チョン・チェヨン、デビュー10年のグラビアでI.O.I復帰とホラー作を語る
写真: チョン・チェヨン — 준호. / CC BY 4.0女優のチョン・チェヨンが、デビュー10周年の節目にグローバルファッション誌「WWD コリア」のグラビアに登場した。同誌は9月17日に撮影カットを公開した。撮影と同時に行われたインタビューでは、約7年ぶりにI.O.Iとしてステージに立ったときの心境や、ホラードラマ「M: リブート」の撮影を振り返った。そのうえで、立ち止まらずに挑戦を続け、成長していく俳優になりたいと語っている。毎日経済系のエンタメメディア、スタートゥデイが報じた。
公開されたカットで目を引くのは、肩の力を抜いたような自然な表情だ。洗練されたスタイリングと組み合わさり、以前より一段と大人びた魅力が引き出されている。アイドルとして歩み始め、いまは女優として活動する彼女の、10年目の姿をとらえたグラビアになった。
ここで、チョン・チェヨンの歩みを振り返っておく。デビューは2015年で、ガールズグループDIAのメンバーとしてだった。翌2016年には、韓国の音楽チャンネルMnetのアイドルサバイバル番組「PRODUCE 101」に出演し、この番組から生まれたプロジェクトグループI.O.Iのメンバーとしても活動した。自身が所属するグループとは別に、番組発のグループでもステージに立っていたことになる。その後、2022年にDIAが解散してからは、俳優に活動の軸を移した。
インタビューで大きな話題になったのは、I.O.Iとしての再びのステージだ。約7年ぶりにメンバーと同じ舞台に立った彼女は、グループで活動していたころと今回とでは、心の持ちようが違っていたと明かした。当時は「アルバムを出すたびに、成果を証明しなければならないという重圧が大きかった」という。これに対して今回の活動は、「メンバーと過ごしてきた時間に感謝し、それを祝う記念碑的なステージだった」と表現した。そのため「ずっと気持ちを楽にして楽しむことができた」と話している。
結果を出すことを求められていた立場から、仲間と重ねてきた時間そのものを祝う場へ。同じI.O.Iのステージでも、その意味が彼女の中で大きく変わっていたことが、この言葉からはっきり読み取れる。デビュー10周年という節目に、過去の活動を重荷ではなく感謝の対象として振り返れたことが、今回のインタビューの大きなテーマのひとつになっている。
I.O.Iの活動と同じ時期に進めていたのが、ホラードラマ「M: リブート」の撮影だった。チョン・チェヨンによると、現場では1日に3〜4つもの密度の濃い感情シーンをこなすことがあり、体力的にも精神的にも楽な仕事ではなかったという。それでも、ふだんの生活ではまず経験できない振り切った演技に挑めたことは、自分にとって貴重な経験になったと振り返っている。華やかなステージと、感情を大きく揺さぶるホラー作品の撮影という、性格のまったく違う2つの仕事を同じ時期に抱えていたことになる。
なお、「M: リブート」の放送局や放送時期、共演者などは、今回伝えられた内容には含まれていない。新しい情報が入り次第お伝えしたい。
俳優としての近作に目を向けると、チョン・チェヨンは昨年、JTBCのドラマ「エスクワイア: 弁護士を夢見る弁護士たち」でイ・ジヌクとともに主演を務めた。同作はJTBCの土日ドラマとして2025年8月2日から9月7日まで放送された全12話の作品で、キム・ヨジン、キム・ウィソンらが脇を固めた。出演者にはほかにも、ユン・ユソン、チョン・ヘビン、イ・ハクジュ、ホン・ソジュンが名を連ねている。
物語の中心となるのは、新人弁護士のカン・ヒョミンだ。正義感が強く物おじしない性格だが、社会人としてはまだ慣れていない。そんな彼女が配属されたのが、法律事務所ユルリムの訟務チームだった。そこには、冷ややかな態度で周囲を凍りつかせる一方、実力はずば抜けたパートナー弁護士ユン・ソクフンがいた。タイトルの「エスクワイア」は英米圏で弁護士を指す敬称で、作品は一人前の弁護士へと育っていく過程を描いている。
同作の海外配信はNetflixが独占で担当した。日本から視聴する場合は、Netflixの配信状況を確認するのが近道になる。また、SBS傘下の制作会社スタジオSが初めてJTBCドラマの共同制作に加わった作品でもある。韓国では地上波のSBSとJTBCは別々の放送局で、局の垣根を越えた制作体制という点でも特徴のある一作だった。
法廷を舞台にした「エスクワイア」から、ホラーの「M: リブート」へ。俳優に転向してからのチョン・チェヨンは、ジャンルの大きく異なる作品に続けて取り組んでいる。今回のインタビューで何度も口にした「挑戦」という言葉は、こうした作品選びとも重なって聞こえる。
インタビューの終わりには、俳優としての目標も語った。「深みのある俳優として、落ち着いて大衆の前に立ちたい」と話し、「不器用だったり、ときには転んだりしても、止まらずに挑戦しながら成長していく、人間味のある誠実な俳優になりたい」と抱負を述べた。華やかさよりも、じっくりと積み重ねていく姿勢を大切にしたいという思いがにじむ言葉だ。
DIAでのデビュー、I.O.Iでの活動、そして俳優への転向と、チョン・チェヨンはこの10年で立場を大きく変えてきた。久しぶりのI.O.Iのステージを「祝う場」として楽しみ、同じ時期に負担の大きい感情表現にも向き合った。その経験は、彼女が目指す「挑戦を続ける俳優」の姿そのものと言える。「M: リブート」でどのような演技を見せるのか、今後の発表を待ちたい。








