元IZ*ONEキム・ミンジュ、愛犬を抱いた夜の散歩写真を公開
写真: キム・ミンジュ — K-POPIT 케이팝잇 / CC BY 4.0元IZ*ONE(アイズワン)のメンバーで俳優のキム・ミンジュ(24)が、9月3日に自身のインスタグラムを更新し、愛犬と過ごす夜の散歩の様子を写した写真を公開した。添えられた文章は「幸せなコスンネ(行복한꼬순내)」というごく短いもので、作品の告知でも仕事の報告でもない、飾らない日常の一場面をファンに届けた形となった。
公開された写真は、川沿いの遊歩道とみられる場所で撮影されたもの。背景には明かりのともった高層ビル群が並び、都市の夜景が広がっている。キム・ミンジュはその前に立ち、腕の中に小型の愛犬を抱いたままカメラへ視線を向けている。抱かれた犬は舌を出して正面を見つめており、遅い時間ながらものんびりとした散歩の時間を楽しんだ雰囲気が伝わってくる一枚だ。近況を伝える投稿としては派手さのないものだが、活動の合間の素顔がのぞく内容として注目を集めた。

キム・ミンジュのキャリアは、歌手と俳優の二本立てで始まっている。デビューは2018年、MBCのドラマ『偉大な誘惑者』で、ムン・ガヨンが演じたチェ・スジの幼少期役を務めた。同じ年の10月にはIZ*ONEのミニ1stアルバム『COLOR*IZ』でグループとしての活動をスタートさせ、以降は演技と音楽の両方に軸足を置くことになる。グループ内ではビジュアルとサブボーカルを担当し、多くの支持を集めた。
IZ*ONEの活動を終えた後は、俳優としての領域を着実に広げてきた。映画『昨日のことはすべて大丈夫』ではチェ・スヨン役として初めて長編映画の主演を務め、感性的な物語を引っ張った。またグループの活動記録をまとめた映画『アイズ・オン・ミー:ザ・ムービー』には本人役で出演し、ステージや練習室、ファンミーティングの現場をスクリーンに残している。
映画での実績で最も大きな数字を残したのが『チョンソル(청설)』だ。ソ・ガウル役で出演した同作は2024年に公開され、観客動員80万2157人を記録した。これはキム・ミンジュのフィルモグラフィーの中で最大のヒットとなる。先行する『昨日のことはすべて大丈夫』が1万8851人、『アイズ・オン・ミー:ザ・ムービー』が3万9719人だったことを踏まえると、3作品の累計動員数は86万727人。アイドル出身の俳優として、商業映画の場でも存在感を高めてきた歩みが数字にも表れている。
放送分野でも顔を出し続けてきた。MBCの音楽番組『ショー!音楽中心』では2020年6月から2023年1月までMCを務め、音楽番組の進行役として名前を広めた。バラエティでは『遊ぶなら何する?』『全知的おせっかい視点』などに複数回出演し、ステージの舞台裏や日常、スタッフとのやり取りを見せることで親しみやすい魅力を伝えている。
ビューティー・ライフスタイル系の番組にも積極的だった。『ゲット・イット・ビューティー』ではMCとしてさまざまなビューティーコンテンツを引っ張り、『助けて!宿』ではノルモンチームのコーディネーターとしてレギュラー出演し、宿の探訪や生活密着型のエピソードで生活感のあるバラエティ感覚を披露した。ファッション誌やビューティー誌のユーチューブチャンネルでは、グラビア撮影の裏側やインタビューを通じて映像でファンと交流している。
ファンとの関係の深さも、キム・ミンジュを語るうえで欠かせない要素だ。アイドル時代には、同僚たちの再デビュー舞台があるたびに『ショー!音楽中心』の控室を風船やお菓子で飾りつけ、その姿から「ミンスジョン(밍수종)」というあだ名が付いた。初のソロフォトブック『Pro Memoria』では制作過程に自ら関わり、コンセプトやイラストの準備まで手がけて、ファンへの贈り物という気持ちを込めたパッケージを完成させている。公式ファンダム名「ミンドゥルレ(밍들레)」に向けて、メッセージサービスやVlogで節目のあいさつや近況をこまめに伝えていることも特徴だ。
そして現在の活動の中心にあるのが、2026年のJTBC金曜シリーズ『シャイニング』(邦題『愛の光』)だ。キム・ミンジュはモ・ウナ役で初めてドラマの主演を務めた。19歳で初めて出会い、30歳で再会する初恋の感情を描いた作品で、地下鉄の運転士ヨン・テソ役のジニョンとともに青春メロドラマの物語を引っ張った。全10話で、2026年3月6日から4月3日まで放送。脚本はイ・スギョン、演出はキム・ユンジンが手がけ、配信はNetflixが独占で担っている。モ・ウナはホテリエを経て、現在はソウルの古民家ステイを任される人物という設定で、かつて二人だけの世界を分かち合った若者たちが、やがて互いの信頼となり進むべき道を照らす光になっていくまでが描かれた。
制作発表会の場でキム・ミンジュは、10代から30代までの時間を行き来するキャラクターについて、負担もあったが良い作品だと思い感謝の気持ちで参加したと心境を明かしている。ホテリエと古民家ステイのマネージャーという設定を表現するため、実際に現場を訪ねて準備するなど、演技に力を注いだことも知られている。
さらにキム・ミンジュは今年、日本と韓国でファンミーティング『Hello, Our Summer with Berriz』を相次いで開催し、国内外のファンとの対面を続けてきた。6月に日本・東京とソウルの延世大学百周年記念館コンサートホールで行われたファンミーティングは全席completeソールドアウトを記録。会場では手紙やさまざまなコーナーを通じて「ミンドゥルレ」への感謝を伝えた。こうした応援を追い風に、次はNetflixシリーズ『ビューティー・イン・ザ・ビースト』(仮題)でハ・ミンス役の主演として撮影に専念する予定で、IZ*ONE以降も俳優として途切れることなく次回作を準備している。
夜の川沿いで愛犬を抱いた一枚は、そうした多忙な歩みの合間にある静かな時間を切り取ったものだ。作品ごとに新しい顔を見せてきた24歳が、ドラマ初主演を経て次の主演作へ向かう途中に置いた、短い休息の記録ともいえる。










