ク・ギョファン主演『復活男:ザ・レッド』9月30日公開へ
(C) シングルリスト俳優ク・ギョファンとシン・スンホが主演するアクション映画『復活男:ザ・レッド』が、9月30日の公開を確定させ、ティーザー予告編を公開した。韓国メディア「シングルリスト」が2026年8月19日に報じた。公開日の確定と同時に映像が解禁された形で、作品の輪郭がようやく観客の前に示されることになる。
物語の中心にいるのは、根拠のない自信だけが唯一のスペックという就職活動中の青年ソクファンだ。演じるのはク・ギョファン。ソクファンは、自分が死んだあと72時間で復活する能力を持っていることを知る。そして、その事実をきっかけに正体の分からない者たちから追われる身となる。作品は、この奇妙な能力を抱えたまま追跡を受けることになったソクファンの姿を描いていく。就活生という、韓国でも日本でも多くの若者が通る立場の人物が、突然「死んでも生き返る」という常識外れの条件を背負わされるという構図が、この映画の出発点になっている。

公開されたティーザー予告編は、正体不明の者たちに襲われたソクファンが死亡し、3日が過ぎたあとに平然と目を開ける場面から始まる。何が起きているのか観客にはまだ説明されないまま、当人だけが淡々としているという落差が、そのまま作品への疑問符として提示される。映像には「死んだあと72時間、再び生き返った」というコピーが添えられ、さらに復活を重ねるほど強くなっていくソクファンの姿が映し出される。単に生き返るのではなく、繰り返すたびに変化していくという設定が示されたことで、彼の持つ特別な能力に対する好奇心はいっそう強くなる。
予告編にはもう一つの軸がある。自分の復活能力を知った者たちに追われ始めたソクファンが巻き込まれていく、ダイナミックな出来事の連なりだ。能力の発覚が、そのまま追跡劇の引き金になっている構造で、映像はその展開の一端を見せることで期待感を高めている。さらに予告編には「死に方を間違えたのか? なんでこんなに首がこるんだ?」というソクファンのセリフも収められている。死んで生き返った直後の第一声が首のこりの心配だという、この脱力したユーモアは、ク・ギョファン特有のとぼけた魅力と重なり、他にはないキャラクターの誕生を予告するものになっている。深刻になりすぎない語り口が、この作品の色を決めているとも言える。
キャスト面では、作品ごとに代替不可能な存在感を示してきたク・ギョファンに加え、シン・スンホ、カン・ギヨン、キム・シアが名を連ねる。いずれも独自の個性を持つ俳優たちで、この顔ぶれが揃ったこと自体が公開前から関心を集める要因となっている。ク・ギョファンとシン・スンホが主演を務め、そこにカン・ギヨンとキム・シアが加わる布陣だ。
主演のク・ギョファンにとって、この映画は近年の活動の延長線上にある一作となる。直近では、JTBCの土日ドラマ『誰だって無価値な自分と闘っている』(原題:모두가 자신의 무가치함과 싸우고 있다)に出演していた。2026年4月18日から5月24日まで放送された全12話のドラマで、ク・ギョファンは20年にわたって映画監督デビューを準備し続ける男ファン・ドンマンを演じた。優秀な友人たちに囲まれながら、自分だけがうまくいかない——そんな焦りと嫉妬に苦しむ人間が、心の平穏を探していく物語で、ドンマンはその中心に置かれた人物だった。
このドラマには、監督のパク・ギョンセ役にオ・ジョンセ、映画会社代表でギョンセの妻コ・ヘジン役にカン・マルグム、溶接工として働くドンマンの兄ジンマン役にパク・ヘジュン、企画PDのピョン・ウナ役にコ・ユンジョンが名を連ね、それぞれの人生が絡み合う群像劇として展開した。脚本はパク・ヘヨン、演出はチャ・ヨンフンが担当。さらにペ・ジョンオク、ハン・ソナ、チョン・ベス、シム・ヒソプらが顔をそろえ、ソン・ドンイル、キム・ドンウクが特別出演した。
この『誰だって無価値な自分と闘っている』でク・ギョファンが演じたファン・ドンマンは、20年もデビューを準備し続ける、いわば報われない側に立ち続ける人物だった。一方、今回の『復活男:ザ・レッド』のソクファンは、根拠のない自信だけを武器にした就活生である。どちらも社会的に何者にもなれていない立場から出発する人物という点では通じるものがあり、そこにク・ギョファンがどう異なる質感を与えるのかは、今作の見どころの一つになりそうだ。ドラマではパク・ヘヨン脚本による繊細な人間描写の中に置かれていた俳優が、今度は死と復活を繰り返すアクション作品の中心に立つ。
韓国では、ドラマの放送枠と映画の公開時期が近接することで、俳優の露出が連続的に設計されることが少なくない。ク・ギョファンの場合も、春にJTBCの土日ドラマで全12話を走り切り、その約4カ月後の9月30日に主演映画が公開されるという流れになる。日本の視聴者にとっては、まずドラマで見せた姿と映画の予告編を見比べることで、この俳優の振れ幅を確認できる時期になったと言える。
現時点で公表されているのは、9月30日という公開日と、ティーザー予告編の内容、そして主要キャストの顔ぶれである。72時間で復活する能力、その能力を知った者たちによる追跡、復活を重ねるごとに強くなっていくという設定——予告編が提示した情報はいずれも作品の核心に触れるものだが、なぜソクファンがその能力を持つに至ったのか、追う側が何者なのかは明かされていない。公開までの約1カ月半、どこまで情報が開かれていくのかも含めて、続報が待たれるところだ。






