを務めるのは、昨年2月の『ELLE JAPAN』以来、およそ1年6カ月ぶりとなる。日本のファッション誌の表紙を飾って以来、個人名義でのこうした露出は途絶えていたことになる。この1年半という空白は、そのままNewJeansというグループを取り巻いてきた法的な争いの期間と重なっている。
経緯を時系列で整理しておきたい。発端は2024年11月28日、NewJeansのメンバーが記者会見を開き、ADORとの専属契約解除を主張したことだった。メンバー側は独自の活動を進めようとしたが、ADORは同年12月5日に専属契約の有効確認を求める訴えを起こす。裁判所はADORの仮処分申請を認容し、ADORの主張を支持する判断を示したため、メンバーの独自活動には歯止めがかかった。その後メンバーは控訴を断念し、ADORへ復帰する道を選んでいる。
復帰の過程はメンバーによって異なっていた。ADORは控訴期限前に、ヘリンとヘインの2人がADORに復帰したことを発表。その後、ミンジ、ハニ、ダニエルは、ADORを通さず代理人を介して復帰の意思を明らかにした。しかしADORは公式の立場として「ダニエルの場合、NewJeansのメンバーであり、ADOR所属アーティストとして共に歩むことは難しいと判断し、当社は本日、専属契約の解除を通告した」と表明。ADORはダニエルと家族1人、さらにミン・ヒジン前ADOR代表を相手取り、損害賠償訴訟を提起している。
ダニエルをめぐる訴訟は現在も続いている。先月23日に開かれた4回目の弁論では、ADOR側が5人全員の活動中断に伴う売上損失を算定すべきだと主張したのに対し、ダニエル側は、他のメンバーの活動中断によって生じた損害をダニエルに問うことはできないと反論した。双方の主張は損害の範囲という点で真っ向から対立している。なお、ダニエルは今月15日、光復節の寄付マラソンに参加し、韓国国内での近況を伝えていた。
今回のグラビア撮影が、グループとしての音楽活動再開に直結するものではない点にも注意が必要だ。この撮影は音楽活動の再開可否とは無関係であると伝えられており、所属事務所であるADORは「NewJeansの具体的な音楽活動の計画と方式が確定次第、ご案内する」と述べるにとどめ、活動再開の時期については明言を避けている。ヘリン個人の動きが表に出たことで完全体としての活動にも関心が集まっているが、現時点で公式に示されているのは、この慎重な言い回しだけだ。
日本の読者にとって、NewJeansは決して遠い存在ではない。ヘリンが1年6カ月前に表紙を務めたのが日本版の『ELLE JAPAN』だったことからも、グループのメンバーが日本のファッション媒体でも起用されてきた経緯がうかがえる。今回のマリ・クレールは韓国版の9月号で、ディオール ビューティーとのタイアップという形で撮影が行われた。韓国では、アイドルがグループ活動の合間にファッション誌のグラビアやブランドのアンバサダー的な仕事を通じて個人の存在感を示すことが一般的で、雑誌の表紙は活動状況を測る一つの指標として受け止められている。長く沈黙していたメンバーが表紙に戻ってきたことが「復帰後初の個人活動」として大きく報じられるのは、こうした事情が背景にある。
まとめると、今回明らかになったのは、ヘリンが復帰後初めて個人としての仕事に臨み、マリ・クレール9月号の最初のカバースターを務めたという事実である。撮影の様子は14日に表紙グラビアとして、17日には本人の挨拶動画として段階的に公開された。一方で、グループの音楽活動再開の時期は依然として不透明で、ADORも計画が確定してから案内するという姿勢を崩していない。ダニエルとの訴訟も続いており、NewJeansを取り巻く状況が完全に落ち着いたとは言い難い。それでも、契約紛争のニュースばかりが伝えられてきた1年半を経て、メンバー本人がカメラの前で「久しぶりに」と語る姿が届いたことは、ファンにとって節目となる出来事だ。今後は、ヘリンに続く他のメンバーの個人活動や、ADORが示すという音楽活動の具体的な計画に注目が集まることになる。









