ヒッピーパーマが再び流行、チャン・ウォニョンら5人の実例
写真: チャン・ウォニョン — Kai.gopractice / CC BY-SA 4.0韓国のファッション誌コスモポリタン韓国版が9月7日、ILLIT(アイリット)のウォニ、IVE(アイヴ)のチャン・ウォニョン、少女時代のテヨン、TWICE(トゥワイス)のチェヨン、そしてモデルのチャ・ジョンウォンの5人を挙げ、今シーズン再び存在感を強めているヘアスタイル「ヒッピーパーマ」の実例を紹介した。執筆はチェ・イェジ氏、アシスタントはチョン・ジュヨン氏で、記事に使われた写真はいずれも本人やグループ公式のインスタグラムからのものである。
記事が今季のヒッピーパーマの核心として挙げているのは、頭頂部のラインから細かくウェーブを入れつつ、下側にはレイヤーを入れて毛量をスリムに整えるという組み合わせだ。ヒッピーパーマは細かいカールを全体に入れるため、やり方を誤ると髪が過度に膨らんで見えてしまうという弱点がある。記事はその点を、レイヤードカットで補うことができると説明している。頭頂部からのボリュームは残しながら、毛先に向かって量を減らしていくことで、重たさを感じさせない仕上がりになるというわけだ。

まず取り上げられたのはILLITのウォニである。記事は、これまで清楚な長いストレートヘアの定石を見せてきたウォニが思い切った変身を試みたとして、頭頂部のラインから細かくボリュームを詰めたロングのヒッピーパーマを紹介した。下に向かうほど毛量を大胆に減らしているため、ロングヘアでありながら膨らんで見えることがなく、トレンド感のあるムードに仕上がっていると評している。
IVEのチャン・ウォニョンについては、豊かな毛量を生かしたスタイルとして紹介された。頭頂部から細いカールを丁寧に巻き、ヘア全体のボリューム感を倍に演出。さらに、わずかに赤みを帯びたソフトなブラウンのヘアカラーが、重いブラックのヒッピーパーマよりも軽快で生き生きとした雰囲気を加えているという。記事は、ヒッピーパーマに挑戦したいものの独特の重い印象が気になるという人に対しては、チャン・ウォニョンのように明るい色のヘアカラーと合わせることを勧めている。
テヨンのスタイルは「ミドルウェーブ・ヒッピーパーマ」として扱われた。極端に細いカールではなく、より自然でルーズな中間程度のカールを選んだ点に着目したもので、こちらも下にいくほど毛量が軽くなるレイヤードカットの上にカールを巻くことで、重く詰まった印象を取り除いている。ヘアカラーは淡いアッシュブラウンのトーンで、全体としてより明るく軽やかな仕上がりになっていると記事は伝えている。
TWICEのチェヨンについては、ヒッピーパーマの原型ともいえるクラシックな組み合わせとして、シックなブラックヘアが挙げられた。毛量を大胆に減らしたショート丈のレイヤードカットに、頭頂部から細かいカールをしっかりと巻き、洗練されたストリート感を最大限に引き出している。派手なアクセサリーや特別なスタイリングを加えずとも、このヘアスタイルひとつでルック全体にファッション性が生まれる、というのが記事の評価だ。
最後に紹介されたのはチャ・ジョンウォンのレッドブラウンのヒッピーパーマである。記事は、赤みを抜いたアッシュやマットブラウンのヘアカラーが主流だった昨年とは異なり、今年はトレンドに敏感なファッションセレブの間でワイン色を帯びたレッドや、深みのあるオレンジブラウンのカラーが目につくようになっていると指摘。こうしたヘアカラーは個性と愛らしさを増幅させるため、ヒッピーパーマとの相性がよいという。チャ・ジョンウォンはルック全体をオールブラックでミニマルにまとめたうえで、レッドブラウンのヒッピーパーマでポイントを置き、ワンポイントルックを完成させたと紹介された。
