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ファン・イニョプ、「君に贈る」視聴率に率直な悔しさ語る

ファン・イニョプ写真: ファン・イニョプ — K-POPIT 케이팝잇 / CC BY 4.0
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俳優ファン・イニョプが、8月18日に最終回を迎えたENA月火ドラマ「君に贈る」(原題:그대에게 드림)の視聴率について、「とても残念だった」と率直な心境を明かした。19日、ソウル・江南区のカフェで行われた終映インタビューでの発言で、韓国メディア・イートゥデイが同日報じた。撮影現場の手応えが数字に結びつかなかったことへの悔しさと、それでも作品そのものへの満足は揺らがないという思いを、彼は言葉を選びながら語っている。

「君に贈る」は、15年ぶりに再会した初恋の相手同士であるウ・スビンとチュ・イジェが、共に映画を作りながら夢と愛を取り戻していく姿を描いた作品だ。ファン・イニョプは天才映画監督ウ・スビン役を演じ、ヒロインを演じたイ・ヘリと呼吸を合わせた。8月18日に放送された最終回では、15年越しの初恋がハッピーエンドを迎える結末が描かれている。

視聴率について問われたファン・イニョプは、まず期待が大きかったことを率直に認めた。「いつも過程が良いと、その過程が良かった分だけ結果も良いのではないかという期待が大きくなる」と語り、「俳優同士のケミもよかったし、演技の呼吸も途切れることなく良かったので、こうしたものが視聴率にもうまくつながるのではないかという期待があった」と現場での実感を明かした。その上で「だから視聴率はとても残念だった。『もう少しだけ多く見てくださったらいいのに』という思いがあった」と続けた。

ただ、彼は視聴率という数字だけで作品を評価しようとはしなかった。撮影の過程で得た幸福感と、作品がこれから新たに発見されていく可能性に意味を置いている。「監督や俳優たちとも『僕たちは楽しく撮影したし、過程が良かったのだから大丈夫だ』という話をした」と現場での会話を紹介し、「OTTでまとめてご覧になることもできるし、これから作品を探してくださる方もいらっしゃるだろうから、そういう形で見ていただいても十分に良いと思う」と語った。放送時のリアルタイム視聴だけでなく、配信を通じて後から作品にたどり着く視聴者を見据えた発言だ。

この作品はファン・イニョプにとって、初めての本格的なロマンティックコメディという点でも特別な意味を持つ。彼はこのジャンルを「隠れる場所がないジャンル」と表現した。「個人の演技力も重要だが、その人の魅力を見せられるジャンルだ。愛を表現するすべてが俳優個人の表現になるので、『ファン・イニョプという人間がロマンティックコメディをどう表現するのか』を見る試験台だと思った」と、臨む際の心構えを説明している。

さらに「ロマンティックコメディをたくさん見る方々が『こいつ、なかなかいいな』と思ってくれれば、次の段階に進めると思う」と語り、「しっかり押さえて通過しなければならないジャンルのようだ」とジャンルへの向き合い方を語った。今回の作品でその試験台を通過したと思うかという質問には、「まだもっと証明しなければならない部分があるようだ」と答え、自己評価には慎重な姿勢を見せた。

一方で、この作品が自身の印象を変えた面もあると振り返る。「僕は顔立ちの線が鋭くて冷たいという印象を多く持たれてきたが、今回の作品を通じて『思ったよりそんなに冷たい人ではないんだな』という、少し柔らかい印象を持っていただけたと思う」と語った。天才映画監督という役柄を通じて、これまでとは異なる一面を見せられたという手応えである。

このインタビューは複数回に分けて公開されており、別の回では俳優チョ・インソンについて「僕のヒーローだ。一緒に演技はできないと思う」と語ったほか、初恋と俳優人生を振り返って「すべてが運命だった」と語る内容も伝えられている。終映を受けた一連のインタビューの中で、ファン・イニョプは作品を終えた率直な感想を段階的に明かしている形だ。

ファン・イニョプの次の動きも、すでに具体的に伝えられている。終映インタビューと同じ2026年8月19日、韓国メディア・エクスポーツニュースは取材の結果として、新ドラマ「チンハン告白:183hz」(原題)にファン・イニョプが男性主人公ペク・ソンホ役で出演すると報じた。女性主人公コ・ウニョン役は女優ナム・ジヒョンが務めることが同日明らかになっており、二人がラブストーリーで顔を合わせるのは今回が初めてとなる。

「チンハン告白:183hz」はウェブ小説を原作とするオフィスロマンスだ。新入社員時代には恐怖の対象でしかなかった「虎の先輩」、つまり厳しい指導役だった上司が、180度変わった姿で戻ってくる。そこから始まる関係の変化を軸に物語が展開される設定だという。ロマンティックコメディを「試験台」と位置づけ、「まだもっと証明しなければならない部分がある」と語ったファン・イニョプにとって、恋愛を軸にした次の作品がその答え合わせの場となる可能性がある。

「君に贈る」はENAの月火ドラマ枠で放送された。ENAは韓国のケーブル系チャンネルで、地上波に比べて世帯の視聴規模そのものが小さく、放送時の視聴率と作品の評判が必ずしも一致しないケースがしばしば指摘される。ファン・イニョプが「OTTでまとめて見ることもできる」と語ったのも、こうした視聴環境の変化を踏まえたものといえる。日本の読者にとっても、放送終了後に配信でまとめて視聴するという形が、この作品との出会い方になることが多いだろう。

放送期間中、「君に贈る」はファン・イニョプとイ・ヘリが演じる二人が秘密の交際を始め、撮影現場で嫉妬が爆発する展開など、映画制作という舞台設定を生かしたエピソードが伝えられてきた。15年ぶりに再会した初恋という設定を軸に、夢と愛の両方を取り戻していく物語は、最終回でハッピーエンドという着地を迎えた。数字の面では本人が悔しさを口にする結果となったが、「過程が良かったのだから大丈夫だ」という現場の共通認識と、これから作品を見つける視聴者への期待を、ファン・イニョプは終映の場ではっきりと言葉にしている。

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