BTSメンバー6人、北米ツアー終えて仁川空港からLAへ出発
写真: BTS — LG전자 This file comes from LG Electronics's official Flickr. / CC BY 2.0BTS(防弾少年団)のメンバー、ジョングク、ジン、RM、V、ジミン、J-HOPEの6人が9月8日午後、仁川広域市中区雲西洞の仁川国際空港第2旅客ターミナルを通じて、米ロサンゼルスに向けて出国した。「BTS WORLD TOUR『ARIRANG』IN NORTH AMERICA」のツアー日程を終えての移動で、韓国のニュースエンが同日午後9時25分、チ・スジン記者の署名で仁川空港(永宗島)発の写真ニュースとして伝えた。記事はJ-HOPEの空港での姿を「グラビアさながら」と紹介している。
今回の出国は、進行中のワールドツアー「ARIRANG(アリラン)」の一区切りにあたる場面である。仁川国際空港第2旅客ターミナルは、韓国を代表する国際線の玄関口であり、K-POPアーティストが海外公演に向かう際には多くの報道陣とファンが集まる場所として知られる。韓国では出国・入国の際に空港で撮影された写真が「空港ファッション」として一つのニュースジャンルを形成しており、今回の一連の写真もその流れの中で配信されたものだ。ニュースエンの記事は、メンバー6人が同じターミナルを通ってロサンゼルスへ向かったという事実を伝えるもので、写真を主体とした「フォトエン」枠の記事として掲載された。

BTSの北米ツアーをめぐっては、ここ数週間で数多くの報道が積み重なってきた。ロサンゼルスは今回の移動先であると同時に、すでにこのツアーで大きな話題を生んだ都市でもある。米ロサンゼルス市は、BTSのワールドツアー公演が行われる週の一週間を「BTSウィーク」として宣言し、あわせて市庁舎の外壁を新アルバム「ARIRANG」を象徴する赤い光で染めた。これは韓国MBCが9月3日午後8時46分に配信したニュースデスクのリポートで伝えられたもので、現地取材は同局ロサンゼルス特派員のシン・ジェウン記者が担当した。BTSがロサンゼルスで公演を行うのは4年9カ月ぶりのことだった。リポートによると、公演会場は7万席規模のスタジアムで、BTSがステージに姿を見せると場内には歓声が響き渡り、メンバーは「LAの皆さん、お元気ですか。こんにちは、私たちはBTSです」とあいさつしている。
ロサンゼルス公演には著名人も足を運んだ。サッカー選手のソン・フンミンさんがBTSの北米ツアー公演を客席で観覧し、ステージに向かって自らカメラを構える姿を見せたことが報じられている。連合ニュースTVが9月3日午後11時35分、スポーツ担当のウ・ジュンソン記者の署名で「今日の映像」枠のリポートとして伝えたもので、番組内では「スポーツワイド」のコーナーとして紹介された。映像はSNS「X」のアカウント「GLISTEN」が公開したものを画面出典として使っている。リポートは、韓国でしばしば語られる「ワールドクラスのラインナップ」という言い回しから話を起こし、BTS、ポン・ジュノ監督、ソン・フンミン選手の3者を並べて紹介した。
ツアーの規模は数字の面でも突出している。BTSが今年4月から続けているワールドツアー「ARIRANG」の累計売上高は、8月11日時点で4億3320万ドル(約5980億ウォン)に達し、グループ自身の最高記録を更新した。米音楽専門メディアのビルボードが現地時間8月27日に伝えた集計をもとに東亜日報が8月31日付で報じたもので、この期間に行われた公演は38回、チケット販売枚数は230万枚に上る。BTSのこれまでの最高記録は「LOVE YOURSELF(ラブ・ユアセルフ)」ツアーの2億1390万ドル(約2953億ウォン)だったため、今回のツアーはそれを大きく上回る結果となっている。
