ソン・イェジン流の豆腐いなり寿司、減量の効果を左右する油揚げと調味液
写真: ソン・イェジン — Outhere505 / CC BY-SA 4.0俳優のソン・イェジンが体重管理のため、いなり寿司の中身をご飯から水気を切った豆腐とゴボウに替えていると明かし、韓国では「豆腐いなり寿司」がダイエット向けの料理として再び注目を集めている。韓国紙の世界日報は9月20日、生活面の企画「日常トークトーク プラス」でこの料理を取り上げた。記事によると、ご飯を豆腐にするだけでは思ったほどの減量効果を得られない場合があるという。原因は、中身を包む市販の油揚げと、セットに付いてくる調味液だ。記事はその理由と、効果を高める調理の工夫を数字を使って説明している。
最初に、ご飯と豆腐の差を数字で確認しておきたい。韓国の食品医薬品安全処の資料によると、白いご飯100グラムはエネルギーが146キロカロリーで、炭水化物が31.7グラム、たんぱく質が2.6グラムだ。豆腐は100グラムあたり97キロカロリーで、ご飯より49キロカロリー低い。炭水化物は3.75グラムで、ご飯のおよそ8分の1にとどまる。たんぱく質は9.62グラムで、ご飯の3倍を超える。中身を入れ替えるだけで、カロリーと糖質が大きく減り、たんぱく質は増える計算になる。

記事は、この組み合わせが体に及ぼす影響にも触れている。吸収される炭水化物を減らし、たんぱく質の割合を高めると、血糖値が急に上がるのを防げる。さらに、食べた物が胃腸から送り出される速度が遅くなるため、空腹を感じにくい状態が長く続くという。ソン・イェジンの方法は、糖質を減らしてたんぱく質を補うという点で、理にかなった置き換えだといえる。
しかし、世界日報が注意を促すのは包む側の油揚げだ。油揚げは、薄く切った豆腐を植物油で揚げた加工食品である。油を吸っているため、100グラムあたりの脂質は普通の豆腐の3〜4倍になる。中身を豆腐にして炭水化物を抑えても、油揚げを5〜6個以上食べれば、脂質の摂取量はすぐに増えてしまう。「中身が豆腐だから」と安心して数を重ねると、減らしたはずのカロリーが別の形で戻ってくることになる。
もう一つの落とし穴が、市販のいなり寿司セットに入っている調味液だ。甘酸っぱいうま味を出すため、果糖ぶどう糖液糖、精製糖、醸造しょうゆ、精製塩が多く使われている。記事によると、市販の味付け油揚げ1人分(約150グラム前後)に、1日に推奨される糖類の30%、ナトリウムの40%以上が含まれる例もある。ご飯を豆腐に替えて糖質を減らしても、油揚げの皮とたれから脂質と精製糖をそのまま取り込んでいる状態になるわけだ。
では、どうすればよいのか。記事が勧めるのは、調理の段階から手を加えることだ。市販の油揚げは沸騰したお湯でさっとゆでて油分を減らし、染み込んだ調味液もできるだけ絞り出す。食感と栄養は、ゴボウ、ニンジン、シイタケで補える。ゴボウは100グラムあたり4グラム以上の食物繊維を含み、満腹感を保つのに役立つ。ただ、市販のゴボウの煮物は糖類が多いことがあるため、えごま油と減塩しょうゆで自分で炒めるほうがよいという。ソン・イェジンが挙げたゴボウは、こうした点でも理にかなった具材だ。
いなり寿司は日本でもなじみのある料理で、韓国ではユブチョバプと呼ばれる。今回の記事を読むと、ご飯を減らすことだけに目を向けず、皮、たれ、具材までを含めた一皿全体で考えることが大切だとわかる。有名人の食事法をまねるときも、見えにくい部分まで気を配ることで、本来の効果に近づけるということだろう。
このように食生活にも関心が集まるソン・イェジンは、いま新作が大きな話題になっている。9月18日にNetflixで配信が始まったシリーズ『スキャンダル』(原題:스캔들)に、チ・チャンウク、ナナと出演している。全8話で、演出は映画『ハッピーエンド』『銀嬌』のチョン・ジウ監督。朝鮮時代を舞台に、ひとつの「愛の賭け」から始まる三人の欲望を描く。ソン・イェジンが演じる「チョ氏夫人」は、優れた才能を持ちながら、女性だという理由だけで夢を諦めて生きてきた人物だ。彼女は、いとこで朝鮮一の色事師として知られる「チョウォン」(チ・チャンウク)に危険な提案を持ちかける。そこに、婚礼の前に夫を亡くした左議政家の嫁「ヒヨン」(ナナ)が関わってくる。
作品の反応は早かった。配信からわずか1日で韓国のNetflixで1位になり、FlixPatrolの集計による9月19日付のNetflix TVショー部門グローバルランキングでは10位に入った。この日は26の国と地域でトップ10入りしている。
配信前から話題は続いていた。9月9日にはソウル・鍾路区のJWマリオット東大門スクエアソウルで制作発表会が開かれ、チョン・ジウ監督と主演の3人が登壇した。質疑応答の途中、隣に座るナナがソン・イェジンのスカートの乱れを何も言わずに直す場面があり、その映像がオンラインコミュニティーやSNSで広まった。9月16日には、Netflixが公式SNSで出演者の画報を公開した。ソン・イェジンは裾の長さが左右で異なる白いワンピースを着て扇子を手にしており、投稿には「こんなに美しいスキャンダルなら歓迎です」という言葉が添えられた。
バラエティーでもソン・イェジンの姿が見られた。9月18日午後11時10分に放送されたSBS『何でもしてくれるジニ-秘書陣』(原題:무엇이든 해줄지니-비서진)では、イ・ソジンとキム・グァンギュが「マイ・スター」のチ・チャンウクの一日秘書として制作発表会を訪ねた。会場でソン・イェジンに会ったイ・ソジンは「はちみつ一つあげようか?はちみつ?きれいだから」と声をかけた。ソン・イェジンが笑って断ると、イ・ソジンは「きれいだから」と付け加えた。
夫のヒョンビンも、同じ時期にDisney+の『メイド・イン・コリア』シーズン2で権力を追い求める野心家を演じている。韓国のYTNは9月19日、週末に見たいOTT作品としてこの2作を選び、夫婦の「対決」として紹介した。背景には、日本のお盆や正月にあたる韓国の大型連休、秋夕(チュソク)が近づいていることがある。家で過ごす人が増えるこの時期に、夫婦の主演作が並んだ形だ。グッドデータコーポレーションが9月15日に発表した9月第2週のドラマ出演者の話題性ランキング「FUNdex」でも、ソン・イェジンはヒョンビンらとともに上位10人に入っている。
新作の順位が連日伝えられる一方で、体重管理の方法まで話題になるのは、ソン・イェジンへの関心の高さを示している。『スキャンダル』は配信が始まったばかりで、秋夕の連休中にどこまで順位を伸ばすのかが注目される。






