BIGBANG、9年ぶり完全体公演でG-DRAGON感極まる
写真: BIGBANG — YG Entertainment / CC BY 2.0BIGBANGのG-DRAGON、テヤン、テソンの3人が2026年8月21日から23日までの3日間、京畿道高陽市の高陽総合運動場で、デビュー20周年を記念するワールドツアー「XX : COSMOS」の初戦となる韓国国内公演を行った。3人体制での初めての単独コンサートであり、BIGBANG名義でのコンサートとしては2017年12月にソウル・高尺ドームで開かれた「LAST DANCE」以来、8年8カ月ぶりの完全体公演となる。ツアーの幕開けとなった21日の公演には4万人の観客が詰めかけ、耳が痛くなるほどの歓声と感動の涙でメンバーを迎えた。中央日報のチェ・ミンジ記者が8月24日午前1時2分にこの公演の様子を報じている。写真はYGエンターテインメントが提供した。
21日の公演で最初に鳴り響いたのは「FANTASTIC BABY」だった。2012年に発表され、2016年1月27日に韓国のグループとして初めてミュージックビデオのYouTube再生回数2億回を記録したBIGBANGの代表曲である。BIGBANGの象徴色である赤で埋め尽くされたスクリーンがゆっくりと割れ、その裂け目から白いスーツに身を包んだG-DRAGON、テソン、テヤンの3人が姿を現した。この日はグッズ購入などのために数時間前から会場の外で待ち続けたファンも多く、メンバーの登場と同時に大きな声援が上がった。
公演は2時間半にわたり、32曲がぎっしりと詰め込まれた。グループ曲の「HARU HARU」「嘘(LIES)」「LOSER」「HOME SWEET HOME」「BANG BANG BANG」に加え、G-DRAGONのソロ曲「CRAYON」「クルクセ(삐딱하게)」、G-DRAGONとテヤンのコラボ曲「GOOD BOY」、テソンのソロ曲「私を見てグィスン(날봐 귀순)」など、どれを最後に置いても遜色のないダンスナンバーが華やかな演出とともに再現された。ただし原曲そのままではなく、音楽的な再解釈が加えられている。「HARU HARU」と「嘘」はR&Bバージョン、G-DRAGONのソロ曲「POWER」はラテンポップバージョンとして披露された。20周年を記念して発表された新曲「BiiiG」の初ステージも、この日初めて公開された。
観客の反応が頂点に達したのはアンコールだった。「赤い夕焼け(붉은 노을)」「最後の挨拶(마지막 인사)」などが立て続けに歌われると、1階席のファンは全員が立ち上がって大合唱し、「ビッグバン」を連呼した。3人体制で臨む初めてのコンサートでありながら、20年来の仲間としての呼吸はそのままだった。一緒にステージ前方へ移動しながら目を合わせたり、肩を組んだりする場面が何度も見られ、「赤い夕焼け」のサビに合わせてメンバーが同時に首を回すという単純な動作だけでもファンは熱狂した。
この日の公演を支えたのは、ライブバンドの演奏と豪華な舞台演出だった。アッシャー、ポスト・マローン、リアーナらと仕事をしてきた音楽監督のワウ・ジョーンズを中心に、5人編成のライブバンドが隙のない音で全曲のステージを組み立てた。曲ごとに異なる映像と照明で雰囲気をつくり上げた舞台には、昨年のスーパーボウル・ハーフタイムショーを演出したマイク・カーソンと、2012年ロンドン五輪閉会式の舞台デザインを手がけたエス・デブリンが力を貸している。
公演の終盤、メンバーは名残惜しさを隠せなかった。G-DRAGONは「本当にBIGBANGが戻ってきた。どこかへ行っていたわけではないけれど」と言葉に詰まった。テソンは「比べられないほど大きな愛でこの場を満たしてくださったファンに感謝します」と述べた。テヤンは「20年という長い時間をともに分かち合いながら成長して、本当にこれ以上に美しいことがあるだろうかと思う」と語った。
高陽公演は21日から23日までの3日間で、合わせておよそ10万人のファンを集めた。最終日となる23日の公演は午後7時に高陽総合運動場主競技場で行われ、会場は黄色い光で埋め尽くされた。この日も幕開けを飾ったのは「FANTASTIC BABY」で、大人数のダンサーを従えた群舞で一気に会場の熱を引き上げた。G-DRAGONは「TONIGHT」を歌う途中でギターを破壊するという型破りなパフォーマンスを見せ、観客を沸かせている。初日のステージでメンバーは「より低い心で長く歌っていきたい」とファンへの感謝を口にしていた。この3日間の国内公演には「クーパンプレイと一緒にする」という冠が付き、正式名称は「BIGBANG 2026-2027 WORLD TOUR『XX : COSMOS』IN GOYANG」となっている。
20周年という節目にあたり、BIGBANGは新曲・イベント・ツアーの三本立てで一つの祝祭を組み立ててきた。デビュー日である2006年8月19日からちょうど20年後の2026年8月19日午後6時、グループはデジタルシングル「BiiiG(ビッグ)」を発表した。グループ名義の新曲は2022年4月の「春夏秋冬(Still Life)」以来、およそ4年4カ月ぶりである。同じ19日の夜にはソウル・汝矣島の漢江公園で大規模なリスニングパーティーが開かれた。「BiiiG」のミュージックビデオでは3人それぞれの個性を反映した衣装が披露され、G-DRAGONは鮮烈なレッドの制服姿で最初に登場する。ジャケットとパンツはいずれもデザイナーのダイスケ・タナカによるカスタム製作だと、韓国のハーパーズ バザーが8月20日にキム・ユンソ記者の署名記事で伝えている。
カムバックに合わせ、3人はYouTubeチャンネル「集大成」にも出演した。8月19日公開の動画「俺たちキャンプ行くぞ | 集大成 ep.120 BIGBANG」で、3人は車1台に乗り合わせて屋内キャンプ場へ向かった。移動中の車内でテソンが「この座席に座ると思い出がよみがえる」と切り出したことをきっかけに、G-DRAGONはヒット曲「嘘」を出した当時の日々を「死ぬ思いを何度も越えた」と振り返っている。
一方、20周年の記念公演が幕を開けたのと同じ時期に、元メンバーのV.Iがベトナム・ハノイで目撃されていたことも伝えられた。ベトナムメディア「エスチャンネル」の公式SNSが8月21日、V.Iがハノイ市内のイベント会場を訪れる様子を収めた映像を公開した。映像の中でV.Iは警備員の案内を受けながら会場へ入っていく。撮影されたのは8月20日とされ、訪問先はハノイのランドマークであるホグオム・オペラハウスで、同所で開かれた「AY-VY ハノイ」の開幕イベントに出席したものとされている。中央日報が8月22日にこの件を報じた。V.Iは2006年にBIGBANGのメンバーとしてデビューしている。
高陽公演でスタートを切った今回のワールドツアーは、来年まで続く長期日程となる。北米、ヨーロッパ、オセアニア、アジアなど世界19都市を回り、公演回数は合わせて33回にのぼる。今後、追加開催地域も順次公開される予定だ。8年8カ月の空白と原年メンバーの不在をものともせず、3人体制で臨んだ初戦を完走したBIGBANGが、この先どの都市でどんなステージを見せていくのか。日本の読者にとっても、追加発表される開催地の内容が当面の関心事となりそうだ。














