キム・ムヨル、初のファンミ準備と夫婦のじゃんけん日常を公開
写真: キム・ムヨル — K-POPit 티비텐 / CC BY 4.0俳優キム・ムヨルが、妻で俳優のユン・スンアが運営するYouTubeチャンネル「スンアロウン」を通じて、生涯初となるファンミーティングの準備風景と、家庭での飾らない日常を公開した。動画は8月16日に「ムヨロウン、彼が帰ってきた」というタイトルで公開されたもので、夫の一日を追う人気コーナーが久しぶりに再開した形だ。韓国メディアMKスポーツが8月17日に報じた。
今回の動画は、事前の打ち合わせや構成表なしに突然始まる「ムヨロウン」コーナーとして制作された。カメラを向けられたキム・ムヨルは、この撮影がある日突然やってくるコンセプトなのかと質問し、ユン・スンアは自分たちのチャンネルには絵コンテがないのだと返している。ブイログ撮影に慣れていない様子でぎこちなさをのぞかせながらも、朝の散歩から食事、そして仕事の現場まで、多忙な一日がそのまま収められた。
動画の冒頭から、二人は軽い言い合いを繰り広げ、現実の夫婦らしいやり取りで笑いを誘った。視聴者の間で特に話題を集めたのが、息子ウォニの降園時間をめぐるエピソードだ。朝の散歩と食事を終えた二人は、午後3時に入っていた運動の予定と、ウォニを迎えに行く時間が重なってしまうことに気づく。そこで、どちらが迎えに行く担当になるかをじゃんけんで決めることに合意した。「勝った人が、ときめく気持ちでウォニを迎えに行こう」という言葉とともに、二人は激しい心理戦を展開し、見る側を笑わせた。家庭内の些細な調整をゲームのように片づけていく様子が、多くの視聴者に現実味を持って受け止められている。
一方で、仕事に入ったキム・ムヨルは、俳優としてのプロフェッショナルな一面も見せている。引き締まった体をつくり上げるための高強度のジムトレーニングに取り組む姿に加え、グラビア撮影の現場では一瞬で真剣なまなざしに切り替わり、カリスマ性を漂わせた。日常でのくだけた表情と、現場に入った瞬間の表情の落差が、この動画のもう一つの見どころになっている。
そして今回の動画で最も大きな比重を占めたのが、間近に迫った初のファンミーティングに向けた準備だ。キム・ムヨルは、ファンが一緒に思い出を残せるようにと、フォトブースのフレーム用写真を自ら撮影した。撮影の最中には照れくさそうな表情を見せる場面もあり、普段の役柄とは違う素の姿がのぞいた。さらに彼は、かつて自身の結婚式で祝歌を歌ってくれた親友の歌手チョン・ジュニルの作業室を訪ねている。チョン・ジュニルの奏でる甘やかなピアノ伴奏に合わせ、キム・ムヨルはファンミーティングで披露する予定の曲を真剣に歌い上げ、ファンに向けた深い愛情をにじませた。ファンミーティングという場を、単なるイベントではなく、自分の手で用意した贈り物として組み立てようとしている姿勢が伝わる内容だった。
公開されると、ファンからは熱い反応が相次いだ。「作品では凄まじいカリスマを見せていたのに、現実では優しくて愛情深いパパそのもの」「ウォニの降園担当を賭けてじゃんけんする姿があまりに現実的で吹き出した」「チョン・ジュニルの伴奏で歌の練習をする姿を見ると、初のファンミーティングの舞台がもう楽しみ」「憧れの夫婦のささやかで温かい日常に癒やされる」といった声が寄せられ、応援のコメントが続いた。
キム・ムヨルは直近では、Netflixシリーズ「鉄槌教師」(原題:참교육)で主人公ナ・ファジンを演じている。特殊戦司令部出身で教権保護局の監督官を務めるナ・ファジンが、学校で起きるさまざまな問題に独自のやり方で向き合っていく物語だ。後輩の監督官イム・ハンリム、そして生徒に扮して学校へ潜入する事務官ポン・グンデらとともに、いじめや不正が絡む現場へ踏み込んでいく。イム・ハンリム役をチン・ギジュ、ポン・グンデ役をBlock BのP.Oが演じ、教権保護局を創設した教育部長官チェ・ガンソク役でイ・ソンミンが共演した。全10話構成で、2026年6月5日にNetflixで配信が始まっている。日本語吹替版も用意されており、日本の視聴者も言語の壁なく楽しめる作品だ。
ファンのコメントに出てくる「作品での凄まじいカリスマ」という表現は、まさにこのナ・ファジンのような役柄を指したものだろう。厳しい表情で問題に切り込む役を演じた俳優が、家では息子の送り迎えを賭けて妻とじゃんけんをしているというギャップが、今回の動画への反響を大きくした要因といえる。
「スンアロウン」は、ユン・スンアが自身の名前にかけたタイトルで運営するYouTubeチャンネルで、その中の「ムヨロウン」は夫キム・ムヨルの日常を追うコーナーとして親しまれてきた。今回はそのコーナーの久々の再開であり、タイトルに「彼が帰ってきた」と付けられたのもそのためだ。韓国では俳優本人や配偶者が運営するYouTubeチャンネルを通じて、作品のプロモーションとは別の文脈で素顔を見せる流れが定着しており、テレビのバラエティ番組に出演するのとは違った距離感でファンとつながる場になっている。今回の動画も、事務所が用意した公式コンテンツというより、家庭内の記録に近い温度で構成されていた。
初のファンミーティングについては、開催に向けてフォトブースの用意や歌の練習といった具体的な準備が進んでいることが動画から確認できる。長く俳優として活動してきたキム・ムヨルにとって、ファンと直接顔を合わせる場を設けるのは今回が初めてとなる。友人であるチョン・ジュニルの作業室で伴奏を受けながら歌い込む姿は、当日のステージで歌唱の時間が用意されることを示しており、ファンの期待もそこに集まっている。作品の中の姿と、動画で見せた飾らない日常の姿が、その舞台の上でどう重なるのかが注目される。





