ENHYPEN新ミニアルバム、初週209万枚を突破
写真: ENHYPEN — Belift Lab / Public domainボーイズグループENHYPEN(エンハイプン)のミニ8thアルバム『THE SIN : BLISS』が、発売から最初の1週間で209万9048枚を売り上げた。8月28日、韓国のハンターチャートが集計結果を明らかにした。集計期間は8月21日から27日までで、いわゆる「初動」と呼ばれる数字にあたる。同じ時期にタイトル曲「Bloody Paradise」が音楽番組で2冠を達成しており、新譜の勢いが記録と成績の両面ではっきりと表れた形だ。
この209万枚超という数字によって、ENHYPENはチーム通算で5作目となるダブルミリオンセラーアルバムを手にした。ダブルミリオンとは累計販売枚数が200万枚を超えた作品を指す言い方で、韓国の音楽市場では、その時点でトップクラスの動員力を持つグループであることを示す一つの目安として使われている。しかもENHYPENの場合、それが単発の当たりではない点が際立つ。ここ3年ほどの活動で発表した韓国での音盤、すなわちミニ5th、6th、7th、8th、そして正規2ndのすべてが累計200万枚を突破しているのだ。新譜を出すたびに同じ水準を維持し続けているという事実は、瞬間的な話題性ではなく、固定層の厚さに支えられていることを物語っている。

人気は韓国国内にとどまっていない。『THE SIN : BLISS』は日本のオリコン「デイリーアルバムランキング」でも首位を獲得した。8月25日付のチャートでいきなり1位に飛び込み、そのまま26日付でも1位を守って、2日連続でトップの座を維持している。日本の音楽チャートは海外アーティストにとって決して攻略しやすい市場ではないが、ENHYPENは発売直後から日本のファンの購買がまとまって動いたことになる。韓国のハンターチャートと日本のオリコン、性格の異なる二つの集計で同時に高い数字を出したことは、このグループの支持基盤が両国にまたがって定着していることを示す材料と言える。
音楽番組での成績も、この流れに沿ったものだった。タイトル曲「Bloody Paradise」は8月27日に放送されたMnet「Mカウントダウン」で1位を獲得。これで新譜の活動における音楽番組1位は2冠となった。ENHYPENは受賞の場で「今回のアルバムを準備するとき、本当に力を入れて作業したので、1位を取ることができてうれしい。これからももっと素敵なアルバムをお見せできるENHYPENになります」と喜びを語っている。制作に注いだ労力に言及したうえで、次の作品への意欲まで口にしたコメントで、トロフィーハンティングが本格的に始まったことを印象づけた。韓国では地上波とケーブルの各局が週替わりで音楽番組を放送しており、カムバック期間中にいくつ1位を取れるかが、そのアルバムの勢いを測る指標として広く受け止められている。「Mカウントダウン」はその中でも代表的な番組の一つだ。
同じ8月27日、ENHYPENは京畿道高陽市の一山キンテックスで開かれた「2026 K WORLD DREAM AWARDS」に出席し、ミニ7thアルバム『THE SIN : VANISH』で「K WORLD DREAM ベストアルバム賞」を受賞した。この部門での受賞は昨年に続いて2年連続となる。前作で賞を受け、その翌日に新作が209万枚超という初動を記録したことが伝えられるという流れになり、音盤における強さを改めて確認する一日となった。アルバムタイトルに共通して「THE SIN」を冠していることからも分かるように、『THE SIN : VANISH』と『THE SIN : BLISS』はひとつながりのシリーズとして展開されており、前作で積み上げた評価が新作の初動へとそのまま接続した格好だ。
ENHYPENはチョンウォン、ヒスン、ジェイ、ジェイク、ソンフン、ソヌ、ニキで知られるグループで、今回の報道ではジョンウォン、ジェイ、ジェイク、ソンフン、ソヌ、ニキの名前が挙げられている。所属はビリーフラボ(HYBE)。メンバー個々の発信もファンとの距離の近さを保つ要素になっている。本サイトでは8月25日に、メンバーのジェイがファンコミュニティプラットフォーム「Weverse」に投稿した件を報じた。ジェイは8月24日午後11時31分、自身のアカウントに韓国語で「잘자유(おやすみ)」というひと言を添えた投稿を公開。アカウント名は「Simply JJONG」で、公開直後から世界中のファンが反応し、いいねは1万件を超え、コメント欄には7000件を上回る書き込みが寄せられた。「잘자유」は「よく寝てね」を意味する「잘자」をやわらかく崩した言い回しで、就寝前の短い挨拶にあたる。アカウント名の「JJONG」は本名のパク・ジョンソンに由来する。カムバック直前のこの時期に、たった一言の投稿へ数千件単位の反応が集まっていたことは、アルバム発売を待つファンの熱量がどれほどのものだったかを示している。
日本の読者にとって注目したいのは、ENHYPENが韓国と日本の両方で結果を出し続けている点だろう。ハンターチャートは韓国の音盤販売を集計するチャートで、発売初週の売上、いわゆる初動が新譜の話題性と動員力を測る数字として重視される。今回の209万9048枚はその基準で見ても極めて高い水準にある。一方のオリコンデイリーアルバムランキングは日本国内の集計で、こちらでも発売直後から首位を維持した。二つの市場で同時に反応が出ているという事実が、今回のカムバックの規模を端的に表している。
新譜活動はまだ途上にある。「Bloody Paradise」はすでに音楽番組2冠を達成しており、ENHYPEN自身も本格的なトロフィーハンティングに乗り出したところだ。「もっと素敵なアルバムをお見せできるENHYPENになります」というコメントの通り、シリーズとして続いてきた「THE SIN」の世界がどこへ向かうのか、そして今回の209万枚超という数字がどこまで積み上がっていくのかが、当面の関心事になりそうだ。過去3年の作品がすべて累計200万枚を超えてきた実績を踏まえれば、『THE SIN : BLISS』もまた、初週の数字にとどまらない伸びを見せる可能性がある。









