スジ主演Netflix『ハーレムの男たち』、イ・スヒョク降板でイ・ジョンウォンが出演を協議
写真: イ・スヒョク — Marie Claire Korea / CC BY 3.0俳優イ・ジョンウォンが、Netflixオリジナルシリーズ『ハーレムの男たち』への出演を検討していることが、2026年8月19日に明らかになった。所属事務所ザ・ブラックレーベルと制作会社スタジオドラゴン側は同日、イ・ジョンウォンが同作から出演オファーを受け、前向きに協議を進めていると立場を示した。当初この役にはイ・スヒョクがキャスティングされていたが、スケジュールの問題から降板が決まっており、代わってイ・ジョンウォンが女優スジと呼吸を合わせることになるのか、注目が集まっている。
今回イ・ジョンウォンが提案されているのは、スジが演じる主人公の男性側室キャラクターの一人だ。この役をめぐっては、もともとイ・スヒョクがキャスティングされ、撮影を控えた段階まで進んでいた。しかし他のスケジュールとの調整が難しくなったことから、最終的に降板を決断したことが確認されている。制作サイドはその後任として、イ・ジョンウォンに白羽の矢を立てた形になる。現時点で出演は確定ではなく、あくまで協議段階だという点は押さえておきたい。
『ハーレムの男たち』は、同名の人気ネイバーウェブ小説を原作とする宮廷ロマンスファンタジーだ。原作の作者はアルファタルト。物語の舞台となるのは、架空の国家であるタリウム帝国である。女帝ラティルが自らの権力を強固なものとし、帝国を守るために男性の側室たちを受け入れていく。そこから生まれる政治的な駆け引きと、恋愛をめぐる葛藤が絡み合いながら描かれていく。女帝が複数の男性側室を抱えるという設定は、これまでの韓国時代劇ロマンスの構図を反転させたものであり、原作ウェブ小説の人気を支えてきた要素でもある。
注目すべきは、この作品に集まった制作陣の顔ぶれだ。演出を担当するのはイ・ウンボク監督。『太陽の末裔』『トッケビ』『ミスター・サンシャイン』といった、日本でも広く知られるヒット作を手がけてきた人物であり、Netflix作品では『Sweet Home』も成功させている。韓国ドラマファンにとっては、作品名を並べるだけでその手腕が伝わる名前と言っていい。脚本を執筆するのは、ドラマ『恋人』で大衆性と作品性の両面において評価を得たファン・ジニョン作家だ。ヒットメーカーの演出家と、評価の高い脚本家が組む座組みということになる。
主演となる女帝ラティル役には、すでに女優スジの出演が確定している。スジにとって、この宮廷ロマンスファンタジーの主人公という役どころは、その存在感が作品全体の中心に置かれるものだ。女帝という立場で複数の男性側室と関わり、権力の維持と帝国の防衛という重責を背負う人物であり、恋愛描写と政治劇の双方を担う役柄になる。
一方、出演を協議中と伝えられたイ・ジョンウォンは、2018年のウェブドラマ『Go Back ダイアリー』でデビューした俳優だ。その後は『賢い医師生活 シーズン2』『金のスプーン』『夜に咲く花』『酔うロマンス』などに出演し、ジャンルを横断しながら演技力を証明してきた。特に近年は、324万人の観客を動員したホラー映画『サルモクジ』で、スクリーンにおける主演としての興行的な立ち位置まで築いている。ドラマとスクリーンの双方で実績を積み上げてきた俳優が、大型のNetflixオリジナルシリーズの一角に加わるかどうかが、今回の焦点というわけだ。
降板したイ・スヒョクについては、他のスケジュールとの調整が難しくなったことが理由として挙げられている。撮影開始を目前に控えたタイミングでの降板であり、制作サイドとしては速やかに後任を固める必要があった。今回イ・ジョンウォン側が「前向きに論議中」という表現で立場を明らかにしたことは、交渉が一定程度進んでいることを示すものだが、正式な確定発表を待つ段階にある。
『ハーレムの男たち』にはスジのほか、シン・スンホ、デックス(キム・ジニョン)、キム・ダン、ユ・ジョンフといった出演者が名を連ねている。女帝を取り巻く男性側室たちという設定上、複数の男性俳優が物語の中で重要な役割を担う構造になっており、キャスティングの一つひとつが作品の色合いを左右することになる。デックスは本名キム・ジニョンとして知られる人物で、こうした顔ぶれが揃うキャスティングは、公開前から話題を集めやすい布陣と言える。
作品はNetflixオリジナルシリーズとして、来年の公開が予定されている。Netflixオリジナル作品であるため、日本の視聴者も配信開始と同時に視聴できる見込みだ。イ・ウンボク監督の過去作である『太陽の末裔』『トッケビ』『ミスター・サンシャイン』は、いずれも日本でも高い知名度を持つ作品であり、『Sweet Home』もNetflixを通じて日本のファンに届いた。その系譜に連なる新作が、女帝と男性側室という反転した宮廷ロマンスの設定でどう描かれるのか、原作ウェブ小説のファン層と合わせて、公開前から関心を集める要素は揃っている。
今後の焦点は、イ・ジョンウォンの出演が正式に確定するかどうかだ。イ・スヒョクの降板から後任協議へという流れは、撮影を控えた作品にとって決して小さくない動きであり、キャスティングが固まった段階で改めて制作の進捗が見えてくることになる。スジが演じる女帝ラティルの相手役の一角を、誰がどのように演じるのか。ヒットメーカーであるイ・ウンボク監督とファン・ジニョン作家が組んだ話題作の続報が待たれる。






