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パク・ヘイルとパク・ソジュン、イ・ジュニク監督新作「ホタル」で初共演

パク・ソジュン写真: パク・ソジュン — Пак Со Чжун / CC0
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俳優のパク・ヘイルとパク・ソジュンが、イ・ジュニク監督の新作映画「ホタル」(原題:반딧불이)で主演を務めることが決まりました。制作会社のミゴワークスとキリン映画社が8月21日に明らかにしたもので、主要キャストの確定を受け、撮影は来月から始まる予定です。二人の共演は今回が初めてとなり、韓国映画界を代表する演技派と、ドラマ・映画の双方で主演を張り続けてきた人気俳優が同じ画面に並ぶことになります。

作品の舞台となるのは1974年です。連座制という制度の縛りから逃れようともがく刑事のジュンギョンが、素性の分からない男マンソプに導かれ、架空の村・ファヨン面を訪ねるところから物語が動き出します。制作会社によれば、映画は独裁体制下にあった1974年と、朝鮮戦争が勃発した1950年という二つの時間を行き来しながら、24年間表に出ることのなかった事件の真実を追いかけていく構成になっています。単なる時代劇でも単なる刑事ものでもなく、二つの年代をつなぐ一本の線として「明かされなかった事件」が置かれている点が、この企画の中心にあると言えます。

パク・ソジュン
写真: パク・ソジュン — TV10 / CC BY 4.0
パク・ヘイル
写真: パク・ヘイル — 디스패치 / CC BY 3.0

パク・ヘイルが演じるのは、正体不明の人物マンソプです。マンソプはジュンギョンに対して「大きな実績を挙げられる事件がある」と持ちかけ、彼をファヨン面へと引き入れる役どころです。物語の入り口を開く人物であり、同時に観客にとっても最も読み解きにくい存在として置かれていることがうかがえます。一方のパク・ソジュンは、連座制のせいで出世の道を断たれた刑事ジュンギョンを演じます。マンソプに付いてファヨン面を訪れたジュンギョンは、そこで24年間明らかにされてこなかった事件と向き合うことになります。実績を求めて足を踏み入れた先で、想定していなかった過去に突き当たるという構図です。

出演者はこの二人だけではありません。俳優のチェ・デフンも参加し、自らを愛国者だと自負する中央情報部次長テシク役を務めます。1974年という時代設定を踏まえれば、中央情報部の幹部という肩書きそのものが物語の緊張を生む要素になります。刑事、正体不明の男、情報機関の次長という三者がどう交錯するのかが、この作品の骨格を成すことになりそうです。

イ・ジュニク監督にとって「ホタル」は、2021年の「茲山魚譜(チャサンオボ)」以来となる新作です。同監督は歴史や実在の時代を背景に人間を描いてきた作り手として知られており、今回も1950年と1974年という韓国現代史の重い二つの年を選んでいます。日本の読者にとっては馴染みの薄い言葉かもしれませんが、作品の鍵になっている「連座制」は、家族や親族の経歴を理由に本人の進路や昇進が制限される仕組みを指します。主人公ジュンギョンが「出世の道を断たれた刑事」として設定されているのは、この制度の直接的な帰結であり、彼が危険を承知でマンソプの誘いに乗る動機の根にもなっています。作品の題名にある「ホタル」が何を意味するのかは、今回の発表では明かされていません。

パク・ソジュンにとっては、直近の主演作からそう間を置かない新たな挑戦になります。同氏はJTBCのドラマ「明日はきっと」(原題:경도를 기다리며)に主演し、同作は2025年12月6日から2026年1月11日まで、JTBCの土日ドラマ枠で全12話が放送されました。共演はウォン・ジアンです。20代で二度付き合い、そして別れたイ・ギョンドとソ・ジウが、歳月を経て再び向き合うという物語で、ギョンドは芸能部記者に、ジウは不倫スキャンダルの当事者の妻になっているという設定でした。かつての恋人同士が、報じる側と報じられる側という立場で再会するところから話が動き出す構成で、学生時代から続く友人たちとの関係や、家族・職場それぞれの事情が絡み合いながら、二人の距離がどう変わっていくのかが見どころとなっていました。

現代を舞台にした繊細な恋愛劇で記者を演じた直後に、1974年の刑事として連座制と未解決事件に向き合う役へ移るという振れ幅は、パク・ソジュンの俳優としての現在地を示すものと言えるかもしれません。「明日はきっと」でのギョンドが、取材する側の視線で他人の人生に踏み込む人物だったとすれば、「ホタル」のジュンギョンは、自らの出自ゆえに道を塞がれ、事件を追う中で過去に踏み込んでいく人物です。追う立場という点では重なりながら、置かれた時代も背負うものもまったく異なります。

一方のパク・ヘイルが担うマンソプは、観客に対しても最後まで手の内を見せないタイプの役柄です。ジュンギョンに「大きな実績を挙げられる事件がある」と告げる一言が物語のすべての起点になるため、その言葉をどのような温度で発するかが作品の印象を大きく左右することになります。制作側が公表している情報の範囲では、マンソプについて分かっているのはこの一点だけであり、それ以外の素性は伏せられたままです。役の説明そのものが「正体を知ることのできない男」で始まっている以上、その空白は意図されたものと受け取るのが自然でしょう。

「ホタル」は主要キャストの確定を経て、来月から撮影に入ります。公開時期や配給、上映形態については現時点で発表されていません。イ・ジュニク監督が5年ぶりに送り出す新作であること、そしてパク・ヘイルとパク・ソジュンという顔合わせが実現することから、韓国内外での注目度は撮影開始以降さらに高まっていくと見込まれます。1974年と1950年という二つの年をまたいで24年分の空白を埋めていく物語が、どのような形で観客の前に現れるのか、続報が待たれます。

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