『100日の嘘』キム・ユジョン、暗殺までの1カ月だけ密偵を続けると決意
10月25日に放送されたtvNの土日ドラマ『100日の嘘』(原題)で、キム・ユジョン演じるイ・ガギョンが、サトウ・シンイチの暗殺が実行されるまでの1カ月間は密偵を続けると決めた。ガギョンは前日の第5話で、密偵をやめるといったん告げていた。それから1日で決断が変わったことになる。キム・ヒョンジュ演じるユ・ソランはこの申し出を受け、ガギョンにサトウ・ヒデオ(パク・ジニョン)の心をつかむよう指示した。この回の内容は、韓国メディアのシングルリストがホン・スミン客員記者の記事として同日夜に伝えている。
回の序盤のガギョンは、暗い部屋でひとり涙をこらえていた。思い出していたのは、自分を置いて出ていった母親のことだ。あわせて彼女は、ユ・ソランの娘であるクム・ソヒをうらやましいと感じる。母に去られた自分と、母がそばにいるソヒ。二人を比べる心の声が、ガギョンの孤独をはっきりと示す場面になった。
翌朝、ガギョンは起きて朝食を用意する。そのうえでソランに、サトウ・シンイチ(チン・ソンギュ)の暗殺までどれくらいかかるのかと尋ねた。返ってきた答えは「1カ月」。それを聞いたガギョンは、その期間は密偵を務めると申し出た。終わりの見えない任務ではなく、「暗殺まで」という期限つきの役目として引き受け直した形だ。
場面は変わり、カム・ウソン演じるクム・ソクチュンは刑務所で考え込んでいた。ソクチュンは、ユ・ソランが救国団にいることを知る。同じころ、ユ・ピリップ(イ・ムセン)はけがをしたソランの手当てをしていた。
ピリップはソランに、ソクチュンのために何か方法を探してみると話す。だがソランは受け入れなかった。そんなことをして何が変わるのかと問い返し、ピリップはサトウ・シンイチが死ぬまで総督府との良い関係を保たなければならないと説いた。そして「何もしないでください」と告げ、どうにもならないことだと言い切る。ソクチュンを助けようとするピリップの考えに、ソランがはっきりと反対した場面だ。暗殺という目的のために、身近な人を救う動きさえ止める。ソランの冷静で厳しい判断がよく表れている。
この後ソランは、ガギョンにサトウ・ヒデオの心をつかむよう命じる。1カ月の期限で密偵に戻ったガギョンに、さっそく具体的な役目が与えられたことになる。
ここで前日の第5話を振り返っておく。10月24日に放送された第5話の内容は、韓国メディアのビズエンターが伝えている。ガギョンは、サトウ・シンイチが総督府にいるという情報をユ・ピリップに知らせたが、間に合わなかった。サトウ・シンイチの暗殺を狙っていたハン・チョルリョン(キム・イングォン)は、その場で命を落とした。さらにガギョンは鍾路警察署で通訳をさせられ、そこで行われていた拷問を目の前で見てしまう。これがきっかけとなり、ガギョンはソランに密偵の役目を降りると告げた。
第5話で密偵をやめると言ったガギョンは、翌日放送の回で、暗殺までの1カ月に限って続けると決めた。暗殺計画の失敗とハン・チョルリョンの死、そして拷問の目撃という出来事が続いた直後に、彼女は再び任務に戻ることを選んだ。その前の晩には、母を思って涙をこらえる姿も描かれている。二つの回を続けて見ると、ガギョンの心の動きがたどりやすい。
当サイトは同じ25日、『100日の嘘』に関する記事をほかにも配信している。一つは「『100日の嘘』キム・ユジョン、パク・ジニョンに接近…『クム・ソヒさんの助けは必要ありません』」という見出しの記事。もう一つは「イ・ムセン、雨の中でキム・ユジョンを処断しようとする…キム・ヒョンジュ『説得して連れ戻すべき時』」という見出しの記事だ。ソランからサトウ・ヒデオの心をつかめと命じられたガギョンが、パク・ジニョンとどう関わっていくのか。この点もあわせて押さえておきたい。
『100日の嘘』は、総督府や鍾路警察署が舞台となり、サトウという日本人の名を持つ人物が登場する作品だ。キム・ユジョン、キム・ヒョンジュ、イ・ムセン、カム・ウソン、チン・ソンギュ、パク・ジニョン、キム・イングォンが出演している。韓国メディアのエクスポーツニュースは10月18日、配信作品を紹介する企画「これ見た?」で、「嘘」をテーマに正体を隠して組織に入り込む主人公の作品4本を特集した。そこでも本作は、キム・ユジョンが密偵になるtvNドラマとして取り上げられた。ほかの3本は、パク・シネが20歳の新入社員になりすますtvNドラマ『Missホンは潜入調査中』、チョン・ジヒョン主演の映画『暗殺』、ソ・ガンジュンが高校生を装うMBCドラマ『アンダーカバー・ハイスクール』(原題)だった。
主演のキム・ユジョンは、放送が続くなかで海外の仕事にも臨んでいる。10月23日の午後には、海外での日程に参加するため、仁川国際空港の第2旅客ターミナルから香港へ出発した。その様子は、韓国メディアのニュースエンがチ・スジン記者の写真記事で伝えている。前作にあたる出演作には、TVINGオリジナルの『親愛なるX』がある。地獄のような現実を生き抜くために仮面をかぶって生きてきた女性ペク・アジンが、他人の感情を読んで動かす術を使い、トップ女優へと登りつめていく心理スリラーだ。原作はネイバーウェブトゥーンで連載されたパン・ジウンの同名作品。キム・ヨンデ、キム・ドフン、イ・ヨルムが共演し、全12話が2025年11月6日から12月4日まで配信された。HBO MaxやRakuten Vikiでも同時に公開され、第30回釜山国際映画祭の「オン・スクリーン」部門にも招待されている。仮面をかぶって生きる女性を演じた前作に続き、今作では正体を隠して密偵を務める女性を演じている。
ユ・ソラン役のキム・ヒョンジュも、映画で話題を集めている。ペ・ヒョンソンと共演した映画『失楽園』が、公開初日のボックスオフィスで1位になったと10月22日に報じられた。ドラマでは、暗殺という目的のために感情を抑え、周りの人にも厳しい判断を求める人物を演じている。
この回で物語はいくつも動き出した。暗殺までの「1カ月」という期限が決まり、ガギョンにはサトウ・ヒデオの心をつかむという任務が与えられた。刑務所にいるクム・ソクチュンは、ソランが救国団にいることを知った。ソクチュンを助けたいピリップと、それを止めたソランの意見の違いも残ったままだ。期限つきで密偵に戻ったガギョンがどこまで任務をやり遂げるのか、今後の放送が注目される。





