リセンヌ、SPOTV K-POP AWARDSで2冠 アンバサダー賞を受賞
写真: RESCENE — 티비텐 TV10 / CC BY 3.0グループ「リセンヌ」が9月6日、京畿道高陽市の一山キンテックスで開かれた授賞式「2026 SPOTV K-POP AWARDS」(以下「2026 SKA」)でスポティビ・アンバサダー賞を受賞した。同グループはこの日の第1部ですでにグローバルコネクト賞を手にしており、アンバサダー賞との合わせて2冠を達成した形となる。
トロフィーを受け取ったリセンヌは、受賞の場で「今日こうしてスポティビで2つ目の賞なのですが、こんなに大きな賞をくださって本当にありがとうございます。これからK-POPとスポーツの未来を引っ張っていくリセンヌになれるよう努力します」と語った。さらに「これからいろいろな姿をお見せしますので期待していただき、この後にあるステージも待っていてください」と続け、授賞式の後半に控えたパフォーマンスへの期待も自ら呼びかけた。

1日に2つの賞を受け取るという結果は、このグループがここ最近たどってきた急上昇の流れをそのまま映している。リセンヌは2024年8月に発表したミニアルバム1作目『シンドローム』を持っているが、注目が集まったのは発売当時ではなかった。そのタイトル曲「ラブ・アタック」が、リリースからしばらく経った最近になって突如として再浮上し、いわゆる「逆走行」の旋風を巻き起こしたのだ。結果としてグループは一気に時代の顔と呼べる位置まで押し上げられた。
この逆走行のきっかけとして報じられているのが、メンバーのウォニがもつYouTubeチャンネルから生まれた、メンバー・ミナミの流行語「コジェ ヤッホー」だ。グループ自身の音楽番組の活動ではなく、メンバー個人のYouTubeチャンネル発のフレーズが火付け役となり、その熱い人気の中で「ラブ・アタック」の逆走行が起き、ついには地上波の音楽番組で1位を獲得するに至った。発売から時間が経った楽曲が、メンバー由来のネットの流行語に押される形でチャート上位に戻り、地上波音楽番組の1位まで届いたという流れである。
勢いはそこで止まらなかった。その後に発表したリメイクシングル「プリティ・ガール」も音楽番組で2冠を達成し、連続してヒットを重ねている。単発の逆走行で終わらず、次に出した作品でも結果を残したことが、リセンヌの現在の位置づけを確かなものにしていると言える。さらに直近では「7月ライジング歌手ブランド評判」調査で1位に立つなど、勢いのあるガールグループとしての存在感を固めつつある。逆走行、地上波音楽番組1位、次作での音楽番組2冠、ブランド評判調査1位、そして今回の授賞式での2冠と、短い期間に成果が積み重なってきたことになる。
今回リセンヌが2つの賞を受け取った「2026 SKA」は、韓国の公認音楽チャートであるサークルチャートのデータに基づく客観的な評価と、世界中のファンが直接参加するグローバルファン投票を組み合わせたグローバルK-POP授賞式だ。チャート実績という数字の裏づけと、ファンの投票という人気の指標を並立させる設計になっている点が特徴で、日本の読者にとっては、韓国国内のチャート成績だけで決まる賞とも、ファン投票だけで決まる賞とも異なる性格の授賞式だと理解するとわかりやすい。リセンヌが受け取ったグローバルコネクト賞、スポティビ・アンバサダー賞という2つの賞の名称も、この授賞式が国内外のファンとのつながりを重視していることをうかがわせる。
「2026 SKA」は、スポーツ専門メディアのスポティビ(SPOTV)と、グローバルファンダムプラットフォームのビッグク(BIGC)が共同で運営している。放送はテレビチャンネルのスポティビ2(SPOTV2)とスポティビ・プラス(SPOTV PLUS)を通じて生中継され、オンラインではポータルサイトのダウム(Daum)を通じて、午後3時のレッドカーペット行事から本授賞式まで韓国国内で生中継された。授賞式本体だけでなくレッドカーペットから通しで配信される形式は、韓国の大型授賞式ではおなじみのスタイルで、出席したアーティストの衣装や到着の様子までが一つのコンテンツとして扱われる。
リセンヌが受賞コメントで「K-POPとスポーツの未来を引っ張っていく」と述べた背景には、この授賞式の主催がスポーツ専門メディアであるという事情がある。スポティビはスポーツ中継を軸とするチャンネルであり、そこがK-POPの授賞式を運営し、アーティストに「アンバサダー」の名を冠した賞を贈るという構図だ。受賞したグループ側がK-POPとスポーツの両方に言及したのは、この賞の性格を踏まえた挨拶だったと読める。
この日の「2026 SKA」では、リセンヌ以外の受賞も伝えられている。チョン・ユジンとソンリがジャンル賞のトロット部門を受賞し、「これからも素敵な歌手として活動していく」「もっと発展していきます」と受賞の言葉を述べたことが報じられた。会場となった一山キンテックスは大型の展示・イベント施設で、大規模な授賞式やコンサートの開催地としてたびたび使われている場所だ。
リセンヌにとって今回の2冠は、逆走行で得た注目が一過性のものではなく、業界からの評価としても形になったことを示す出来事となった。メンバー個人のYouTubeチャンネルから生まれた流行語が楽曲のヒットにつながり、地上波音楽番組の1位、次作での音楽番組2冠、ブランド評判調査1位へと連なった流れは、SNSや動画プラットフォームでの反応が音楽チャートを動かす現在の状況を示す一例でもある。受賞コメントで本人たちが「これからいろいろな姿をお見せする」と語った通り、今後の活動が引き続き注目されることになりそうだ。









