G-DRAGON誕生日に5億ウォン寄付、青年芸術家50人を後援
写真: G-DRAGON — YG Entertainment / CC BY 2.0BIGBANGのG-DRAGONが誕生日を迎えた8月18日、彼の名を冠した活動が「贈られる日」ではなく「機会を分け合う日」として実施された。G-DRAGONが設立したチャリティ団体JUSPEACE財団と、所属事務所のギャラクシーコーポレーションは18日、ソウルのギャラクシーロボットパークで、青年芸術家50人を支援するプロジェクト「JUSPEACE DAY 50」を開催した。事務所はこの日に合わせてJUSPEACE財団に現金5億ウォンを寄付し、あわせて会場となったギャラクシーロボットパークを展示空間として提供している。19日にスポーツソウルと日刊スポーツがそれぞれ伝えた。
このプロジェクトの出発点にあるのは、G-DRAGON自身が繰り返し語ってきた考えだ。「アーティストたちにもっと多くの機会をつくり、未来世代を支援したい」という言葉が、今回の企画の土台になった。つまり、事務所が独自に立てた企画に所属アーティストが名前を貸したという形ではなく、所属アーティストが以前から表明してきた志向に、事務所側が資金と場所を出して参加した、という順序で成り立っている。日刊スポーツはこの点について、所属アーティストの哲学に企業が共に投資し実行する新たなパートナーシップのモデルを用意した形だ、と位置づけて報じている。
JUSPEACE財団の理事長で、ギャラクシーコーポレーションの代表でもあるチェ・ヨンホ氏は「アーティストと所属事務所は、成功だけでなく、アーティストが夢見るより良い世界も一緒につくっていけると思う」と述べた。そのうえで「G-DRAGONの善なる影響力が、50人の新たな可能性へとつながることを願う」と語っている。理事長と代表を兼ねる立場からの発言であり、財団側の理念と事務所側の事業判断が一つの言葉として示された格好だ。
支援は当日の寄付や表彰で完結するものではない。日刊スポーツによると、この日選ばれた青年芸術家50人の作品はギャラクシーロボットパークに展示され、継続的に一般の来場者と出会っていく予定だという。作品を選んで支援して終わりにするのではなく、展示の場を確保して発表機会そのものを渡す構成になっている。JUSPEACE財団とギャラクシーコーポレーションは「今後も『作家の発掘→後援→展示→大衆とのつながり→新たな機会』へと続く、持続可能な社会貢献モデルをつくっていく計画だ」との考えを明らかにした。若手作家にとって、資金の不足と同じくらい発表の場の不足が壁になるという現実を踏まえた設計と言える。
もう一つ、この日の催しで目を引くのがファンの扱いである。G-DRAGONのファンたちも、この日の行事の特別な主人公として参加した。ファンは無料で招待され、参加者全員にプレゼントが用意された。アーティストの誕生日といえば、通常はファンから本人へ贈り物や寄付が集まる日として認識されがちだが、今回はその向きが逆になっている。スポーツソウルは、アーティストの誕生日を「プレゼントをもらう日」から「機会を分け合う日」へと拡張した、と表現した。50人の若手作家への支援と、招待されたファンへの贈り物という二つの流れが、同じ会場で同時に起きたことになる。
韓国の芸能界では、アーティストの誕生日やデビュー記念日に合わせてファンダムが寄付を行う文化が定着している。実際、同じ時期の報道でも、リセンヌのファンダムが集中豪雨の被害に対する支援の寄付リレーを行い、一日で4千万ウォンが集まったことが伝えられている。今回の「JUSPEACE DAY 50」は、そうしたファン主導の善行の文化に対して、アーティスト本人が設立した財団と所属事務所の側から動いた事例にあたる。5億ウォンという金額を事務所が現金で拠出し、自社が持つ施設を展示空間として開放した点も含め、企業の資源が直接投じられている。
G-DRAGONにとって、この8月は行事が重なる時期でもある。日刊スポーツは、19日にBIGBANGが20周年を迎え、G-DRAGONが二重の慶事を迎えたと伝えた。さらにG-DRAGONは、21日から23日まで高陽総合運動場で開かれるBIGBANGデビュー20周年ツアーに出演する。誕生日の18日に青年芸術家支援の行事を行い、その翌日にグループの20周年、そして週末には20周年ツアーのステージという流れになる。同じ時期には、太陽(テヤン)もBIGBANGデビュー20周年を自ら祝い「お前たちを愛してる」とメッセージを送ったことが報じられている。またJTBCは、G-DRAGONが「『嘘(LIES)』の頃はイベントを回りながら、死にかけるような山をたくさん越えた」と振り返ったと伝えている。デビューから20年という節目に、自身の初期の苦労を語る一方で、これから世に出ようとする若い作家たちに機会を渡す側に回っている形だ。
日本の読者にとっては、韓国の大手事務所が所属アーティストの名前で行う社会貢献の形が、単発の寄付から仕組みづくりへと移っている点が読み取りどころになるだろう。今回打ち出された「発掘→後援→展示→大衆とのつながり→新たな機会」という循環は、一度きりのイベントではなく継続を前提にした枠組みとして説明されている。会場となったギャラクシーロボットパークが今後も展示空間として使われ、選出された50人の作品が来場者の目に触れ続けるのであれば、支援を受けた側にとっては実績と露出の双方が残ることになる。今回の5億ウォンと50人という数字が、次にどう積み上がっていくのかが注目される。