同じビルボードのボックススコア(興行収入集計)については、iMBC芸能も8月29日に伝えている。それによると、8月11日までの38公演による総額は4億3320万ドル、韓国ウォン換算で約5998億ウォンとされ、チケット販売枚数は230万枚。特に目を引くのが7月単月の数字で、BTSは7月に「BTS WORLD TOUR『ARIRANG』」で1億250万ドルの月間収益を記録した。ツアーが北米日程に入ってからも、この勢いが続いていることになる。
ツアーの合間には、メンバー個々の発信も相次いでいた。ジンは8月31日、自身のソーシャルメディアにワールドツアーのシカゴ公演を撮影したスケッチ写真を複数枚投稿した。韓国のマイデイリーが9月2日午前0時5分に報じたもので、公開された写真の中には皿いっぱいに料理を盛って食べる姿も収められていた。この食事の場面が注目を集めたのは、ジンにかねてから「イッジン(Eat+JIN)」というあだ名があるためだ。食べることが好きで、食べる様子を見せるコンテンツをたびたび披露してきたことから付いた呼び名で、ツアーという緊張感のある現場でも変わらず食事を楽しむ姿がファンの間で話題となった。
公式コンテンツの面でも動きがある。リーダーのRMは、公式YouTubeチャンネル「BANGTAN TV」で公開された「Run BTS! 2015 EP.5 - 秋夕(ハンガウィ)を迎えて:100秒運動会」で、ティッシュ1枚を宙に放って一回転する高難度ミッションを一発で成功させた。韓国のトップスターニュースが9月7日午後11時52分、チョ・ヤンギョン記者の署名で報じたもので、RMの素早い身のこなしが時間の大幅な短縮につながり、メンバー全員のミッション成功を後押ししたという。舞台となったのは青々とした芝生が敷かれたサッカー場で、韓国の民族的な大型連休である秋夕(チュソク)を迎えてメンバーたちがグラウンドに集まった内容だった。
韓国国内では、BTSのIP(知的財産)を活用した地域の催しも広がっている。釜山市水営(スヨン)区が広安里(クァンアリ)海水浴場で毎週開いている常設ドローンショーは、BTSやポケモン、スパイダーマンといった世界的なIPとの協業公演を相次いで実現し、大量の観客を集めている。中央日報が9月6日午前5時2分、キム・ミンジュ記者の署名で報じたもので、今年の「広安里Mドローンライトショー」は、ソニー・ピクチャーズコリアやポケモンコリアなどグローバルIPを保有・流通する企業と複数回にわたって協業公演を行った。代表的なものとして7月に開かれたポケモンとの公演が挙げられている。水営区はこうした協業をさらに広げ、ドローンショーの話題性を高めて観光客を呼び込む好循環につなげたい考えだ。
受賞の面でも、この夏のBTSは存在感を示した。8月27日午後に京畿道高陽市のKINTEXで開かれた「2026 K WORLD DREAM AWARDS(2026ケイ・ワールド・ドリーム・アワード)」で、BTSはベストアルバム賞とアーティスト賞に加え、この日の最高賞にあたるアーティスト・オブ・ザ・イヤーを受賞し、年間の顔となった。同じ授賞式では、ボーイズグループのATEEZ(エイティーズ)がKワールドドリーム・ベストステージ賞、グループ人気賞、アーティスト賞、ベストアーティスト賞の4部門を受賞している。
こうした一連の流れを踏まえると、9月8日の仁川空港からロサンゼルスへの出発は、単なる移動の一コマにとどまらない意味を持つ。市を挙げて「BTSウィーク」を宣言した都市へ、北米ツアーの日程を終えたメンバー6人が再び向かうという構図になるからだ。日本の読者にとっては、韓国メディアが空港での出国風景を独立した写真ニュースとして継続的に配信している点も、K-POP報道の特徴として押さえておきたいところだろう。今回のニュースエンの記事も、J-HOPEの姿を切り取った一枚を軸に、メンバー6人の出国という事実を簡潔に伝えるものとなっている。









