キム・ジェジュン、学生時代の暴力被害を告白 「ストレートネックもそのせい」
写真: ジェジュン — Kim Jae-joong / Public domain歌手のキム・ジェジュンが、学生時代に学校暴力の被害を受けていたと明かした。8月15日にユーチューブチャンネル「コンデヒ」で公開された「キム・ジェジュン vs 外貌不在中」の映像に出演し、当時の経験を自身の言葉で語ったもので、体に残った影響についても具体的に触れている。
語りの発端は、外見をめぐるやり取りだった。チャンネルを進行するお笑い芸人のキム・デヒが、キム・ジェジュンの容姿に感嘆し、「生まれたときからかっこいいんだよね? (思春期のとき)ニキビも出なかったの?」と尋ねた。これに対しキム・ジェジュンは「第二次性徴が特別に出たことはなかった。第二次性徴を感じるには人生があまりにも苦しかった」と答え、続けて「どうして僕をこんなに殴ったんだろう」と口にした。軽い話題から入った質問が、そのまま被害の告白につながる流れだった。
中学時代について話す中で、キム・ジェジュンは「それを感じるには人生があまりにも苦しかった」「なぜ僕をこんなに殴ったのだろう。本当につらかった」と振り返っている。当時の学校の様子については、「学生時代から、少し色白の子、自分たちと正反対の子にいつも言いがかりをつけて、裏路地に引っ張っていったりした」と説明した。標的にされる基準が本人の行いとは関係のないところにあったことを示す証言だ。
さらに、自分を好いていた女子生徒の存在が理由で、先輩たちに呼び出されたこともあったという。「学校できれいな子が僕を好きだったのだが、その子が僕を好きだということで、先輩たちが僕を引っ張っていった。『屋上について来い』と言われた」と当時を回想している。ヘラルド経済の報道でも同じ趣旨の発言が伝えられており、キム・ジェジュンは家庭が裕福なほうでもなく、勉強ができるほうでもなかったため、周囲に素行の良くない生徒が多かったこと、そしてそれがあまりにも嫌で、早く抜け出したかったと話したとされている。
学校暴力の痕跡は、長い時間が経った現在まで体に残っているという。キム・ジェジュンは「僕は少しストレートネック(亀背首)があるのだが、これは全部、幼い頃にあまりにも地面ばかり見ていたからだ」と述べ、その理由を「怖い先輩たちと目を合わせないようにしていたから」と説明した。視線を避けようとする姿勢が習慣として身につき、首の状態に影響したという本人の証言である。加害生徒と鉢合わせしないよう、通学路まで変えていたことも明かした。「家から学校まで真っすぐ行ける道があるのに、少し山を登るように回る道があって、そちらを通っていた。会わないようにするために」と語っている。
この話を聞いたキム・デヒは「お前は本当に起伏が多いな。人気があっても」と気の毒がった。キム・ジェジュンはこれを受け、「だから僕はかっこいい人をすごく応援する。とてもかっこいい美男の方々を本当に応援するのは、本当につらい点が多いからだ。居心地が悪い」と吐露している。整った容姿が当時の自分にとって標的になる理由の一つだったという文脈での発言だ。
スポーツソウルは、華やかなスポットライトの裏で学校暴力の被害を告白したスターはキム・ジェジュンだけではないとして、複数の事例を並べている。俳優のチュ・ジフンは、以前にユーチューブチャンネル「チャンハン兄さん シン・ドンヨプ」で、高校を卒業するまで徒党を組んだ生徒たちにいじめられていたと明かしていた。「集団が『俺に屈服しろ』といじめてきた」と語り、学生時代に加害グループと交わらなかったことについては「俳優という職業を考えると、本当に幸いだ」と話している。歌手のカン・ダニエルも、小学生の頃に頻繁な転校の過程でいじめを受けたと明かしたことがある。先輩たちに金を奪われ、暴行された経験を打ち明け、「加害者たちにとってはただの遊びなのだ」と述べた。チョン・ソミは、ハーフであることを理由に長期間にわたって仲間はずれにされたと告白し、フォーミニッツ出身のホ・ガユンは練習生時代に学校暴力を受けたとして、夢を諦めないために「顔だけは殴らないでほしいと言った」と明かし、周囲を痛ましい思いにさせた。
キム・ジェジュンは2004年に東方神起としてデビューし、韓国国内外で大きな愛を受けてきた。その後はJYJ、そしてソロ歌手や俳優へと活動領域を広げ、現在はインコードエンターテインメントを設立し、後輩歌手の制作にも携わっている。8月19日には、キム・ジェジュンとキム・ジュンスがユニット「JX」として今年10月に韓国国内でコンサートを開催することを、韓国メディアの世界ビズアンドスポーツワールドが取材の結果として単独で伝えている。韓国国内で二人そろっての公演は、2024年末に行われた初公演「IDENTITY」に続いて2度目となる。JXというユニット名は、二人がそれぞれ活動名として使ってきた表記の頭文字を取ったものだ。二人は2004年に東方神起としてデビューし、社会現象と呼ばれるほどの人気を集めて韓国の頂点に立つグループへと成長した後、新たにJYJを結成して活動を共にしてきた。
音楽活動の面でも動きが続いている。キム・ジェジュンは新しいシングル「THE WAVE」を発売する。収録曲「Tonight」を掲げての復帰となり、音源のリリースを通じて活動を再開する形だ。シングルの発売にあわせてコンサートも同時に展開され、音源と公演を並行して進めることで、ファンと接する機会を重ねることになる。発売日やコンサートの日程など、詳しい情報については明らかにされていない。新曲「Tonight」については、ミュージックビデオのティーザー映像が公開済みで、本編に先立つ予告版として楽曲の雰囲気の一端が示された。ティーザーは夏らしい感性を前面に打ち出した内容で、季節感のある映像が並んでいる。リリース日程など、公開分で触れられていない点は明らかにされていない。8月19日にはカムバックを1日後に控えた段階での新ビジュアルも公開され、清涼感のある雰囲気をまとった姿で、夏に合わせたコンセプトが打ち出された。カムバック当日の音源公開に注目が集まっている。
今回の告白は、こうした新曲リリースとコンサートに向けた動きが重なる時期に、バラエティ性の強いユーチューブ番組の中で出たものだ。韓国では、テレビの番組だけでなく、芸人が個人で運営するユーチューブチャンネルがトーク番組として機能し、出演者が地上波とは異なる距離感で自身の経験を語る場になっている。キム・デヒが進行する「コンデヒ」や、シン・ドンヨプの「チャンハン兄さん」はその代表例で、チュ・ジフンが学生時代のいじめについて語ったのも同じ枠組みの中でのことだった。デビューから20年以上が経ったアーティストが、当時は語られてこなかった学生時代の出来事を自身の言葉で振り返る場として、こうしたチャンネルが機能している点は、日本の読者にとっても韓国芸能界の現在を知る手がかりになる。
公開されている内容は、キム・ジェジュン本人がいじめ被害を受けていたという事実と、それに伴う身体的な影響についての証言にとどまる。加害者が誰であったか、その後どうなったかといった点については語られていない。キム・ジェジュンは、殴られた理由への疑問、色白の生徒が標的にされた学校の空気、女子生徒に好かれたことで屋上に呼び出された経験、目を合わせないために地面を見て歩き続けたことでストレートネックになったこと、そして遠回りの通学路を選んでいたことを、いずれも自身の記憶として並べた。整った容姿を持つ人への共感を口にした発言まで含めて、当時の経験が現在の考え方にまでつながっていることがうかがえる内容となっている。









