チョン・ヘイン、シン・セギョンとの新作で「今回は本物のラブ」
写真: チョン・ヘイン — Marie Claire Korea / CC BY 3.0俳優のチョン・ヘインが、シン・セギョンと共演するドラマ『ラブ・バイラス』(原題:러브 바이러스)の撮影に入ることを明らかにした。発言があったのは2026年8月18日に放送されたSBSのバラエティ番組『暇さえあれば、』(原題:틈만나면,)シーズン5で、この日の放送にはチョン・ヘインとホ・ソンテが「隙間の友達」として登場し、MCのユ・ジェソク、ユ・ヨンソクとともにソウル・銅雀区(トンジャクグ)の各所を回った。次回作の話が出たのは、夏休みの予定を尋ねられた流れだった。
チョン・ヘインは「僕はこれから撮影に入る」と答え、「『ラブ・バイラス』、セギョンと」と作品名と共演相手を自ら口にした。これを聞いたユ・ジェソクが「うちのヘインはずっとラブだね」とうらやましがると、チョン・ヘインは「今回はちゃんとしたラブ・ラブだ。アクションはなくて」と説明した。さらに「血のりのメイクをしないのが本当に久しぶりだ」「本当に久しぶりで、血のり分장をしなくていいのがすごくうれしい」と、これまでとは異なる役どころへの手応えをのぞかせている。Netflixシリーズ『D.P.』や映画『ベテラン2』など、アクション要素の強い作品で強烈な姿を見せてきた俳優だけに、久々のロマンス演技を前にした率直な心境がのぞいた形だ。
『ラブ・バイラス』は、芸能人級のルックスと高い所得を備えたエリートの男女が、9年目の交際を続けて結婚を目前に控えるなか、互いに「浮気」の予防注射を打つことで巻き起こる出来事を描くロマンティックコメディだ。演出を手がけるのはキム・ソギュン監督で、『まぶしくて』『ロースクール』『私の解放日誌』『天国よりも美しい』などを世に送り出してきた人物である。ラブコメの座組みとしては注目度の高い顔ぶれがそろったことになる。
この日の放送でチョン・ヘインは、次回作の話題以外にも素顔をのぞかせている。舞台となった銅雀区は本人にとって縁の深い土地で、「銅雀区大方洞に30年以上住んでいた。学生時代はすべてここで過ごした。今も両親が住んでいるので、よく行き来している」と語った。地元を知り尽くした案内役として、ロケ中は移動しながら電話で店の状況を確認し、予約まで済ませる積極的な姿を見せている。その様子にユ・ジェソクは「ヘインはPにしてはすごく能動的だな。Pはよほどのことがない限り予約しないのに」と満足そうに反応した。
グルメ好きを公言するチョン・ヘインだが、行列については「待つのは好きじゃない。待たなければならないなら別の店に行く。計画が変わることにストレスがない。完全にPだ」と説明した。過去に先輩のイ・ヨンジャからもらったというグルメ地図にも触れ、「イ・ヨンジャ先輩からグルメ地図をもらった時、本当に幸せだった。あの地図は金庫に入れてある」と語り、「真心が込められているのが感じられた」と改めて感謝を口にしている。ユ・ジェソクが「あのお姉さんは本当にヘインをかわいがっているんだな」と受けると、チョン・ヘインは重ねて謝意を示した。
この日のロケは順風満帆というわけでもなかった。最初の「隙間の主人」とは気持ちよく対面したものの、ミッションにはあっけなく失敗し、確保していたプレゼントもすべて奪われて沈んだ空気で終わっている。失敗後、ユ・ジェソクは「(失敗した)この気分が一番嫌なのに、暑さまで加わって本当にイライラする」とこぼし、ユ・ヨンソクも「不快指数が一気に上がる」と応じた。ユ・ジェソクは「ヘインとはバラエティを何度かやってきたけど、ヘインが怒るのを初めて見た」と笑い、チョン・ヘインは厳しすぎたゲームのルールを引き合いに出して笑いを誘った。
もう一つ話題を集めたのが、マネージャーをめぐる打ち明け話だ。チョン・ヘインは「7歳下の弟がいる。僕のマネージャーだ」と紹介し、以前オンラインで「パワハラではないか」と取り沙汰された写真について「大型の傘を差しかけてくれている、あの写真だ」と自ら切り出した。写真に写っていた相手が実の弟だったことを本人が明かした形になる。続けて弟のマネージャーを「母が作ってくれたお付き」と冗談めかして表現し、「良い時は本当に良いけれど、お互いに努力をたくさんしなければならない」と付け加えて笑いを誘った。この話題は放送に先立つ8月17日にも韓国メディアが収録内容として伝えており、放送でその全容が明らかになった格好だ。
チョン・ヘインは現在、Netflixシリーズ『恋は飴模様』(原題:이런 엿 같은 사랑)の主演としても話題の中心にいる。同作は記憶を失ったソウル中央地検の検事コ・ウンセと、自分は恋人だと言い張るボクシングコーチのチャン・テハを軸に、元やくざという過去を持つ男と汚職を追ってきた検事の同居生活を描くロマンティックコメディだ。チョン・ヘインがテハを、ハヨンがウンセを演じ、演出は『マイ・デーモン』のキム・ジャンハン、脚本はモ・ジヘが担当している。全12話のNetflixオリジナル作品として2026年8月7日に配信が始まり、ホ・ソンテ、キム・ヨンオク、チャン・ヘジンら実力派が脇を固める。飴の里の場面は慶尚北道醴泉郡の金塘室村で撮影された。今回『暇さえあれば、』にチョン・ヘインとともに出演したホ・ソンテは、この『恋は飴模様』での共演者にあたる。
同作は配信2週目で、Netflixの非英語圏TVショー部門1位に立った。Netflix公式サイト「Tudum(トゥドゥム)」が集計した「Netflixトップ10」を基に韓国メディアのヘラルド経済が8月19日付で伝えたもので、8月10日から16日までの1週間に世界全体で750万視聴数を記録している。視聴数(Views)は総視聴時間を作品のランニングタイムで割って算出される指標で、Netflixが順位付けの基準として用いているものだ。日本の読者にとっては、配信中の話題作を追いながら、そのまま次のロマンス作品へと関心をつなげられる時期にあたる。
この日の『暇さえあれば、』は、視聴率が最高4.6%、世帯3.4%、2049(20〜49歳)1.4%を記録し、同時間帯のバラエティ・ドラマ・教養番組すべてを通じて1位となった。ニールセンコリアの首都圏基準による数字だ。番組はユ・ジェソクとユ・ヨンソクが日常のわずかな隙間の時間を見つけ、市民に幸運を贈るという趣向のバラエティで、毎週火曜午後9時に放送されている。ゲストが番組宣伝を兼ねて登場し、素の表情や私生活の一端を明かす場になっている点は、韓国の地上波バラエティの定番的な役割でもある。
今回の放送は、地元・銅雀区での案内役、グルメ好きという素顔、実の弟がマネージャーであるという私生活の話題、そして次回作の予告までが一度に並んだ内容となった。アクション作品で見せてきた強い印象から、血のりのないロマンスへ。チョン・ヘイン自身が「今回は本物のラブ」と語った『ラブ・バイラス』が、どのような形で視聴者の前に届くのか。9年目のカップルが互いに「予防注射」を打つという設定と、キム・ソギュン監督のこれまでの作品を思えば、配信中の『恋は飴模様』とはまた違う手触りの一本になりそうだ。