ヒッピーパーマは、自由奔放でエフォートレスな雰囲気から、季節が変わるたびに繰り返し話題になるスタイルとして韓国で定着している。コスモポリタン韓国版は関連記事として、キム・ヘスのような太めのヒッピーパーマのスタイリング術や、ミンニ、ロゼ、ナヨンに学ぶパーマスタイリング、トレンド感のあるヒッピーパーマのスタイリング5選などを併せて掲載しており、同誌がこのスタイルを継続的に取り上げてきたことがうかがえる。
今回名前が挙がった顔ぶれのうち、ILLITのウォニは8月27日午後、京畿道高陽市一山のKINTEX(キンテックス)で開かれた「2026 KWDA(K-WORLD DREAM AWARDS)」のブルーカーペット行事に登場し、会場のフォトウォール前で報道陣のカメラに向かってポーズを取っている。この様子は韓国メディアOSENのミン・ギョンフン記者が高陽から写真で伝えた。ブルーカーペット行事は授賞式本編に先立ってアーティストが会場に到着し、報道陣の前で撮影に応じる場で、韓国の授賞式ではこうした入場時の撮影エリアが定着している。
IVEのチャン・ウォニョンをめぐっては、このところ話題が続いていた。8月28日には、チャン・ウォニョンとアン・ユジンの二人組を指す愛称「アンニョンズ」があらためて注目を集めた。きっかけは、二人のシルエットを用いた展示「アンニョン・イン・ソウル」のティザーコンテンツが公開されたことで、コスモポリタン韓国版は同日、この展示の告知を起点に二人のスタイルの好みを四つの場面から比べる記事を掲載している。執筆はフリーランスエディターのイ・ヨンウ氏で、写真はいずれも本人たちのインスタグラムからのものだった。「アンニョンズ」という愛称は二人の名前を組み合わせたもので、二人の縁は2017年にさかのぼる長いものだ。
さらに8月30日には、歌手で俳優のBIBI(ビビ)が同日放送のJTBCのバラエティー番組「冷蔵庫をお願い since 2014」で、「チャン・ウォニョン」という名前が若者の間で「とても良いもの」を指す表現として使われていることをシェフたちに紹介した。この日放送されたのは同番組の86回で、ゲストとしてBIBIのほか、tripleS(トリプルエス)のキム・ナギョン姉妹、チョナンとパトリシアの兄妹が招かれていた。番組は出演者の冷蔵庫の中身を使ってシェフが料理を作る形式で、この件は韓国メディアのニューセンが同日伝えている。名前がそのまま新造語として使われるという現象自体が、チャン・ウォニョンの影響力の広がりを示す例といえる。
また9月2日には、チャン・ウォニョンの姉である俳優のチャン・ダアが、前日の9月1日に自身のSNSアカウントへ複数枚の写真を投稿し、広告撮影中の近況を伝えたことが報じられた。投稿に添えられていた文言は「Perfect Team Perfect Day」の一言で、写真ではチャン・ダアが薄紫色のカーディガンと白のミニスカートを身につけている。この件は韓国メディアのマイデイリーが9月2日午前5時27分、パク・ソヨン記者の署名記事として報じ、ネイトにも配信された。
日本の読者にとっては、韓国のファッション誌がアイドルやモデルのインスタグラム投稿を素材にヘアスタイルのトレンドをまとめる、という記事の形式そのものが一つの特徴として映るかもしれない。韓国では所属事務所が公開する公式コンテンツに加え、本人のSNSがスタイル情報の主要な発信源になっており、そこで見せた変身がそのままトレンド記事の材料になる。今回のように、細かいカールを入れるヒッピーパーマという一つの技法をめぐって、ロング、ミドル、ショートという長さの違い、ブラック、アッシュブラウン、レッドブラウンといったカラーの違いを横並びで示す構成は、読者が自分の髪の長さや好みに近い例を選びやすくするための工夫でもある。今季についていえば、頭頂部から細かく、下は軽く、という共通の考え方と、明るめ・赤みのあるヘアカラーへの回帰が、5人の実例に共通して読み取れるポイントだといえるだろう。






