チョン・ヘビンとチュ・ヒョニョン、『財閥×刑事2』9〜10話に特別出演
写真: チュ・ヒョニョン — K-POPIT 케이팝잇 / CC BY 3.0SBS金土ドラマ『財閥×刑事2』の9〜10話に、俳優のチョン・ヘビンとチュ・ヒョニョンが特別出演することが2026年9月4日、明らかになった。制作陣は同日、2人が演じる役柄のスチール写真も公開している。チョン・ヘビンは舞踊家であり芸術高校の校長でもある「チョン・ジュヒ」役、チュ・ヒョニョンは名前からして只者ではない「魔女」役を務め、それぞれまったく異なる方向の存在感で新エピソードに加わる。
『財閥×刑事2』は、捜査が行き詰まると財力で局面をひっくり返す“財閥刑事”チン・イスと、新たにやって来たチーム長チュ・ヘラが、金に糸目をつけない痛快な共助捜査を繰り広げる作品だ。制作はスタジオS、ビッグオーシャンE&M、ビーエー・エンターテインメントが担当。チン・イス役をアン・ボヒョン、チュ・ヘラ役をチョン・ウンチェが演じている。爽快さとユーモアを前面に押し出した捜査劇で、毎回個性の強い事件とキャラクターが登場する構成が特徴となっている。
この作品でとりわけ話題を集めているのが、各エピソードに合わせて投入される特別出演の俳優たちだ。適材適所に配置されたゲスト陣の活躍が、そのままエピソードの面白さを引き上げる観どころとして定着している。実際に8話までに登場した顔ぶれは非常に幅広く、ユ・スンホ、キム・ヘウン、そしてクァク・シヤン、キム・ウィソン、ペ・ソンジェ、クァクチューブ、パク・ソイ、イ・ハクジュ、チェ・ドクムン、イ・ソク、ソン・ウヒョン、ホ・ソンテ、チョン・チェヨンらが次々と姿を見せ、視聴者に見る楽しみを与えてきた。俳優だけでなくアナウンサーやクリエイターまで含む顔ぶれで、毎回誰が出てくるのかという期待そのものが番組を追う理由になっている形だ。
今回の9〜10話エピソードで、その特別出演のバトンを受け取るのが、幅広いキャラクター消化力を見せてきたチョン・ヘビンと、独自のキャラクタープレイで作品ごとに強烈な印象を残してきたチュ・ヒョニョンである。まずチョン・ヘビンが演じるチョン・ジュヒは、舞踊家という経歴を持ちながら芸術高校の校長を務める人物で、優雅なカリスマ性を放つ役どころだ。公開されたスチールの中のチョン・ジュヒは、乱れひとつない端正な佇まいと気品ある雰囲気で視線を引きつける。女子高生たちの間に立ってどこかを見つめる姿には緊張感が漂い、一方の校長室の場面では相手を落ち着いた表情で見据え、簡単には内心を明かさない。優雅さの裏に妙な緊張感をにじませる、その二面性がカットからも伝わってくる。
チュ・ヒョニョンが引き受けたのは、役名からして普通ではない「魔女」だ。公開されたスチールでチュ・ヒョニョンは、緑がかったウェーブヘアとオールブラックの衣装という強烈なビジュアルで登場する。神秘的な雰囲気の空間で無邪気でありながらどこか奇妙な笑みを浮かべたかと思えば、いつの間にか鋭いナイフを手にして予測のつかない行動をとっており、見る者の好奇心を刺激する。優雅さで押すチョン・ヘビンの役柄と、つかみどころのなさで押すチュ・ヒョニョンの役柄。方向性のまったく異なる2つのキャラクターが、チン・イスとチュ・ヘラの捜査にどのような変数として作用するのかに関心が集まっている。
チョン・ヘビンにとっては、キャラクターの幅を示す出演がまた一つ加わることになる。直近では2025年8月2日から9月7日までJTBCで放送された土日ドラマ『エスクワイア: 弁護士を夢見る弁護士たち』に出演していた。全12話の同作は、正義感が強く物おじしない一方で社会人としてはまだ不慣れな新人弁護士カン・ヒョミンを軸に、彼女が配属された法律事務所ユルリムの訟務チームでの日々を描く。チームには、冷ややかな態度で周囲を凍りつかせながら実力は随一というパートナー弁護士ユン・ソクフンがおり、両者の関係を通じて一人前の弁護士へと成長していく姿が描かれた。タイトルの「エスクワイア」は英米圏で弁護士を指す敬称にあたる。主演はイ・ジヌクとチョン・チェヨンで、キム・ヨジン、ユン・ユソン、キム・ウィソン、イ・ハクジュ、ホン・ソジュンらが脇を固め、チョン・ヘビンもその一角に名を連ねた。海外ではNetflixが独占配信を担当しており、日本の視聴者も同作を追うことができる。
この『エスクワイア』は、SBS傘下のスタジオSが初めてJTBCドラマの共同制作に参加した作品でもある。放送局の枠を越えた制作体制という点で韓国ドラマ業界の変化を示す一例であり、そのスタジオSが制作に加わっている『財閥×刑事2』と、出演者の面でも接点を持つことになる。実際、『エスクワイア』に出演していたチョン・チェヨン、キム・ウィソン、イ・ハクジュはいずれも『財閥×刑事2』の8話までの特別出演者リストに名前が挙がっており、今回チョン・ヘビンが加わることで、その顔ぶれの重なりはさらに厚みを増した形だ。
韓国の地上波ドラマにおける金土ドラマ枠は、週末の視聴者を狙う主力枠のひとつであり、SBSはこの時間帯に話題作を集中的に投入してきた。『財閥×刑事2』はタイトルが示す通りシリーズの続編にあたり、チン・イスというキャラクターを軸に、財閥という設定と刑事ドラマの文法を掛け合わせた企画である。捜査が行き詰まったところで財力によって局面を反転させるという発想は、重厚な犯罪捜査劇とは異なる軽快さを生み、爽快な後味を求める視聴者層に向けた作りになっている。毎回異なる事件を扱う構成上、ゲスト俳優の存在感がそのままエピソードの色を決めるため、特別出演のキャスティングが番組にとって重要な要素となっているわけだ。
9〜10話でチョン・ジュヒと「魔女」がどのような事件に関わり、チン・イスとチュ・ヘラの前にどう立ちはだかるのか、あるいは手を貸すのかは、放送を待つほかない。芸術高校という舞台設定と、女子高生たちの間に立つチョン・ジュヒのカット、そして刃物を手にする「魔女」の姿。公開されたスチールから読み取れるのはそこまでだが、これまでのエピソードが示してきた通り、この作品では強い個性を持つゲストキャラクターほど物語を大きく動かしてきた。優雅さの奥に何を隠しているのか分からないチョン・ジュヒと、行動が読めない「魔女」という組み合わせは、これまでのゲスト陣とはまた違った緊張感をエピソードにもたらしそうだ。『財閥×刑事2』はSBSで金曜と土曜に放送されている。







