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RESCENEコラボパンが1カ月で200万個、買ったのは40代男性が最多

RESCENE写真: RESCENE — K-POPIT 케이팝잇 / CC BY 3.0
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韓国のコンビニチェーン「CU」は、5人組ガールズグループRESCENE(リセンヌ)のメンバー、ウォニを前面に出した弁当2種類を11月2日から売り出す。CUのアプリでの事前予約と店頭販売を順次始める。CUが先に出した「RESCENEパン」は発売から1カ月で累計200万個を超えて売れており、その勢いを受けてコラボ商品を弁当にも広げた。中央日報が2日に報じた。

新しい弁当の名前は「トクヨンの娘弁当」(原題:덕연이 딸 도시락)。ウォニの母親キム・トクヨン(김덕연)さんの料理のうち、ウォニがふだんよく食べているメニューを商品にした。アイドル本人ではなく母親の名前を前に出した名前で、家庭の味をそのまま弁当にしたという点が特徴だ。

RESCENE
写真: RESCENE — 티비텐 TV10 / CC BY 3.0

弁当発売のニュースが伝わった1日、韓国のネット上はにぎわった。中心になったのは30代、40代の男性ファンだ。韓国では、年の離れた女性アイドルを応援する大人の男性ファンを「サムチョン(おじさん)ファン」と呼ぶ。書き込みには「購入数の制限はあるのだろうか。明日から覚悟しておかないと」「ウォニのフォトカード15種類を全部そろえるには、少なくとも15個は食べないといけない」「余ったパンは冷凍してきたけれど、弁当はどうすればいいのか」といった声が並んだ。パンの在庫を冷凍保存していたファンがいたことも、これまでの熱気を物語っている。

韓国の流通業界では、この現象を「リセンヌノミクス(Rescene-nomics)」と呼び始めている。グループ名と「エコノミクス(経済学)」を組み合わせた言葉だ。RESCENEと組んだ企業が次々と売り上げを伸ばし、宣伝効果も上げているためだ。業界では、RESCENEの人気が食品や外食など多くの業種で消費を後押ししており、その経済効果は数百億ウォンに上るとみている。

効果が最もはっきり出ているのがコンビニだ。CUを運営するBGFリテールによると、RESCENEパンは発売から1カ月で累計販売数が200万個を突破した。CUの関係者は「CUがこれまでに販売したパン商品の中で、最も短い期間で最も多くの販売数を記録した」と説明している。

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人気の一方で、品薄も続いている。RESCENEパンは中小の協力会社が1日8万〜10万個に限って生産している。このためCU本社は各店舗に送る数を制限しており、1店舗あたり1日にメンバーごと1個ずつ、計5個しか入荷しない。パンを手に入れようと開店前から客が並ぶ「オープンラン」も起きている。パンにはRESCENEのフォトカードが1枚入っていて、ネットの中古取引サイトでは、このカードが定価の6〜8倍の値段で売られている。

今回のブームが目を引くのは、買っている人の顔ぶれが従来と違うからだ。これまでアイドルのコラボ商品を主に買っていたのは10代、20代のファンだった。ところがCUの集計では、9月17日から10月28日までにRESCENEパンを買った人の70.3%が30代以上だった。年代別で最も多かったのは40代で、全体の29.6%を占めた。性別では男性が65.9%、女性が34.1%で、男性が女性の2倍近い。比較的お金を自由に使える年代の男性が、購買の中心にいることがわかる。

ネット上にも、これを裏付けるような体験談が続いている。「夫がコンビニでRESCENEパンを買ってきた」「夫に頼まれてRESCENEパンを探している」といった声だ。ソウルでCUを営む店主は、男性客が配送トラックの到着前から待っていて、パンが棚に並ぶ前に買っていってしまうと話している。

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ブームは韓国人だけにとどまらない。CUによると、外国人の購入者で最も多いのはアメリカ人だった。アメリカ人の購入が最も盛んな地域は京畿道平沢(ピョンテク)市で、なかでも米軍基地の近くにある店舗では、アメリカ人の購入量が平沢駅近くの店舗に比べて最大12倍に達した。中央日報が見出しで「在韓米軍も財布を開く」と書いたのは、このデータを受けたものだ。

効果はコンビニの外にも広がっている。飲料メーカーの東亜大塚は7月、炭酸飲料「ナランサイダー」のモデルにRESCENEを起用した。その後の1カ月間、売り上げは前年同期より48%増えた。ドミノ・ピザが7月にYouTubeで公開したRESCENEの広告映像は、複数本を合わせた累計再生回数が1億6000万回を超えている。カフェブランドのホリスはこれまで広告モデルを使っていなかったが、最近、創業28年で初めてのモデルとしてRESCENEを選んだ。飲料、ピザ、カフェ、コンビニと、さまざまな業種が同じグループと手を組んでいることになる。

専門家は、この流れはしばらく続くとみている。淑明女子大学消費者経済学科のイ・ホンジュ教授は、RESCENEを起用した商品には、購買力のある中年男性にまで客層を広げる効果があるため、業界のコラボは当面続くだろうと話す。ただし、ファンの関心を繰り返しの購入につなげるには、結局は商品そのものの品質が伴わなければならないとも指摘している。

RESCENEは2024年3月にデビューした5人組のガールズグループだ。デビューから2年8カ月ほどで、芸能の枠を超えて流通業界の数字を動かす存在として、経済面で取り上げられるようになった。中央日報の記事には、デビュー後に苦労を重ねてきたグループだからこそ、30代、40代が報われてほしいという気持ちで応援しているのではないか、という読者のコメントも寄せられている。

日本の読者向けに補足すると、CUは韓国の主要なコンビニチェーンの一つで、運営会社はBGFリテールだ。韓国のコンビニでは、アイドルのフォトカードを入れたパンなどのコラボ商品が定番の販促方法になっている。今回のRESCENEパンは、その中でも「CU史上最短で最多」という記録を作った。全15種類あるウォニのフォトカードを集めようとするファンの書き込みからもわかるように、ランダムに入るカードが繰り返し買う動機になっている。

今後の注目点は、11月2日から始まる弁当2種類が、パンと同じような売れ行きを見せるかどうかだ。パンでは1日8万〜10万個という生産量の限界から、店舗ごとの入荷制限やオープンラン、フォトカードの高値転売が起きた。弁当の発売では、事前予約と店頭販売を組み合わせる。ネットでは早くも購入数の制限を気にする声が出ており、発売初日からの売れ行きと供給体制に関心が集まっている。イ教授が指摘したように、ファンが一度きりで終わらず買い続けるかどうかは、母親の味を再現した弁当の中身にかかっている。

この記事は 中央日報 の報道をもとに、ハンレポ編集部が事実を確かめたうえで日本語で書き起こしたものです。
原文:40대 삼촌, 주한미군도 지갑 연다…유통가 휩쓴 ‘리센느노믹스’

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