TEMPESTハンビン、初のソロ曲「No Fear」を音楽番組で初披露
グループTEMPEST(テンペスト)のハンビンが、9月3日に放送されたMnetの音楽番組「M COUNTDOWN(エムカウントダウン)」で、初のソロシングル「No Fear」のタイトル曲「No Fear (Feat. ペニョネロ)」のステージを初めて披露した。グループの一員としてではなく、ひとりのアーティストとして立った最初の音楽番組の舞台であり、ソロ活動の本格的なスタートを示す場となった。
この日のハンビンは、デニムジャケットに独特なパターンのパンツを合わせたスタイリングで登場した。上下でテイストの異なるアイテムを組み合わせた感覚的な装いで、ソロアーティストとしての立ち位置を視覚的にも印象づける形となった。歌唱面では一段と力強さを増したボーカルで安定したライブをこなし、ソロとしての基本的な力量を証明したと評されている。パフォーマンスの強弱の付け方もきめ細かく調整され、ステージへの没入感を高めたという評価が出ている。
ステージ全体を満たしたのは、伸びやかで爽快なパフォーマンスだった。恐れに閉じ込められることなく、自分自身を信じて前へ進んでいく——そうした態度を振り付けに落とし込んだポイントの動きが用意され、そこに多彩な表情の演技が加わることで、エネルギーにあふれた舞台が完成した。曲のメッセージを身体の動きと表情の両方で伝える構成になっており、ソロとして何を届けたいのかがはっきりと示された内容だったといえる。
タイトル曲「No Fear」は、ハンビン特有の物おじしないイメージを凝縮したハイエナジーなダンスポップトラックだ。ソロアーティストとしての自信とエネルギーをはっきりと盛り込んだ楽曲で、フィーチャリングにはラッパーのペニョネロ(Punchnello)が参加している。ハンビンは今回のアルバムについて、収録曲全般の作詞にも自ら参加しており、歌って踊るだけでなく、言葉を書く側としての成長した音楽的力量をあらわにした。ソロデビューにあたって、単に用意された楽曲を任されるのではなく、制作の側に自ら手を入れている点が今回の活動の特徴となっている。
注目されるのは、この楽曲が韓国国外ですでに具体的な反応を得ていることだ。「No Fear」はベトナムのiTunesトップソングチャートで上位圏を維持しており、関連する映像コンテンツも現地のYouTubeチャートで好調な成績を続けている。ソロデビュー作が海外の特定市場でチャート上位に食い込み、しかも音源だけでなく映像コンテンツの側でも数字が伴っているという状況で、音楽番組でのステージ初公開を迎えた形になる。音源と映像の両方が同じ地域で反応しているという点は、楽曲単体の話題性にとどまらず、パフォーマーとしてのハンビンそのものに関心が向かっていることを示す材料といえる。
日本の読者にとって補足しておきたいのは、韓国における音楽番組の位置づけだ。「M COUNTDOWN」はケーブル音楽専門チャンネルMnetが放送する音楽番組で、新曲を発表したアーティストが最初にステージを披露する場として機能している。音源のリリースだけでは伝わりにくい振り付けやスタイリング、生歌の実力といった要素が、この場で初めてまとまった形でファンの前に示される。今回ハンビンが「No Fear」のステージを最初に公開したのがこの番組だったということは、ソロとしての第一印象を決める舞台をここに置いたということでもある。デニムジャケットという比較的カジュアルな上着に、パターンの効いたパンツを合わせた組み合わせも、そうした「最初の見せ方」として選ばれたものだ。
ハンビンが所属するTEMPESTは、グループとして活動を続けてきた。今回のソロシングル「No Fear」は、そのハンビンにとって初めてのソロシングルにあたる。グループの中で培ってきたパフォーマンス力を、ひとりのステージでどう見せるかが問われる場面で、力強さを増したボーカルと強弱をつけたパフォーマンスによって応えた、というのが今回のステージに対する評価の中身である。曲名の通り「恐れがない」という姿勢を、衣装から振り付け、表情に至るまで一貫させたことになる。
今後についても、ソロ活動の領域を広げているハンビンは、音楽番組をはじめとするさまざまなステージで自分だけの色を続けていく予定だとされている。ソロデビュー曲がすでにベトナムのiTunesトップソングチャート上位圏と現地YouTubeチャートで結果を出していることを踏まえると、活動の場が韓国国内のステージだけにとどまらない可能性もある。ひとまずは「M COUNTDOWN」で初公開されたこの「No Fear」のステージが、ソロアーティスト・ハンビンの出発点として記録されることになる。作詞に参加した収録曲を含めたシングル全体が、今後どのように受け止められていくのかも含め、初のソロ活動の行方が注目される。






