BTS ジミン、海外メディア記者や俳優を惹きつけた公演での存在感
(C) トップスターニュースBTS(防弾少年団)のジミンが、ワールドツアーの公演をきっかけに新しいファン層を取り込んでいる事例が相次いでいると、韓国のトップスターニュースが2026年8月19日に報じた。もともとグループに関心がなかった人、あるいは懐疑的な視線を向けていた人までもが、公演を見たあとに「一番好きなメンバー」としてジミンを挙げる反応が続いているという。海外メディアの記者から韓国の俳優まで、立場の異なる複数の人物が同じ変化を語っている点が、今回あらためて注目を集めることになった。
最も具体的な事例として伝えられたのが、イギリスの有力紙「ガーディアン(The Guardian)」のレビューである。同紙は現地時間で先月7日、イギリス・ロンドンのトッテナム・ホットスパー・スタジアムで開かれたBTSの公演をレビューする記事を掲載した。この記事を書いた記者は、そもそも最初はBTSに特別な関心を持っていなかったと自ら明かしている。ところが実際に会場で公演を体験したあと、楽曲とパフォーマンス、そしてメンバーそれぞれの魅力に引き込まれていったと記した。さらに公演が終わる頃には自分にも「一番好きなメンバー」ができたとして、その名前にジミンを挙げた。音楽メディアの批評として書かれた文章の中で、書き手自身の心境の変化が率直に綴られた形である。



同じような流れは韓国メディアでも見られた。「VOGUE KOREA(ヴォーグ コリア)」は同じ日、「かつてBTSの懐疑論者だった人の告白」と題した記事を公開している。筆者はかつてBTSに懐疑的な視線を向けており、K-POP自体にもさほど関心がなかったと振り返ったうえで、公演を見たあとにファンへと変わっていった経験を紹介した。公演を観覧したことで考えが変わり、その後さまざまなコンテンツを探して見るようになり、ついにはファンになったという流れである。そしてその過程について、「特にジミンにすっかりはまった」と打ち明け、ジミンへの好感が大きくなっていった地点を具体的に指し示した。
公演前まではBTSに距離を感じていた「外部の人間」が、現場を直接体験したあとにジミンを最推しのメンバーとして選ぶ。こうした事例が国内外の媒体で同時期に伝えられたことは、ジミンの魅力がファンダムの内側だけにとどまっていないことを示している。公演という直接的な接点を通じて、国籍やもともとの関心度と関係なく、新しい観客にまで影響が及んでいる構図だといえる。批評する側として会場に足を運んだ書き手が、結果として一人のファンとして文章を締めくくるという展開は、公演の説得力そのものを物語る形にもなった。
メディア関係者だけではない。韓国のテレビ放送でも、ジミンへの関心が表に出る場面があった。最近放送されたTV朝鮮のバラエティ番組「パーフェクトライフ」では、俳優のチャン・ガヒョンが朝目を覚ますなり布団の中でジミン関連の映像を次々と視聴する姿が描かれた。彼女は複数の映像に自ら「いいね」を押していく日常も公開し、視線を集めた。起床直後の何気ない時間の過ごし方として紹介された場面だが、そこににじむ熱量が話題になった格好である。
チャン・ガヒョンは、BTSの光化門でのカムバック・ステージをきっかけにジミンに「入徳(イットク=ファンになること)」したと伝えられている。番組で明かされた一日のルーティンは、そのステージ以降続いてきた関心が現在まで途切れずに続いていることを示す事例としても読み取れる。一度きりの感想ではなく、日常の習慣として定着しているという点が、公演をきっかけとしたファン化の持続性を裏づける形になった。
ジミンはこれまで、繊細な表現力と他に類を見ないステージ掌握力を武器に、強烈なパフォーマンスと柔らかな感性を同時に見せながら、観客に深い印象を残してきた。こうした特性は、ステージが終わったあとも長く記憶に残る要素として作用する。長い「軍白期」(メンバーの兵役による活動空白期間を指す韓国のファンの言葉)を経たあとであっても、公演の現場が新しいファンの流入につながっているのは、その積み重ねがあってのことだといえる。
特に、もともとファンであったかどうかに関係なく、ステージに接した人々がジミンを中心にグループ全体へと関心を広げていく流れが確認されたことで、公演の現場がジミンと大衆が出会う核心的な通路の役割を果たしているという点が浮かび上がっている。海外メディアの記者と韓国の芸能人という異なる立場の事例が並んで伝えられたことは、ステージを軸としたこの変化が特定の層に限られたものではないことを示唆する。BTSの活動局面のなかでジミンが現在どの位置にいるのかを推し量る材料にもなっている。
日本の読者にとっても、この流れは決して遠い話ではない。記事に登場するガーディアンのレビューはロンドン公演を対象としたものであり、ワールドツアーの各都市で同じような「初めて見た人」との出会いが積み重なっていることになる。ジミンをめぐる評価が、既存のファンダムからの支持だけでなく、批評の場や一般のテレビ番組といった外側の空間から立ち上がってきている点は、グループの現在地を考えるうえでも見逃せない。
なお、BTSの次の公演は22日と23日、カナダのロジャースタジアムで開かれる。スタジアム規模の会場が続くツアーのなかで、これまでBTSに触れてこなかった観客がまた新たに客席を埋めることになる。ロンドンで起きた「懐疑論者がファンになる」という現象が今後も繰り返されるのかどうか、そしてその中心にジミンのステージがどう位置づけられていくのかが、続く公演でも一つの見どころとなりそうだ。今回伝えられた一連の事例は、記録や数字ではなく、実際にステージを見た人の言葉によってアーティストの存在感が語られたという点で、独特の説得力を持っている。










