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THE BOYZエリック、22日のキウム戦で3度目の始球式へ

THE BOYZ写真: THE BOYZ — 뉴스인스타 / CC BY 3.0
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ボーイズグループTHE BOYZ(ザ・ボーイズ)のエリックが、9月22日に行われるプロ野球キウム・ヒーローズの本拠地開催試合で始球式のマウンドに立つ。キウム・ヒーローズが発表したもので、試合は同日午後6時30分、ソウル・高尺(コチョク)スカイドームでのドゥサン・ベアーズ戦。エリックにとっては2023年、2025年に続く3度目の登板となる。

球団側の発表によると、エリックは音楽活動にとどまらず、テレビ番組やラジオなど多方面で活躍し、万能エンターテイナーとしての地位を固めつつある人物として紹介されている。とりわけ2025年1月からはMBCのラジオ番組『アイドルラジオ』でDJを担当しており、落ち着いた進行ぶりと機転の利いた語り口を見せているという。アイドルグループのメンバーがラジオの生放送でDJを務めるのは、韓国の芸能界では珍しいことではないが、レギュラーとして長期にわたり番組を任されるのは、トークの力量と安定感が評価されている証しでもある。エリックの場合、その実績が球団からの起用理由としてはっきり挙げられている点が目を引く。

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写真: THE BOYZ — 뉴스인스타 / CC BY 3.0

エリック本人は今回の起用について、「幼い頃から今までずっと応援してきたヒーローズの試合で、再び始球式を任せていただけることを心から感謝しているし、光栄です」とコメントした。さらに「選手たちに明るく力強い気を、たくさんお伝えしたい。今回も必ず勝利の気を吹き込む『勝利の妖精』になれるよう、全力で投げます。キウム・ヒーローズ、ファイティン」と意気込みを語っている。「勝利の妖精」という表現は、韓国で芸能人の始球式やスポーツ応援の場面でしばしば使われる言い回しで、その人物が登場した試合でチームが勝つ、という縁起をかつぐニュアンスを含んでいる。エリックがあえてこの言葉を使ったところに、単なるゲストではなく一人のファンとしてチームの勝利を願う気持ちがにじむ。

エリックとヒーローズの縁は、始球式の場だけにとどまらない。球団の紹介によれば、エリックは自身のファンサイン会にヒーローズのユニフォームを着て出席するほど、普段から人並み外れたファン心を見せてきたという。アイドルにとってファンサイン会は、ファンと直接向き合う重要な場だ。そこに応援チームのユニフォーム姿で現れるというのは、好きだと公言するだけでなく、自分の活動の場にまでその思い入れを持ち込んでいるということになる。2023年、2025年と登板を重ね、そして2026年の今回で3度目という起用の積み重ね自体が、球団側もその気持ちを受け止めてきた結果と言える。

今回の相手はドゥサン・ベアーズ。会場となる高尺スカイドームは、韓国で唯一の本格的な屋根付き球場として知られ、キウム・ヒーローズが本拠地としている。屋内球場であるため天候に左右されず、音響や照明を生かした演出がしやすく、始球式などのイベントとの相性がよい会場でもある。ソウル市内からのアクセスもよく、日本からの野球ファンや韓国アイドルのファンが観戦に訪れる例も少なくない。平日の午後6時30分開始という時間設定は、韓国プロ野球(KBOリーグ)のナイトゲームとしては標準的なものだ。

韓国のプロ野球では、始球式に俳優やアイドル、スポーツ選手、話題の人物などを招く文化が定着しており、球場に足を運ぶきっかけとしても、ファンの間で話題を呼ぶ企画としても重視されている。とりわけ人気グループのメンバーが登板する日は、そのグループのファンが球場に集まり、普段とは違った客層でスタンドがにぎわうこともある。球団にとっては新たな観客層と接点を持つ機会であり、アーティスト側にとっても音楽番組やコンサートとは違う場で素顔を見せられる舞台となる。エリックのように、もともと熱心なファンである人物が投げる場合は、その双方の思惑が自然な形で重なることになる。

THE BOYZは複数のメンバーで構成されるボーイズグループで、エリックはそのメンバーの一人。グループとしての活動と並行して、メンバーそれぞれが個人での露出を広げている。同じくメンバーのジェイコブ(本名ペ・ジュニョン、28歳)は、9月17日に自身のインスタグラムで、インドネシアの雑誌『Harper's BAZAAR Indonesia(ハーパーズ バザー インドネシア)』の撮影現場の写真を公開した。投稿には「A little behind the scenes with Harper's BAZAAR Indonesia coming soon. Stay tuned.」というメッセージが添えられ、誌面の公開に先立って撮影の裏側の一部をファンに見せる形となった。海外ファッション誌の起用と、国内プロ野球球団からの始球式オファーという、方向性の異なる二つの動きが同じ時期に重なったことになる。

エリックについては、今回の球団発表で語られている通り、音楽活動を軸としながら放送やラジオへと活動範囲を広げてきた経緯がある。『アイドルラジオ』のDJという定位置を得たことで、グループの楽曲を通してだけでは伝わりにくい人柄や話術が、毎週リスナーに届けられるようになった。そうした積み重ねが、球団が彼を「万能エンターテイナー」として紹介する根拠にもなっている。始球式という短い時間の登場であっても、そこに至るまでにどれだけの活動があったかを知れば、一投の意味合いも変わってくるはずだ。

日本の読者にとって、韓国プロ野球の試合そのものに触れる機会は多くないかもしれない。ただ、好きなアーティストが応援するチーム、その本拠地、そしてマウンドに立つ姿という形で入り口ができることはある。エリックにとっては、幼い頃から応援してきたチームのマウンドに三度立つという、ファンとしても特別な一日になる。22日の高尺スカイドーム、ドゥサン・ベアーズ戦。本人が宣言した通り「勝利の妖精」になれるかどうかは、その日の試合結果が答えを出すことになる。

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